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試験前日&当日

【朝&お昼休み更新】環境情報学部の小論文についてポイント集

今日は、火災報知器がなりませんように。

総合政策学部の手応えを思い出しながら落ち込んでいる人たちへ

小論文の良し悪しは自分ではわかりません。
プロの教授たちでも、院生や准教授に自分の論文を読んでもらって、論文のチェックをかけてから投稿することが多いです。ましてや受験生自身が自分の書いた文章を記憶に頼って再現しただけでは合否なんてわかりません。
(という話を、去年K大の准教授の先生と話をしていました。)
まわりの噂に流されずに、今日の小論文も落ちついて問題を解きましょう!

自分らしく、あなたらしく、でも設問に合わせて!

SFC小論文は、問題発見・解決に対する適性を確認するための試験です。

去年の小論文は、「こんなタイプの問題ははじめて」と思った人が多かったみたいです。それも正しいと思います。ただ、よく見れば環境2014に類似した問題でした。できる方は、あの中でも「問題発見」をしなければいけない部分、問題解決にかかわる部分をきちんと分けて問題が解けたようです。

大切なことは、問題発見・解決を表面的にとらえるのではなく、適性のレベルまで意識してとらえることです。そのために大事なのが次の項目です。

設問をしっかり読むべし

「設問をしっかり読んで、質問で尋ねられることに過不足なく答える」。たったこれだけのことなのにできていない受験生が山ほどいます。だから、あなたは、まず、この領域に達しましょう。丁寧に「設問で尋ねられていること」を明確にして、文章を組み立てて行きましょう。(いろは塾・ファイナルにきてくれたみんなは、タコの文章を思い出すんです。あのわかりづらさ。)たったそれだけで上位半分にはまず間違いなく到達できます。知識ではなく、丁寧さでここまで上がることができるのです。

環境情報の出題テーマは理系っぽい出題!

これは村井先生が明言してます。テーマは、サイエンス・デザイン・テクノロジーだから、どちらかといえば、解決策(ツール)よりの出題が心持ち多いのです。確実ではないけれどもね。単にツールを応用することが問われるのではなく、「ツールが悪い状態を良い状態にかえること」を意識して書く(価値観の設定をさせる問題)ことが問われているのではないか、と疑ってください。

授業の設計だってそうだよね。「身につけていない状態から身につける状態に変えるのが授業。」それを書くのがSFC小論文。出題に合わせてね。

SFCの理念は大事。

ただし、理念に沿ってそのまま書いちゃダメ。SFCは設問を通じて、受験生に「擬似的に問題発見・解決のプロセスのうちの一部のプロセスを実行させ、その結果を小論文の形にのこさせ、それを見ながら採点していく」と推測しています。

だから、問題発見・解決に対する「適性」を出題形式に合わせて示すことが最も重要です。

知識、アイデアはそんなに問われない。

設問を読んで、それに合わせた内容を書けばいいだけ。頭のなかにある知識やアイデアの正誤を問う試験ではなく、いまの頭の中を使って「問題発見・解決に対する適性」を示す試験!

新しいアイディアじゃないからって落ち込まないで、設問に答えてるかを確認!いろは塾の講義ではよくいうのですが、2時間の時間で思いつくアイディアが、ものすごいブレイクスルーを起こすアイディアであることは滅多にないです。(もし、そうであれば、SFCでは各講義で全員がものすごいブレイクスルーを起こしていることになる。無理でしょ?w)そうではなく、90分の講義の中で、自分がグルワをしたときに、単なる平凡な意見ではなく、まわりの意見を引き出せるぐらいのちょっとしたアイディアを満たしていれば十分です。そのためには、

・設問にきっちりと答えていること
・(設問に応じるレベルで)具体的であること
・ナラティブ(物語的)であること

の3点が重要です。設問に合わせて、自分の得意なことを思い出しましょう。去年のいろは塾ファイナルのときにお手伝いにきてくれたかぼちゃさんは、その考え方を「自分ごととしてとらえる」といっていましたね。設問の中の状況を「自分ごと」として捉えて設問を解きましょう。

再度、強調

SFCは問題発見解決がスローガン。問題「発見」という部分が大切で、何が問題なのかを特定できたら、たいていの問題の解決は近いのです。ちなみに、そもそも「問題」ってなんだろう?なんて問いに答えられる?
國領先生のこのTweetはとにかく重要。グローバルだったり、文理融合学部だったりするわけじゃなく、問題発見・解決を対象とするから、グローバルや文理融合になるわけじゃありません!

こういうことを念頭に置きながら、きっちりと『設問』に答えてね!

最後に

せっかくの平成最後のSFC入試、問題を見ながら、楽しく解いて来てくださいね!

【お昼休み更新】総合政策学部の小論文についてポイント集

はじめましての方は、はじめまして。そうでない方も、よろしくお願いします。お昼休みの直前更新です。

SFC小論文は「問題発見・解決」に対する適性試験

SFC小論文は「問題発見・解決」に対する適性試験だとこのブログでは考えています。

SFC小論文とは
1:「SFCで学ぶために必要な適性」の有無を確認する試験
2:特に問題発見・解決力に対する適性出題文に即して示すことが最重要
3:よって問題発見・解決を中心に適性を身につけ出題に即してそれを示す練習が不可欠

SFCの「問題発見・解決」は「普通」の意味の問題発見・解決ではありません。よく話題にされる問題発見・問題解決では、

介護問題を考えよう。その「原因」はなに?その「原因」のさらに「原因」は?と考え続けて、これが「真の原因」だ、というのを見つけるのが問題発見で、その「真の原因」に対策するのが問題解決です。

みたいな感じですよね。

でも、SFCの「問題発見・解決」はそこからスタートしません。2007年総合政策学部の資料文の中身がそれをよく表しています。

「城壁」は、城の中に住んでいる人たちにとっては、外敵から身を守る「解決策」
城の外から攻める人たちにとっては、自分たちの攻撃を阻む「問題」

と。つまり、SFCの「問題発見・解決」とは、対象が「問題」なのか「解決策」なのか、といった「価値観」や「枠組み」を決めるところからはじまり、その「価値観」や「枠組み」を定めることを「問題発見」と読んでいます。その後、「発見した問題」に対して「問題解決」を行うのです(この時に「真因」を考えるのは、もちろん「あり」です。)

これを元総合政策学部の学部長の國領先生は
SFCは問題発見解決がスローガン。問題「発見」という部分が大切で、何が問題なのかを特定できたら、たいていの問題の解決は近いのです。ちなみに、そも「問題」ってなんだろう?なんて問いに答えられる?
國領先生のTwitterより引用
と表現しています。

