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3年度分で読解する

3年度で分かるSFC小論文・2010年度総合政策学部①

2010年度総合政策学部の過去問を精読します。

学生:先生、 湘南藤沢キャンパス (SFC) の総合政策学部に入学して一年近くになりました。充実した大学生活を送っているのですが、この一年弱を振り返ってみて、これからどう勉強を続けていくべきか決断する時期にきています。 経済学、 社会学、 政治学と並ぶ 「総合政策学」 を専門にしようと思ってSFCに来たのですが、「総合政策」という意味がいま一つはっきりしないのが悩みです。別の大学に行った友人からは、「総合政策って一体何なの?」 つて聞かれて困ることがあるし。就職活動の時にも、 「あなたの専門は何?」 と質問されそうで心配です。
先生:そうか、では、僕自身の考えを簡単に述べようか。ただ、あくまでも個人的な見解だよ。
学生:なんらかのヒン トが得られれば良いので、 是非お願いします。
このあたりで、一旦切りましょう。精読すべきポイントがいくつかあります。
この一年弱を振り……時期にきています。 SFCでは他大のようにターニングポイントとなる象徴的なイベントはありません。東大では進振という「成績によるコース分け」があることは有名ですね。SFCでは「研究会所属」という通常二年次に実施されるターニングポイントがあることはあるのですが、方向性が決まっている学生では、1年次から研究会に所属する学生も相当数います。SFCでは、自分でターニングポイントを設定する必要があります。
経済学、 社会学、 政治学と並ぶ 「総合政策学」 を専門に この部分は誤解を招く表現なので注意しましょう。SFCの理念を理解する際に、「経済学」「社会学」「政治学」と「総合政策学」を並列にして理解すると後半で混乱します。ここでは、単に「この文章では学問分野として「総合政策学」について説明します。」という導入部分と思ってください。
就職活動の時にも、 「あなたの専門は何?」 と質問されそうで心配です。 就職活動の面接では、専門職でない場合、誰も正解なんて気にしません。「あなたの専門は?」と聞かれたら、相手に分かりやすく説明すれば正解でなくともいいんです。「ごちゃまぜ学部ですね。」と言って内定をもらう人もたくさんいます。

要はここまでは、導入部です。「総合政策学ってなんですか?」という問いの部分ですね。次行きます。

先生:SFCの中心理念は何かと尋ねれば、 問題発見・解決だという答えが返ってくるのは知っているよね。 これはお隣の環境情報学部も同じだし、 大学院の理念にもつながっている。 もちろん、 これまでの多くの学問が、 人間社会に存在する何らかの問題を解決することを追究してきているのだけれども、その多くは個別の学問体系を発展させる中で、 問題を解決できればよい、 ということだったのではないかな。 それに比べ、 SFCは問題解決こそが中心だということで、 問題発見・解決を前面に打ち出したことが、決定的に違うんだな。
学生:それはよく聞きますが、 その先がよく分からないのです。
先生:まあ、 とりあえず、 話を進めよう。総合政策学は、政策問題を解決する学問だと言っていいと思うよ。


SFCの中心理念は何かと尋ねれば、 問題発見・解決だという答えが返ってくるSFCは問題解決こそが中心だということで、 問題発見・解決を前面に打ち出した この部分も正確に書こうとしている分、かえって混乱しそうな言い回しになっているので注意が必要です。「中心って『問題解決』なの?『問題発見・解決』のどっちがなの?」という疑問が出てきませんか。
 字面だけ読めば、中心理念=問題発見・解決、中心=問題解決ですし、言葉足らずですが、これで正解だと思います。ここはこう理解してください。「SFCでは問題解決を個別学問体系の副産物として考えるのではなく、問題解決そのものをターゲットとして考えよう。問題解決を行う場合、最も重要な部分は問題発見なんだ。だから、『問題解決』そして特に『問題発見』を中心理念としよう。」 中心=問題解決の「中心」は「視点」の意味と捉えると分かりやすいと思います。
これはお隣の環境情報学部も同じだし、 大学院の理念にもつながっている。 環境情報学部と総合政策学部は理念を同一とするため、問題の根底はほぼ同じです。ただし、環境情報学部の方が「情報・認知・環境」というキーワードがある分、少しこの理念から見た応用小論文が出されることが多いです。その意味では、総合政策学部の方が過去問が分かりやすい傾向にあると思います。難易度は大して変わらないと思いますが。