総合政策学部の小論文で問われること

総合政策学部(本当は、環境情報学部も、ですが)では、「資料文から「価値観」や「枠組み」を読み取る問題」や「読み取った「価値観」や「枠組み」、あるいは、自分で設定した「価値観」や「枠組み」に基づいた「解決策」を設定する問題」がよく出題されます。

単に「問題発見・解決」「IoT」「学際性」「国際性」を書けばいいのではなく、資料文や設問文においてSFCに対する適性を提示あるいは暗示し、そういった設問を解きすすむことによって、自らの適性を文章の中に示して行く試験だと考えています。

2018年総合政策学部

数的判断力や自主的な思考力を中心に問われる問題。まずはルールに基づき計算し、その計算結果を資料文などを見ながら解釈しつつ、最終的に党首選における選び方の望ましさルールを考える問題。最後の問題は、状況を理解した上で、それにあてはまる例を書く思考力も要求される。

2017年総合政策学部

年収と糖尿病死亡率の関係という原因を分析させる問題。問題の構造化を行う問題です。資料文から因果関係と相関関係についての性質を読み取り、また年収と糖尿病死亡率を分析するポイントも資料文から掴み分析する試験でした。読んだ資料を単にまとめるだけだと社会疫学的視点を忘れたり、因果と相関の関係を図に描ききれない人が多そうでした。

2016年総合政策学部

格差問題をどのように設定するかに関わる問題発見に関する問題です。(実際に研究を実行させる、という意味では問題解決に関わる実行力も問われています。)格差問題について3つの視点で書かれた文章が各視点ごとに6つ提示されていました。そして、各視点ごとに、資料がペアになっており、その両者の比較をする問題(問1と問2)です。必ず片方が古い研究で、片方が新しい研究になっていました。そして、問3では未来がどうなるかを予測する問題です。問1と問2では3パターンの研究の進め方を確認できるので、問3ではそれらを参考にしながら、未来を予測し、研究の方向性を決めればよい、という問題でした。

2015年総合政策学部

現状を計測する指数を設定する、という意味では問題設定・発見に関する問題ですが、この指標が問題解決後の状況をも有効に計測できるか、という意味やデータを集める意味では問題解決や実行力も問われています。
(1)生活習慣病の予防や健康管理による医療費の適正化
(2)保育所の待機児童解消や男性の育児参加促進による子育て支援
(3)選挙区の区割り改定による一票の格差是正
(4)外国人観光客の誘致による雇用促進
指標の問題は、「測りたい価値の明確化」「価値を表す指数の決定」「指数の計測方法の設定」「指数の再解釈」という4つのプロセスが重要になります。こうしたプロセスを通じて、データ分析を行わせる出題でした。

2014年総合政策学部

では「新しい教科書」というテーマで、まず世界史の教科書の例があげられます。これは「中国と西洋の立場に対する考え方を変えると教科書の中身が変わる」=「各教科をみるための価値観が変われば、教科書の中身もかわる」ということを示す準備問題(=価値観の設定を読み取る)が出され、その後「親しみにくい」教科書を親しみやすくする、問題解決が求められます。当然のごとく、SFCの小論文ですから、「親しみにくい」をさだめる「価値観」を自分で定めて、それに対応した「親しみやすさ」という「価値観」を自分で定め、その後「教科書の中身を変える」という問題解決を行います。

2013年総合政策学部

では、A〜D組という異なる価値観を持つチームがそれぞれ日本の針路に対する意見を持っています。そして、受験生はD組という「価値観」を持つ立場になり、他のチームに反論します。この時、自分の組や他の組の「価値観」を読み取り、相手の「解決策=針路」を論破していくわけです。この問題では「相手の価値観」にも反論できますし、「解決策」にも反論できます。相手の「問題発見・解決」を読み取りながら、弱点を探して行くのが特徴です。(資料文には、露骨に価値観が定められています。)

2012年総合政策学部

では、グローバリゼーションが政治経済に与える影響を通じて、問題発見と問題解決をよみとらせます。グローバリゼーションが何らか「よいもの」をもたらさない限り、グローバリゼーションは進むことはありません。だからグローバリゼーションが「どんなよいもの」をもたらすものとして過去進んできたのかを論じて(もちろん、悪影響もありますが、通常、悪影響がよい影響をしたまわるから、グローバリゼーションは進むのです)、グローバルゼーションの与える変化を説明するための主要な要素を資料文から読み取って(共通する論点や相違する論点、自分が重要だと思う論点など)、そしてグローバリゼーションのあたえる変化がどうなるか、を一般的に表現するのです。そして、問2では、その読み取った論点を用いて、次世代のグローバリゼーション、つまり、次に起こる「よい変化」と起こりうる「悪い変化」を設定していくのです。

2011年総合政策学部

は、さらに露骨です。「よい日本」という「価値観」を設定させたあと、それに対する「解決策」を定めさせます。そこから一歩進んで、「そういった問題発見・解決のアプローチを自分なりに定式化してね」という設問が出題されます。そもそも設問文に
「ある枠組み(価値基準・規範)の中で考えたサブシステムにおける定量/定性的な最適解は、別の枠組みで考えると最適にはならないことを認識し、枠組みの設定こそが重要であり、そのために絶えず物事に対しズームをきかせながらとらえ俯瞰するといった、全体のパースペクティブを意識的に持たねばならない」と指摘します。これこそが、総合政策学のアプローチの主要な部分といえます。
慶應義塾大学総合政策学部2011小論文過去問より抜粋
と書かれています。

 過去7年間の総合政策学部の過去問を概観しましたが、いずれもSFCの問題発見・解決について出題がなされ、「資料からそれらを読み取ったり」、「自分で価値観を設定して、問題解決をさせたり」します。これがSFC小論文が求めていることなのです。

SFCの小論文は実は「同じ問題」が繰り返されている

SFCの小論文は「問題発見・解決」に関する適性を確認するための設問がひたすら繰り返されているだけなのです。

これを解くためのステップは実はかんたんです。

1:設問や資料文の中から「問題発見・解決」に関係する部分を読み取る
2:設問で要求されている通りに、問題発見・解決の考え方に基づいて分析を実施して書く

難しい知識などはいりません。もちろん、資料を読む時に、そういった知識があれば、ちょっとだけ便利ですが、決してそれは不可欠ではありません。
「○○問題」が出たとしても、その「背景知識」が問われることは稀です。むしろ「○○問題」の背景にある「価値観」を読み取ったり、自分で設定することの方がはるかに重要となるのです。