その多くは個別の学問体系を発展させる中で、 問題を解決できればよい 知の分類として、よく引用されるアリストテレスの「知」の分類があります。「エピステーメー(学問知)」「テクネー(技術知)」「フロネーシス(実践知)」です。(アリストテレスについてならば、アリストテレス入門、この「知」の分類について詳細に知りたければ、ニコマコス倫理学〈上〉・ニコマコス倫理学〈下〉をどうぞ。前1冊は、環境情報志望の場合、時間があれば読んでもOK。受験としては、後ろ2冊はオーバーワーク。高1・高2、もしくは入学後のSFC生が読む本。)これまでの大学での学問は、エピステーメおよびテクネーを中心にし、フロネーシスの一部は在野の学者に任されてきた。このフロネーシスの部分、特に問題解決のフロネーシス部分を中心に据えた学部にしよう、とSFC理念を理解しても60%程度は合っているでしょう。

総合政策学は、政策問題を解決する学問だと言っていいと思うよ 前述の通りです。総合政策の中心は「問題解決」なんです。もう少し書き足すとすれば、「総合政策学は、政策を解決する学問(最も重要なポイントのみに絞れば、問題を発見する学問)だと言っていいと思うよ。」という感じでしょうか。SFCの主眼は「問題解決」にある、ことを再掲しています。

学生:えっ、いきなり論理が飛躍したように聞こえますが。 まず、 政策問題って何なのですか。
先生:これが最初の問題だよね。 「総合政策」 の 「政策」 は、 いわゆる国の政策だけでなく、 いろいろなレベルや主体の政策 (戦略・方針) を含んだ概念なのだよ。 環境問題が分かりやすいかも知れない。今や地球温暖化等の問題は、 一つの国で解決できる問題ではないのはわかるよね。 だから、 地球温暖化防止条約のように、国家の枠を超えた全地球的な取り組みが必要だ。
学生:つまり、 国際的な公共政策のことですか。
先生:ちょっと違うかな。 国際条約を結んだら、 自動的に何かが実現するとは限らない。 地球温暖化防止には、 国が果たすべき役割は当然あるし、 都道府県や市町村にもある。 これがいろいろなレベルでという意味だ。
学生:なるほど。
「総合政策」 の 「政策」 は、 いわゆる国の政策だけでなく、 「政策」というと、つい「国が実施するもの」と短絡的に思いがちな人のための前置きです。後に明示されますが、総合政策学部の政策とは「政策問題」を指します。つまりは、単に政策という解決策を指す言葉だけではなく、その政策が解決する問題を視野に入れた言葉として、「政策」を使っています。だからこの部分も「「総合政策」の「政策」は、政策問題を指し、いわゆる国の政策問題だけでなく」と読んだほうがいいでしょう。「解決策と問題は分けることができない」というのは当たり前ですが、特にSFC小論文では強調した方がよい点です。

いろいろなレベルや主体の政策 (戦略・方針) を含んだ概念なのだよ。 この前後は、この文章の難所です。一読目は、「いろんな価値観をもった人が、いろんなやりかたで問題の解決に向けて取り組むんだよ。」と理解すれば十分です。

環境問題が分かりやすいかも知れない。 「いろんな価値観をもった人が、いろんなやりかたで問題の解決に向けて取り組む」のうち、主に「いろんな人たちのいろんなやりかたが必要」部分を分かりやすくするための例として、環境問題を挙げています。 ただ、誤解を生じやすい例でもあるので学生:つまり、 国際的な公共政策のことですか。先生:ちょっと違うかな。 と、補足しています。あくまでポイントは「いろんな人たちのいろんなやりかたが必要」ということを理解しましょう。