最後に:合格体験記から

昼休みに読める量にコンパクトにまとめてみました。さらに、このブログに賭けてみよう、と思った方は、
 1ページで把握する「総合政策的アプローチ」
 3ページで理解する総合政策的アプローチ
を読んで、SFCの問題発見・解決に関する理解を深めてみて下さい。ちなみに、過去の合格体験記ではこうしたコメントをいただいています。
5:「しょうろん」で絶対に読んでほしいページ
縦の糸、横の糸(ここが自分にとって合否の分かれ道だったと思います)
「Mira様」の合格体験記
5:「しょうろん」で絶対に読んでほしいページ
1頁で把握する SFC合格のみであれば個人的には
これだけで必要十分だと思います。
「HP様」の合格体験記
5:「しょうろん」で絶対に読んでほしいページ
3ページで理解する総合政策的アプローチ
SFCの小論を書くにあたって重要であることの全てがここに凝縮されていると思います。必ず読みましょう。ここを読むだけで合格する人もいるかもしれません。
「ずふぉ様」の合格体験記
5:「しょうろん」で絶対に読んでほしいページ
3ページで理解する総合政策的アプローチ
これ読めばセンスある人は受かっちゃう気がする笑
ほんとおすすめです。
総合政策2010年の資料に書いてある事を小論文対策用に焼き直したような内容なので、信用性はあると思います。
「サクサク様」の合格体験記
みたいな感じですね。ぜひぜひ参考にしてみてくださいね。

出題に関する基本的考え方

センター後から追いつくSFC小論文講座(1日目)小論文とSFC小論文を理解しよう
センター後から追いつくSFC小論文講座(2日目)設問に合わせて答えることがSFC小論文の命です
センター後から追いつくSFC小論文講座(最終日)小論文を通じて、適性を示すことが最重要です

それでは、試験前の最後の昼休み、よろしければしょうろんと一緒にお過ごしいただければうれしく思います。試験がんばってくださいね☆

【2019年度:直前更新4】明日はいよいよSFC入試ですね!

もう明日になってしまいました。毎年、直前更新を指折り数えて楽しんでたのですが、今年はリライトの山の合間の更新でした。ふときづけばいつの間にかここにいた、って感じです。

1:「厳密な意味での設問文」をとらえよう

 今日のいろは塾・ファイナルでも「設問文を読むこと」をひたすら強調しました。春からいらっしゃる方はもちろん、冬期講習や直前講習から参加して、一緒に添削をしてきた方も、その難しさは実感いただいているはずです。

 けれども、丁寧に「厳密な意味での設問文」を把握して、その設問文に合わせて資料文を読めば、かなりのレベルで「何を書くべきか」がわかります。

試験会場では、必ず「初見」の小論文に出会います。絶対に、です。もちろん、タイプ分けをすれば「○○年度の問題に似ている」と分析することはできます。そうすることで、「ある年の問題の類題だ」あるいは「初見だ」と分類することもできます。けれども、そのタイプ分けが必ずしも正しいわけではないし、それは安心の材料にしかなりません。

でも、設問文は毎年SFCの先生が作ってくれる受験生へのメッセージです。タイプ分けをして「こんな問題は見たことがない」と焦るよりも、丁寧にSFCの先生からのメッセージを読み解きましょう。「初見」の問題であっても必ず、設問文の中にヒントが隠れていて、それがあなたの味方になります。忘れないでください。「初見」だろうが「類題」だろうが、設問文はあなたの味方です。

2:眠れなくても体は横にしておこう

 試験前日は、色んな方が眠れないようで、毎年TLやDMでゆったりといつものようにリプライを送り合います。でも、12時ぐらいには、おやすみしようね、ともいつもお伝えしています。「眠れない」のは緊張しているから当たり前なんです。けれども、体は今日も十数時間動いて疲れています。だから、布団の上で体をおやすみさせてあげましょう。もちろん、明日の試験について、怖い想像をしてしまうかもしれないし、やり残したことで不安になるかもしれない。でも「明日」こそ、たくさんの仕事をする必要があります。

そのための体力を蓄えましょう。そのために体だけでもやすめてあげましょう。「おやすみ。ありがとう。」と体にもいってあげましょう。そのために、夜12時過ぎたら、電気を消して体を横にしてあげてくださいね。おやすみなさい。

3:最後に

毎年毎年、このメッセージを書くのに悩みます。
昨年は、こんなことを書いていました。
一昨年は、こんなことを書いていました。
どれだけきれいな言い訳をしても、結局、明日はみんなの孤独な勝負だもの。

 去年の春に説明会をやったのが、まるで昨日のことのように思えます。多浪生向け座談会もやりましたね。ほんとに、つい最近のことに思えます。
 春のうちは「あやしいな」と思いつつ(笑)、そのうちしっかりと信じてもらえるようになって、一緒に勉強して、今日ファイナルの日まで続けてきてくれた人たちもいます。先生の立場でいると「あの人たちが仲良くなってるな」「あの人たち実は合うのかも」とかいうのはけっこう見えたりしたものでした。
 そのうち、秋にも、冬にも、いろんな人に加わっていただき、いろは塾全体でガヤガヤという雰囲気になりました。名前を覚えきれなかった人、ツイッターアカウント名は覚えたけど、本名は覚えられなかった人、いろいろいました笑。いつも間違えて覚えてしまっている人がいて、今日のファイナルでも間違えました笑。変な名前の人もいました。誰だよ、江頭2:50ってw誰だよ、ブチギレってw誰だよ、ニュートリノってw。

***

そういえば、直前講習で、アウフヘーベンについての説明をしました。正ー反ー合。「正と反という2つのものをより高いところで統合する」という論じ方の話です。先ほどから、一昨年のメッセージと昨年のメッセージを往復しながら、いろいろ考えていました。だけど、なかなか「合」に行き着きません。私って無力ですね。

最近、いろは塾とは別のことで、ずっと「世界線」について考えていました。SFで使われる用語で「パラレルワールド」に近い意味ですね。

たぶん、世界は残酷で、無限に存在する世界線の中には一緒に勉強してきた人の一部がSFCで一緒に勉強できないような世界線も存在していて、そして、おそらくは、圧倒的にそういう世界線が実現する確率のほうが高いのです。そして、どれだけ強く願ったとしても、その1つの世界線が実現したら、別の世界線は全て消え失せてしまいます。しかも、どの世界線を実現するか、については、それに関わるプレイヤーに委ねられています。そして、世界線自体の運命は、プレイヤーではない私の手からはもう離れてしまいました。あとは皆さんに任せるしかありません。

***

できるだけ多くの人を、願わくば、全員をのせた世界線を実現してくれ。あとは任せた。

では、がんばってきてね。

【2019年度:直前更新3】プレ合格体験記を書こう!

焦ってませんか?だったら15分ぐらいかけてプレ合格体験記を書いてみましょう!

みなさん、気ばかり焦ってませんか?もし、焦って集中できないなら、15分ぐらい時間をかけて、「プレ合格体験記」を書いてみませんか。書いてみると、リラックスできる方も結構多いようですよ!

1:合格実績
①合格した学部(SFCだけでもいいし、併願校含めても可です。)
②予想点 学科 ○点 小論文 ○点
   ※英語なら、2−6配点か3−4配点かも教えてください。 
    数学や情報の方も手応えを教えて下さいね。
   小論文=埋めた字数(◯割)
       書いたテーマなども教えていただけると参考になります。
③あなたの合格を当ブログが参考になり合格した人としてカウントしてよいですか?
   Yes or No
④差し支えなければ、あなたのステータスを教えてください。
   現役、浪人、仮面浪人(n=何浪目?)

2:一番苦しかったあの時の自分に、合格した「いま」伝えたいこと

3:本番の試験で気をつけたこと  ①当日
  ②前日
  ③1月以降

4:来年受験する方へのアドバイス
  ①4月の受験生(自分)に伝えたいこと
  ②夏休み前の受験生(自分)に伝えたいこと
  ③9月の受験生(自分)に伝えたいこと
  ④直前期の受験生(自分)に伝えたいこと
  ⑤高2の自分に伝えたいこと

5:「しょうろん」で絶対に読んでほしいページ

6:オススメしたい本、オススメしたいSFC対策

7:SFC小論文の過去問は何年度分を何回解きましたか?

8:その他、ご意見・メッセージ その他、貴重なご意見をお待ちしています。

合格体験記を書くこと

いろは塾・ファイナルの時間が5時間あったら入れてみたいワークです。プレ合格体験記は、けっこうバカにして「こんなの意味ないよ」といって、やらない人が多いんですが、意外や意外。やってみると結構意味があったりするんですよね…。ぜひぜひ、気持ちが焦って何も手がつかない状態であれば、プレ合格体験記を書いてみてくださいね!

【2019年度:直前更新1】温故知新 〜合格体験記:前日編〜

前日の過ごし方!

寝る

・遠征して来て疲れてたので早く寝ました。下見はしました。[2017]
・早く寝る 早めの食事 リラックス 復習して自信をつける[2017]
・前日はとにかく早く寝て、次の日に備えました。[2016]
・早めの就寝[2016]
・ちょっと復習して、早寝する。[2016]
・寝る[2016]
・早く寝ましょう。使いませんでしたが、どうしても眠れない時のために睡眠導入剤用意しときました。[2016]
・食事も睡眠もいつも通りの時間で、とにかくリズムを崩さないようにしました。[2016]
・よく寝る[2016]
・寝ろ[2015]
・早めに寝ました。でもギリギリまで単語はやりました。[2015]
・昼間散歩して、はやくねる笑[2015]
・はよねる。[2015]
・他大学の試験と日程が続いてしまっていてその3日目だったので、とにかく疲労から回復しようと早めに寝ました。できる事ならこうなる前に他大学と日程が被らぬよう十分に注意して出願校を決める事をおすすめします。(明治大と被って総合政策に出願できなかったので…)[2015]
・眠れなくてもじっと目をつぶってたよ[2015]
・一杯食べてねる!寝れないときは走って風呂入って腹一杯食えば腹に血が回って眠くなります。後、栄養素は分解して脳に速効いくわけじゃないのも多いので前日の栄養補給は大切[2015]
・とにかく寝ること。生活リズム
・慶應経済から早稲田商まで5連チャンだったので、とにかくいっぱい寝てエネルギー補給してました。自分は「夜9時頃~運動と散歩1h、10時~風呂1.5h、12時就寝」って感じでした。試験で地歴科目がある時はまとめノートを見て、授業や解説を思い出しながら復習してました。[2014]
・早く寝ようと思って八時ごろ布団に入った。しかし緊張のためか結局三時まで起きていた。本当に寝られないものだと思ったほうがいい[2014]
・「寝れなくてもいいや、むしろ俺は少し寝不足ぐらいの方が実力が発揮できるのでは!?」ぐらいのつもりで11時ぐらいには布団に入りました。2日目はあまり寝られていませんでしたが、マインドコントロールに成功し、少し気が楽でした。(笑) [2014]

生活リズム

・ 一通り復習して、早めに寝る。(結局あまり寝れませんでしたが) [2016]
・ 朝起きて、ダラダラして勉強して、寝る。それだけです。笑[2015]
・適度に運動すること(夜寝付きがよくなります)[2014]
・体調とシミュレーション。一週間前から徐々に朝型に切り替えて頭が働くようにしました。前日のシミュレーションでは当日の動きをイメージしながら軽く過去問を解きました。いろはさんもシミュレーションのこと言ってたような気がします。[2014]
・いつも通り過ごしました。試験が連続していたのでリラックスすることを心がけました。好きなテレビを見たり、お風呂にゆっくり入ったり、、、前日は特に勉強はしませんでした。[2018]

食べる


・特別なことはしない 食べるものだけは気をつけて[2016]
・寝ることと、刺激物を食べないことです[2016]
・脂っこいものを避ける。お腹に優しい物を食べる。[2016]
・どうしても確認したいことがなければ夜ご飯食べてからは勉強しない。リラックスできることしてください。[2014]
・とにかくできるだけ寝る たくさん食べる[2014]

復習する


・英語の音読と小論分の見直し、友達の応援メッセージを見て、自分を奮い立たせてました [2017]
・英単語を一日かけて総復習しました[2017]
・過去に書いた小論で気を付けたいこと等を再確認[2016]
・気の済むまで確認とかすること。[2016]
・先輩たちがどう過ごしていたかを合格体験記で確認しました[2016]
・ 今まで書いた小論文を見直しつつ、数学の過去問を3年分くらいやってました。もうあんまやることもないなと思ってたので、家に帰った後はじっくり家族と食事をして、早めに寝ました。特に大したことはしてないです。[2016]
・合格体験記をひたすら読んで、これなら受かるんじゃねぇか?と自信にすること。夜に散歩して早く寝ること。[2016]
・考え方をまとめる[2016]
・過去問チラ見してすぐ寝る[2016]
・このブログに書いてある総合政策的アプローチを頭に叩き込む[2016]
・新聞とか経済誌をパラパラと読むのがいいかと[2015]
・1 問題を解く上で気をつけるべき基本的なポイント(時間配分 / キーワードチェック / 細部にこだわらず大まかな掴みの意識 など)をノートなどに書き出して本番直前に見れるようにしておく
2 英語小論文共に解く手順のシミュレーションをする[2015]
・今まで解いてきた過去問をざっと見直していました。[2015]
・過去問を一年分だけ解いて、総合政策的アプローチの最終チェックをしました。また、夜更かしをすると翌日頭が痛くなるので、22時ごろには寝ました。両学部受ける人で首都圏でも家が遠い人はホテルに泊まることをオススメします。[2014]
・焦らずに今の自分の能力を分析して、何が必要かを熟考して計画を立てて実行するべき、 ・英語 そろそろ過去問を意識して勉強してください(過去問をこの時点で解ききる必要はないかと思います)、語彙力を鍛えてください、集中力持続時間の上限を高められるよう頑張ってください ・小論 ブロマが![2014]