要するに「政策」とは、「いろんな価値観をもった人が、いろんなやりかたで問題の解決に向けて取り組むこと」です。
これさえ理解できれば十分です。

2010年 資料文1を読み込む3

いよいよ、総合政策的アプローチの本筋です。

先生:まず、特定の学問や科学からスタートするのではなく、問題そのものから考え始めよう。問題を解決するには、まず何が問題なのかをきちんと把握する必要がある。今まで、「問題解決」という言葉を使ったけれども、一般的には、問題を解決するには、まず問題を「発見する」必要があると言われている。

総合政策的アプローチは「問題」から考えることからはじまります。そして、その第一歩は「問題を発見する」ことです。つまりは、「問題解決」の前に、まず「問題そのもの」から考えようというわけです。先生は「問題発見」より「問題設定」の方がよい、と主張します。

少し、復習をかねて補足をします。SFCは「問題解決」を中心理念におきます。これはブレてはいけない軸です。ただし、SFCでは「問題解決」と言う場合、通常ならばそのなかに入らない「問題発見」も「問題解決」の定義の中に組み入れて使います。だからこそ、読み手に分かりやすく「問題発見」が重要だと主張します。さらには、「問題発見」は誤解しやすい言葉なので、「問題発見」→「問題設計」と考えた方がいい、といいます。

学生:「問題発見」を「問題設定」に言い換えると何が変わるのでしょうか。
先生:いくつか意味があるのだけれども、最初の違いは目的を意識することだと思う。つまり、誰のためにどういう価値観で問題を定義するのか、という議論があることだ。(中略)。だから、問題設定をする時には
広い視野で問題をよく見極める必要があって、その上でどういった立場から見た問題解決が必要かを意識的に提示することが重要だ。

「発見」→「設定」に言いかえるのは「目的を意識する」ため、そして「目的を意識する」とは「誰のためにどんな価値観で問題を定義するのか、という議論(を行う)」ことだ、と述べます。その上で「どういった立場から見た問題解決が必要か」を意識的に提示します。

整理すると、SFCでは「問題解決」の前に、「①誰にとって、②どういう視点から、③悪い状況(=問題)であるのかを、④意識的に提示することが重要」ということです。逆にいえば、先生が小論文を採点しながら、「①誰にとって、②どういう視点から、③悪い状況(=問題)であるのかを、④意識的に提示することが重要」を必ず意識している、ということです。だって、SFCの中心理念ですから。同じ過労死について論じている答案でも「働き過ぎで多くの人が健康を害しており、過労死までもが起きている」「社員にとって、重要なのは『健康』だが、実際のところは過労死になるまで働く人が多いことが問題である」であれば、後者の方が断然にSFCの視点に近い。この「問題設定プロセス」が重要であるとしています。

学生:分かりました。問題設定と問題発見の違いはそれだけですか。
先生:誰のために解決すべき問題かを明示しただけでは足りない。問題解決に近づくためには、次に問題の原因を追及していくことが必要となる。ある問題が生じるのはどうしてなのかを考えると、原因は一つではないかもしれない。それぞれの原因を考え、さらにその原因はどうして生じるのかを考えなければならない。こうして、問題の原因、原因の原因、その原因の原因という形でどんどん追及することを「問題の構造化」と呼んでおこうか。単に多面的に見るだけでは足りないのだよ。構造化するうちに、問題自体がより具体的になってくるし、その過程で解決手段もある程度明確になってくる。さらに、どれだけ解決できるのかの見込みも立つのではないか。