自分にやさしく


・心配しすぎない[2016]
・めっちゃリラックス[2015]
・イメージトレーニング(楽しむ、いつも通りやる)[2016]
・今更学科の勉強したり小論したりしても全く変わらないと思っていたので、自分の好きなことをやっていました。外で外食し、友達とたくさんお喋りし、宿泊先のホテルに帰ってきたら、音楽を聴きながら入浴剤を入れたお風呂に2時間くらい浸かってかなりリフレッシュしていました笑[2015]
・お風呂であったまって、ストレッチして早めにぐっすり寝ました。あと、お腹を壊す可能性があるので生ものは食べないようにしました。[2015]
・リラックスすることです。身体の力抜く為にダラダラ単語帳を読んでました[2015]
・緊張しないようにマイペースに過ごしました。[2014]

準備

・本番の確認。今まで頑張った証になるものを見て勇気を出す。 [2017]
・持ち物、行き方の最終チェック[2017]

切り替え

・ 前日はいろは塾ファイナルに参加しました。[2017]
・ネカフェに籠っていろはさんのブログを眺めてました(笑)集中しすぎて延長料金を取られ凹んだのを覚えています。前日に学科を伸ばすのは難しいと思うのでいろはさんのブログで小論文のイメトレをするのがいいかと思います。 [2017]
・小論文をやりすぎて、頭を疲れさせないこと。英語は簡単な問題でいい得点をとって、いいイメージで本番に臨むこと。実際のところは、苦手な総合政策の英語を解いてしまったせいか過去見たこともないような点を取り、本番でも同じような点数を取りましたが… [2017]
・法学部の世界史が難しすぎて、放心状態でホテルに戻る。
でも、どうせ皆できてないだろう!と思いこむことで気持ちを切り替えました。[2015]
・総合政策の前日は最後まで単語を詰め込んでいたのですが、緊張で大失敗してしまったので環境情報の前日は一切勉強せずご飯を食べて早く寝て電車でも単語帳は開かず音楽を聞いていました。早く寝ると本番の集中力も上がる気がします。ギリギリまで自分を追い詰めると余計それがプレッシャーになってしまったのかなとも思います。まぁこれは本番緊張してしまうタイプの方だけへのアドバイスとなってしまいますが…[2015]
・環境情報の前日は総合政策を受けていました。総合政策の採点をするとへこみそうだったのでそちらは放置して、環境情報の過去問といろはさんのブログを読んで普段通りを心がけて過ごしていました。夜はいつも通り布団に入りました。[2015]

普段通りな人たち、変な人たち

・食べ物には気をつかいましたー。あとは当日同様モチベーション上げですね。大好きなポケモンで一戦してテンションあげてました[2017]
・環境情報の前日はみなとみらいに遊びに行ってました。[2017]
・ランニング→夕食→お風呂浸かる→寝る[2016]
・僕はヘビーふわふわマスターなので、早めにフワフワに包まれて寝ました[2016]
・特になし[2016]
・ソワソワしてしまい何も出来る気がしなかったので本屋さんに行ってサイバーミステリの小説を買って読んでました。(情報の知識も多少得られるので) [2016]
・ニセコイを買い込んで読む。(ジンクスができつつある?)[2016]
・彼女とイチャイチャしておちつく。[2016]
・SFCのキャンパスに行ってアルパカと写真を撮って、やる気をあげた。[2015]
・特筆なし[2015]
・総合政策学部の試験が手ごたえがまったく残らなかったので、不安でした。不安やストレスを次の日に持ち越すのが嫌だったので、趣味であるバッティングセンターに行って気分を切り替えられるようにしました。[2014]
・知り合いと0時ぐらいまでご飯を食べてました(笑)過去問すら目を通していないです。完全に舐めてますね。[2014]



※ごめんなさい…疲れて、2018年度の分あまり入れてません…。

【お昼休み更新】環境情報学部の小論文についてポイント集

総合政策学部の手応えを思い出しながら落ち込んでいる人たちへ

小論文の良し悪しは自分ではわかりません。
プロの先生たちでも、他人に自分の論文を読んでもらってチェックをかけます。
ましてや受験生自身が自分の書いた文章を記憶に頼って再現しただけでは合否なんてわかりません。
(という話を、つい先日もK大の准教授の先生と話をしていました。)
まわりの噂に流されずに、今日の小論文も落ちついて問題を解きましょう!

自分らしく、あなたらしく、でも設問に合わせて!

SFC小論文は、問題発見・解決に対する適性を確認するための試験です。

昨日の小論文は、「こんなタイプの問題ははじめて」と思った人が多かったみたいです。それも正しいと思います。特に計算が苦手な人はあの問題はつらかったんだろう、と思います。ただ、一部の方は、あの中でも「問題発見」をしなければいけない部分、問題解決にかかわる部分をきちんと分けて問題が解けたようです。

大切なことは、問題発見・解決を表面的にとらえるのではなく、適性のレベルまで意識してとらえることです。そのために大事なのが次の項目です。

設問をしっかり読むべし

「設問をしっかり読んで、質問で尋ねられることに過不足なく答える」。たったこれだけのことなのにできていない受験生が山ほどいます。だから、あなたは、まず、この領域に達しましょう。丁寧に「設問で尋ねられていること」を明確にして、文章を組み立てて行きましょう。(いろは塾・ファイナルにきてくれたみんなは、タコの文章を思い出すんです。あのわかりづらさ。)たったそれだけで上位半分にはまず間違いなく到達できます。知識ではなく、丁寧さでここまで上がることができるのです。

環境情報の出題テーマは理系っぽい出題!

これは村井先生が明言してます。テーマは、サイエンス・デザイン・テクノロジーだから、どちらかといえば、解決策(ツール)よりの出題が心持ち多いのです。確実ではないけれどもね。単にツールを応用することが問われるのではなく、「ツールが悪い状態を良い状態にかえること」を意識して書く(価値観の設定をさせる問題)ことが問われているのではないか、と疑ってください。

授業の設計だってそうだよね。「身につけていない状態から身につける状態に変えるのが授業。」それを書くのがSFC小論文。出題に合わせてね。

SFCの理念は大事。

ただし、理念に沿ってそのまま書いちゃダメ。SFCは設問を通じて、受験生に「擬似的に問題発見・解決のプロセスのうちの一部のプロセスを実行させ、その結果を小論文の形にのこさせ、それを見ながら採点していく」と推測しています。

だから、問題発見・解決に対する「適性」を出題形式に合わせて示すことが最も重要です。

知識、アイデアはそんなに問われない。

設問を読んで、それに合わせた内容を書けばいいだけ。頭のなかにある知識やアイデアの正誤を問う試験ではなく、いまの頭の中を使って「問題発見・解決に対する適性」を示す試験!

新しいアイディアじゃないからって落ち込まないで、設問に答えてるかを確認!いろは塾の講義ではよくいうのですが、2時間の時間で思いつくアイディアが、ものすごいブレイクスルーを起こすアイディアであることは滅多にないです。(もし、そうであれば、SFCでは各講義で全員がものすごいブレイクスルーを起こしていることになる。無理でしょ?w)そうではなく、90分の講義の中で、自分がグルワをしたときに、単なる平凡な意見ではなく、まわりの意見を引き出せるぐらいのちょっとしたアイディアを満たしていれば十分です。そのためには、

・設問にきっちりと答えていること
・(設問に応じるレベルで)具体的であること
・ナラティブ(物語的)であること

の3点が重要です。設問に合わせて、自分の得意なことを思い出しましょう。いろは塾ファイナルのときにお手伝いにきてくれたかぼちゃさんは、その考え方を「自分ごととしてとらえる」といっていましたね。設問の中の状況を「自分ごと」として捉えて設問を解きましょう。

再度、強調

SFCは問題発見解決がスローガン。問題「発見」という部分が大切で、何が問題なのかを特定できたら、たいていの問題の解決は近いのです。ちなみに、そもそも「問題」ってなんだろう?なんて問いに答えられる?
國領先生のこのTweetはとにかく重要。グローバルだったり、文理融合学部だったりするわけじゃなく、問題発見・解決を対象とするから、グローバルや文理融合になるわけじゃありません!

こういうことを念頭に置きながら、きっちりと『設問』に答えてね!

追伸

○言葉しか残っていないけれどまだ言葉だけなら残ってはいる(加藤千恵)

環境情報学部の小論文、楽しんで来てね!

【怖い人は見ないで】2018年度総合政策学部小論文(雑感)

【お昼休み更新】総合政策学部の小論文についてポイント集

はじめましての方は、はじめまして。そうでない方も、よろしくお願いします。お昼休みの直前更新です。

SFC小論文は「問題発見・解決」に対する適性試験

SFC小論文は「問題発見・解決」に対する適性試験だとこのブログでは考えています。

SFC小論文とは
1:「SFCで学ぶために必要な適性」の有無を確認する試験
2:特に問題発見・解決力に対する適性出題文に即して示すことが最重要
3:よって問題発見・解決を中心に適性を身につけ出題に即してそれを示す練習が不可欠

SFCの「問題発見・解決」は「普通」の意味の問題発見・解決ではありません。よく話題にされる問題発見・問題解決では、

介護問題を考えよう。その「原因」はなに?その「原因」のさらに「原因」は?と考え続けて、これが「真の原因」だ、というのを見つけるのが問題発見で、その「真の原因」に対策するのが問題解決です。

みたいな感じですよね。

でも、SFCの「問題発見・解決」はそこからスタートしません。2007年総合政策学部の資料文の中身がそれをよく表しています。

「城壁」は、城の中に住んでいる人たちにとっては、外敵から身を守る「解決策」
城の外から攻める人たちにとっては、自分たちの攻撃を阻む「問題」

と。つまり、SFCの「問題発見・解決」とは、対象が「問題」なのか「解決策」なのか、といった「価値観」や「枠組み」を決めるところからはじまり、その「価値観」や「枠組み」を定めることを「問題発見」と読んでいます。その後、「発見した問題」に対して「問題解決」を行うのです(この時に「真因」を考えるのは、もちろん「あり」です。)

これを元総合政策学部の学部長の國領先生は
SFCは問題発見解決がスローガン。問題「発見」という部分が大切で、何が問題なのかを特定できたら、たいていの問題の解決は近いのです。ちなみに、そも「問題」ってなんだろう?なんて問いに答えられる?
國領先生のTwitterより引用
と表現しています。

総合政策学部の小論文で問われること

総合政策学部(本当は、環境情報学部も、ですが)では、「資料文から「価値観」や「枠組み」を読み取る問題」や「読み取った「価値観」や「枠組み」、あるいは、自分で設定した「価値観」や「枠組み」に基づいた「解決策」を設定する問題」がよく出題されます。

単に「問題発見・解決」「IoT」「学際性」「国際性」を書けばいいのではなく、資料文や設問文においてSFCに対する適性を提示あるいは暗示し、そういった設問を解きすすむことによって、自らの適性を文章の中に示して行く試験だと考えています。

2017年総合政策学部

年収と糖尿病死亡率の関係という原因を分析させる問題。問題の構造化を行う問題です。資料文から因果関係と相関関係についての性質を読み取り、また年収と糖尿病死亡率を分析するポイントも資料文から掴み分析する試験でした。読んだ資料を単にまとめるだけだと社会疫学的視点を忘れたり、因果と相関の関係を図に描ききれない人が多そうでした。

2016年総合政策学部

格差問題をどのように設定するかに関わる問題発見に関する問題です。(実際に研究を実行させる、という意味では問題解決に関わる実行力も問われています。)格差問題について3つの視点で書かれた文章が各視点ごとに6つ提示されていました。そして、各視点ごとに、資料がペアになっており、その両者の比較をする問題(問1と問2)です。必ず片方が古い研究で、片方が新しい研究になっていました。そして、問3では未来がどうなるかを予測する問題です。問1と問2では3パターンの研究の進め方を確認できるので、問3ではそれらを参考にしながら、未来を予測し、研究の方向性を決めればよい、という問題でした。

2015年総合政策学部

現状を計測する指数を設定する、という意味では問題設定・発見に関する問題ですが、この指標が問題解決後の状況をも有効に計測できるか、という意味やデータを集める意味では問題解決や実行力も問われています。
(1)生活習慣病の予防や健康管理による医療費の適正化
(2)保育所の待機児童解消や男性の育児参加促進による子育て支援
(3)選挙区の区割り改定による一票の格差是正
(4)外国人観光客の誘致による雇用促進
指標の問題は、「測りたい価値の明確化」「価値を表す指数の決定」「指数の計測方法の設定」「指数の再解釈」という4つのプロセスが重要になります。こうしたプロセスを通じて、データ分析を行わせる出題でした。