これは一旦問題設定をした後に行うべき、「問題の構造化」です。「問題の構造化」とは原因の原因や原因の原因の原因を探り、「共通点」や「ネック」を探していくことです。

学生:わかりました。でも、先生、こうやって目的設定や原因追究をした上で問題を設定すれば、問題が解決するのでしょうか。
先生:いや、まだ道は険しいのだよ。今までは、問題設定の方から見ていたけれども、問題解決に目を転じてみる必要があるだろう。問題を充分に検討したとしても、解決策は一つとは限らないし、複数の解決策を考える場合にもそれぞれの効果と副作用、そして実現性を考えることが必要になる。

次は問題設定完了後の、「問題解決」について述べています。問題解決策の優劣を決めるには、各問題解決策の「効果があるかどうか」「実現するかどうか」「副作用はどの程度か」を確認する必要があります。

2010年 資料文1を読み込む 2

前回、総合政策学の中心理念は問題解決にあり、"政策"とはありとあらゆる問題解決策を指す、ということを説明しました。

次に「総合」について説明が進みます。「分析」と「統合」についてはおもしろい箇所ですが本質を外れるので、一読すれば大丈夫です。重要箇所は次の部分です。

先生:やや難しい言葉になるけれど、「個別科学主義」だと思うよ。まず、「個別科学」というのは、経済学、社会学、政治学などの社会科学、人文科学、物理学や化学などの自然科学、工学をさしている。それぞれは固有の理論的前提を持っていて、長い歴史的発展の中で、これまた固有の理論や方法論を体系化している。それぞれの個別科学を理解するのは、それなりに努力が必要だけれども、一旦ある程度理解すれば、すべての問題に対して、何らかの形で考え分析することができる。

筆者の論理構成を確認します。「総合とは何か?」に答えるためには、総合の反対概念を考えるとよいので、総合の反対を考えてみよう。総合の反対は「個別科学主義」です。では、「個別科学主義」を考える前に、「個別科学」について考えよう。という流れの中で個別科学について説明が進んでいます。

「個別科学」とは「固有の理論的前提を持っていて、固有の理論や方法論を体系化した学問」です。そして、一旦理解をすれば、全ての問題に対して、考えるための枠組みを提供してくれます。ここまでが「個別科学」の説明です。

学生:個別科学に、何か問題があるのですか。(中略)。
先生:個別科学に問題はないけれども、「個別科学主義」には問題がある。個別科学に基づく分析は切れ味がよく、またそこから出される解決策は理解しやすい世の中の多くの人が一つの個別科学しか勉強していないから、同じ個別科学の人からの支持も得やすい。ところが、さっきも言ったように、現実の問題は一つの個別科学で解決できるほど単純ではなくて、さまざまな側面をもっているから、特有の見方をする個別科学だけでは解決できないことが多い。少なくとも何かの問題を実際に解決しようとすると、個別科学には限界がある、ということを深く認識しておく必要がある。特定の個別科学に惚れ込んで、他の科学や学問を否定したり、社会問題が特定の個別科学だけで解決できると考えたりすることを「個別科学主義」と呼んでいるのだけれども、これが総合政策の対極概念といえるのだよ。

この部分が「個別科学主義」の説明。要は「たった一つの学問体系のみで問題を解決しようとする態度」が個別科学主義です。総合とはこの反対概念ですから、「問題を解決するのに、複数の学問体系から取り組もうとする態度」となるわけです。

ここまでをまとめて考えると、「特定の個別科学に固執することなく問題を解決しようとすること」が「総合政策」です。そんなに難しくはありません。

では、次に行きましょう。

2010年 資料文1を読み込む 1

SFC小論文を習得するための知識は過去問に詰まっています。これは本当です。ただし、SFCが好きな出題分野の知識は過去問に蓄積されているから過去問をしっかり読もう、という意見には、半分賛成、半分反対です。「SFCが好きな出題分野の知識は過去問に蓄積されている」部分に関しては賛成です。しかし、SFC小論文は適性テストであって、知識テストではありません。だから、出題分野の知識を習得するために、SFC小論文の過去問を読みこむことは本質的ではありません。「SFC小論文の過去問を通して、総合政策学アプローチを習得する」のが本質です。その後、総合政策学アプローチを理解してからゆっくりとSFCが好きそうな出題分野をカバーしていけばよいのです。