2014年総合政策学部

では「新しい教科書」というテーマで、まず世界史の教科書の例があげられます。これは「中国と西洋の立場に対する考え方を変えると教科書の中身が変わる」=「各教科をみるための価値観が変われば、教科書の中身もかわる」ということを示す準備問題(=価値観の設定を読み取る)が出され、その後「親しみにくい」教科書を親しみやすくする、問題解決が求められます。当然のごとく、SFCの小論文ですから、「親しみにくい」をさだめる「価値観」を自分で定めて、それに対応した「親しみやすさ」という「価値観」を自分で定め、その後「教科書の中身を変える」という問題解決を行います。

2013年総合政策学部

では、A〜D組という異なる価値観を持つチームがそれぞれ日本の針路に対する意見を持っています。そして、受験生はD組という「価値観」を持つ立場になり、他のチームに反論します。この時、自分の組や他の組の「価値観」を読み取り、相手の「解決策=針路」を論破していくわけです。この問題では「相手の価値観」にも反論できますし、「解決策」にも反論できます。相手の「問題発見・解決」を読み取りながら、弱点を探して行くのが特徴です。(資料文には、露骨に価値観が定められています。)

2012年総合政策学部

では、グローバリゼーションが政治経済に与える影響を通じて、問題発見と問題解決をよみとらせます。グローバリゼーションが何らか「よいもの」をもたらさない限り、グローバリゼーションは進むことはありません。だからグローバリゼーションが「どんなよいもの」をもたらすものとして過去進んできたのかを論じて(もちろん、悪影響もありますが、通常、悪影響がよい影響をしたまわるから、グローバリゼーションは進むのです)、グローバルゼーションの与える変化を説明するための主要な要素を資料文から読み取って(共通する論点や相違する論点、自分が重要だと思う論点など)、そしてグローバリゼーションのあたえる変化がどうなるか、を一般的に表現するのです。そして、問2では、その読み取った論点を用いて、次世代のグローバリゼーション、つまり、次に起こる「よい変化」と起こりうる「悪い変化」を設定していくのです。

2011年総合政策学部

は、さらに露骨です。「よい日本」という「価値観」を設定させたあと、それに対する「解決策」を定めさせます。そこから一歩進んで、「そういった問題発見・解決のアプローチを自分なりに定式化してね」という設問が出題されます。そもそも設問文に
「ある枠組み(価値基準・規範)の中で考えたサブシステムにおける定量/定性的な最適解は、別の枠組みで考えると最適にはならないことを認識し、枠組みの設定こそが重要であり、そのために絶えず物事に対しズームをきかせながらとらえ俯瞰するといった、全体のパースペクティブを意識的に持たねばならない」と指摘します。これこそが、総合政策学のアプローチの主要な部分といえます。
慶應義塾大学総合政策学部2011小論文過去問より抜粋
と書かれています。

 過去7年間の総合政策学部の過去問を概観しましたが、いずれもSFCの問題発見・解決について出題がなされ、「資料からそれらを読み取ったり」、「自分で価値観を設定して、問題解決をさせたり」します。これがSFC小論文が求めていることなのです。

SFCの小論文は実は「同じ問題」が繰り返されている

SFCの小論文は「問題発見・解決」に関する適性を確認するための設問がひたすら繰り返されているだけなのです。

これを解くためのステップは実はかんたんです。

1:設問や資料文の中から「問題発見・解決」に関係する部分を読み取る
2:設問で要求されている通りに、問題発見・解決の考え方に基づいて分析を実施して書く

難しい知識などはいりません。もちろん、資料を読む時に、そういった知識があれば、ちょっとだけ便利ですが、決してそれは不可欠ではありません。
「○○問題」が出たとしても、その「背景知識」が問われることは稀です。むしろ「○○問題」の背景にある「価値観」を読み取ったり、自分で設定することの方がはるかに重要となるのです。

最後に:合格体験記から

昼休みに読める量にコンパクトにまとめてみました。さらに、このブログに賭けてみよう、と思った方は、
 1ページで把握する「総合政策的アプローチ」
 3ページで理解する総合政策的アプローチ
を読んで、SFCの問題発見・解決に関する理解を深めてみて下さい。ちなみに、過去の合格体験記ではこうしたコメントをいただいています。
5:「しょうろん」で絶対に読んでほしいページ
縦の糸、横の糸(ここが自分にとって合否の分かれ道だったと思います)
「Mira様」の合格体験記
5:「しょうろん」で絶対に読んでほしいページ
1頁で把握する SFC合格のみであれば個人的には
これだけで必要十分だと思います。
「HP様」の合格体験記
5:「しょうろん」で絶対に読んでほしいページ
3ページで理解する総合政策的アプローチ
SFCの小論を書くにあたって重要であることの全てがここに凝縮されていると思います。必ず読みましょう。ここを読むだけで合格する人もいるかもしれません。
「ずふぉ様」の合格体験記
5:「しょうろん」で絶対に読んでほしいページ
3ページで理解する総合政策的アプローチ
これ読めばセンスある人は受かっちゃう気がする笑
ほんとおすすめです。
総合政策2010年の資料に書いてある事を小論文対策用に焼き直したような内容なので、信用性はあると思います。
「サクサク様」の合格体験記
みたいな感じですね。ぜひぜひ参考にしてみてくださいね。

出題に関する基本的考え方

センター後から追いつくSFC小論文講座(1日目)小論文とSFC小論文を理解しよう
センター後から追いつくSFC小論文講座(2日目)設問に合わせて答えることがSFC小論文の命です
センター後から追いつくSFC小論文講座(最終日)小論文を通じて、適性を示すことが最重要です

それでは、試験前の最後の昼休み、よろしければしょうろんと一緒にお過ごしいただければうれしく思います。試験がんばってくださいね☆

【2018年度:直前更新3】最後までがんばるみなさんにお伝えしたいこと

1:設問文はみなさんの味方

 いろは塾でも、しょうろんでも、そして今日のいろは塾・ファイナルでも「設問の重要性」をお伝えしています。設問文を丁寧に分析し、設問文に合わせて資料文を読むことで、かなりのレベルで「何を書くべきか」が分かります。

試験会場では、必ず「初見」の小論文に出会います。絶対に、です。もちろん、タイプ分けをすれば「○○年度の問題に似ている」と分析することはできます。そうすることで、「ある年の問題の類題だ」あるいは「初見だ」と分類することもできます。けれども、そのタイプ分けが必ずしも正しいわけではないし、それは安心の材料にしかなりません。

ただ、たとえそうであっても、設問文は毎年SFCの先生が作ってくれる受験生へのメッセージです。タイプ分けをして「こんな問題は見たことがない」と焦るよりも、丁寧にSFCの先生からのメッセージを読み解きましょう。「初見」の問題であっても必ず、設問文の中にヒントが隠れていて、それがあなたの味方になります。忘れないでください。「初見」だろうが「類題」だろうが、設問文はあなたの味方です。

2:眠れなくても体は横にしておこう

 試験前日は、色んな方が眠れないようで、毎年TLやDMでゆったりといつものようにリプライを送り合います。でも、12時ぐらいには、おやすみしようね、ともいつもお伝えしています。「眠れない」のは緊張しているから当たり前なんです。けれども、体は今日も十数時間動いて疲れています。だから、布団の上で体をおやすみさせてあげましょう。もちろん、明日の試験について、怖い想像をしてしまうかもしれないし、やり残したことで不安になるかもしれない。でも「明日」こそ、たくさんの仕事をする必要があります。

そのための体力を蓄えましょう。そのために体だけでもやすめてあげましょう。「おやすみ。ありがとう。」と体にもいってあげましょう。そのために、夜12時過ぎたら、電気を消して体を横にしてあげてくださいね。おやすみなさい。

3:最後に

ここ数日間、この「最後に」に何を書こうかな…と、悩んでました。去年は、こんなことを書いていました。今年も、同じ想いでいることは変わらないし、同じ言葉を伝えようと思ったのですが、ほんのすこしだけ心がチクリとしました。だから、ほんのすこしだけ、言葉のカタチを変えようと思います。

 SFC入試は、多くの人にとって、そして私にとっても、高い山です。高い山だから、地上から見ても、遥か遠くにある頂上しか見えません。だから、多くの人がまだその山のふもとに着いていないのにも関わらず、頂上だけをみて焦ってしまいます。そして、その見えている頂上に無理やり届かせようと、いまいるその場で一生懸命ジャンプしようとします。
 そういう人たちに対して、「山のふもとまで一緒に行こうよ。」と言い続けてきたような一年でした。去年の合格発表日の翌日から一緒に進んでくれている人がいます。4月から合流した人もいます。もちろん、途中で違う道に進んだ人もいます。そして、再び合流してくれた人もいます。秋から道を同じくして「もっと早くに会えればよかった」と言ってくださった方もいます。去年、一緒にがんばってくれたけど、残念ながら合格できなかった人が、何人も再び一緒に進んでくれました。一度お会いして、それっきりになった方もいます。いずれにせよ、ずっと1年間長い道を、SFC入試という山に向けて歩いてきました。「どうして、あの時にもうひとふんばりしてくれなかったの?」と憤ったり、逆に「もう少し、こういうカタチで協力できたらよかったのに」と後悔したこともたくさんあります。いろんなことを思ってきた1年だけど、いよいよSFC入試という山のふもとにたどりつきました。
 そして、ここから先は、私は無力です。確かに、応援することはできるし、装備を充実させてあげることはできる。でも、一緒に登っていくことはできない。ここから先は、みんなが平等に、2つの山の頂上を目指していく。そして、登っている人たちの中から、頂上に近い350人だけが報われる。そういう登山がはじまります。そういうときに、どういう言葉を自分がかけられるんだろうか…。と、考えてみたら「いってらっしゃい」でした。
 たぶん、合格発表までの一週間、とても長い登山だと思います。合格発表日にどんな気持ちで「おかえり」と言えるのかわからないけれども、今は「いってらっしゃい」って言おうかなと思いました。



ということで、いってらっしゃい。がんばってきてね。

【2018年度:直前更新2】最後の一滴まで絞り出すためのしょうろんまとめ

絶対に忘れてはいけないこと!!

SFC小論文とは
1:「SFCで学ぶために必要な適性」の有無を確認する試験
2:特に問題発見・解決力に対する適性を出題文に即して示すことが最重要
3:よって問題発見・解決を中心に適性を身につけ、出題に即してそれを示す練習が不可欠

なお、SFCの問題発見については、國領先生のツイートが適切だと思っています。
SFCは問題発見解決がスローガン。問題「発見」という部分が大切で、何が問題なのかを特定できたら、たいていの問題の解決は近いのです。ちなみに、そも「問題」ってなんだろう?なんて問いに答えられる?
國領先生のTwitterより引用
→詳しくは、当ブログにおける「SFC小論文」に対する考え方にまとめています。

直前に読みたいタイプの記事3つ!!

1ページで把握する「総合政策的アプローチ」
男子目線でサクサク体得する「論点」講座
SFC小論文の構成を決める「縦糸」と「横糸」

アドミッションポリシー再掲!!

総合政策学部
総合政策学部は「実践知」を理念とし、「問題発見・解決」に拘る学生を求めます。問題を発見・分析し、解決の処方箋を作り実行するプロセスを主体的に体験し、社会で現実問題の解決に活躍する事を期待します。従って入学試験の重要な判定基準は、自主的な思考力、発想力、構想力、実行力の有無です。「SFCでこんな事に取り組み学びたい」という問題意識に基づいて、自らの手で未来を拓く力を磨く意欲ある学生を求めます。
環境情報学部
ひとつの学問分野にとらわれることなく幅広い視野を持ち、地球的規模で問題発見・解決できる創造者でありリーダーを目指そうとする学生を歓迎します。環境情報学部の理念や研究内容をよく理解した上で、「SFCでこんなことをやってみたい」という問題意識を持って入学してくれることを願っています。SFCの教育環境や先端プロジェクトなどあらゆるリソースを積極的に活用し、「自らの手で未来を拓く力を磨いてほしい」と期待しています。
どちらも、各学部における3つの方針(入学者受入・教育課程・学位授与)、からの引用です。

よくある質問へのお返事

SFC小論文の字数と得点について 〜2016年度入試版〜
原稿用紙の使い方:おさらい
「資料を参考にして・考慮して」と書いてある場合、「引用」する必要はあるか。
「Q:SFC小論文では改行をした方がよいのか」
・「総合政策学部」と「環境情報学部」の小論文の「唯一」の違い

お願い

総合政策的アプローチは、その全てを小論文に書くための枠組みではなく、あくまでSFCに対する適性を把握・習得するための枠組みです。

答案用紙に問題発見・問題解決を闇雲にこのアプローチに合わせて書くことをすすめるものではありません。ご理解ください。