では「総合政策学アプローチとは何か」を過去問から読み解いていきましょう。教材として一番よいのは、2010年資料文1です。やや論の展開の仕方が強引である部分もあるものの、全体としてSFCの思想がまとまっている上に、分かりやすい文章でもあります。
(なお、以降の引用箇所の著作権は各著作者にございます。)

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学生:(中略)。経済学、社会学、政治学と並ぶ「総合政策学」を専門にしようと思ってSFCに来たのですが、「総合政策」という意味がいま一つはっきりしないのが悩みです。
少し誤解を生じそうな部分なので注を入れますと、十分慣れるまでは、「総合政策学」と「他の学問」は全く質が異なる学問である、と理解したほうが誤解がなく読み進めます。だから、この部分は「総合政策学って何ですか?」という質問を学生が先生にしているシーンとして思い浮かべましょう。
先生:SFCの中心理念は何かと尋ねれば、問題発見・解決だという答えが返ってくるのは知っているよね。(中略)。もちろん、これまで多くの学問が人間社会に存在する何らかの問題を解決することを追求してきているのだけれども、その多くは個別の学問体系を発展させる中で、問題を解決できればよい、ということだったのではないかな。それに比べ、SFCは問題解決こそが中心だということで、問題発見・解決を前面に打ち出したことが、決定的に違うんだな。
ここも割り切ってとらえてしまいましょう。「総合政策学は問題解決を中心理念に置く学問である。」程度のざっくりとしたイメージをもってください。誤解を恐れずに言えば、「総合政策学とは、問題解決学のことである。」ぐらい極端な理解でもかまいません。ポイントを押さえずに理解するよりはずいぶんマシです。

これまでの経済学、社会学、政治学を含む多くの学問が「個別の学問体系を発展させる中で、問題を解決できればいい」と考え「問題解決は二の次」としてきた一方、総合政策学は「問題解決こそが中心」と考えてきたことです。つまりは、他の学問は「個別の学問体系が第一で、問題解決は副次的」「総合政策学は問題解決が第一で、学問体系は副次的」です。

ここも誤解を招く表現があります。文章中で「問題発見」「問題解決」という二つの言葉を出している部分です。「総合政策学は問題解決を中心理念に置く」というのが根本です。つまりは、「問題発見」は中心理念ではない、と思って下さい。より正確にいえば、「問題解決」のためには「問題発見が不可欠」だから、「問題解決」と「問題発見」を前面に打ち出しているのです。
先生:総合政策学は、政策問題を解決する学問だと言っていいと思うよ。…(中略)…。「総合政策」の「政策」は、いわゆる国の政策だけでなく、いろいろなレベルや主体の政策(戦略・方針)を含んだ概念なのだよ。…(中略)…。つまり、「総合政策」の政策の主体は、いわゆる行政(ガバメント)だけでなく、企業や市民団体などいろいろな人達を含んでいるということだ。主体が多様になると、それぞれの意思決定がバラバラにならないように調整する仕組み(意思決定の規律)が必要だね。

ここも単純化してしまいましょう。総合政策学の『政策』とは、『国や地方公共団体による解決策』を意味するのではなく、単に『問題解決策』という意味です。この理解で十分です。むしろ、社会や政治という枠組みから、総合政策学を考える事は間違いである、と思って下さい。

筆者が強調している論理と少し外れますが重要な点を強調しておきますと、「政策」を行う主体は「悪いと考えられる状態をよいと考えられる状態」に変化させるということです。言いかえれば、「政策」を設定する際には必ず「悪い状態」と「良い状態」を決める必要があります。

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一旦、このあたりではじめのまとめをしてしまいます。

 1.総合政策学は問題解決を中心理念に置く。
 2.問題解決を行うためには問題発見が不可欠である。
 3.政策は「あらゆる主体による解決策」を含む概念である


では、続きにいきましょう。