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英語Q&A

SFC英語・赤本・過去問の取り組み方について

DMなどでいただいた質問がたまったので、ツイートしたら、気になる方がいるらしく補足します。

赤本は何回解くべきですか。

過去は回数を指定していたときもあるのですが、混乱を産むのでやめました。回数指定はないですが、複数回解きましょう。5回とか、10回とか、いろいろ説がありますが、回数よりも得点率で考えましょう。だいたい9割ぐらいとれるまではやり込みましょう。最低限やりたい範囲は、最新の赤本分ぐらいです(今年度であれば、2015年度〜2019年度分)。赤本範囲分ぐらいは、第一志望であれば、誰であっても解いてくるので、ちょっとした単語を知っている知っていないで差がつきかねないからです。

また過去問の学習をするときは、記号ではなく、解答根拠を大事にしましょう。記号を覚えていれば、全て解けるのは当たり前です。解答根拠を覚えていてこそ意味があります。解答根拠は「次に類似の問題が出ても役に立つレベル」にまで抽象化して覚えておきましょう。

過去5年分の過去問の単語ぐらいは覚えておきましょう。

もう何度も書いているのですが、大学入試とは「上から順番に抜けていく試験」です。資格試験のように、能力があればみんなが受かる試験ではありません。だから「みんなができるもの」をミスすることは命取りになります。そうすると、単語の学習順位は、

単語学習の優先順位
1:基礎の単語集:シス単とか(もちろんもっと簡単なのでもOK)
2:応用の単語集:鉄壁とかリンガメタリカとか
3:最新5年分の赤本
4;英検準1級やTOEFLの単語集

となります。よく過去問の単語を十何年分も遡ったりする方がいますが、TOEFLや英検準1級の単語集の方が出る確率の高い単語が詰まっているので、そちらを優先しましょう。ただ、1と2ができていないのに3と4に着手するのも無駄です。英単語はコーパスなどを用いた分析が進んでおり、「出る頻度」順の整理が進んでいます。3と4のような「出る確率」の低い単語を、1と2よりも優先して覚えるのは時間の無駄です。過去問による単語学習は、効率性を意識しながらやりましょう。なお、単語の出現頻度に関する分析(SFC英語は、難しいけれども、基礎を大事にしましょう!)や、理論は英単語の学習方法についてをご参照ください。

過去問は玉石混交…

SFC英語の過去問には(数学もだけど)、「解けても解けなくてもどちらでもいい」という問題もあります。そもそも、実力差が出るように、簡単(基礎的)な問題から、難しい問題まで一通り揃っているのが入試問題です。その中で絶対に解くべきなのは、「簡単な問題」です。簡単な問題を落としてしまえば、他の人よりも上位にいくことは「絶対に」できません。

過去問の学習時には、「簡単な問題」は絶対に落とさないようにし、「少しずつ難しいもの」も解けるようにし、「こんなの絶対に解けない」というものは落としてもショックを受けない、という態度が重要になります。

つまり「この判断ができないうちには、過去問に取り掛かっても無駄なのです。

試験直前期に、過去問をどれだけ解くべきか相談を受けることがよくありますが、自分の実力が低いと思えば、SFC英語の問題形式だけは把握しておいて、残りの学習時間は全て基礎の学習に使った方が合格率は上がるでしょう。「基礎」を学んでいない以上、「基礎」を固めて「最低限解くべき問題」は絶対に落とさないようにする方が、過去問演習よりも優先されるのです。もちろん、どのレベルの基礎問題が出るのかを確認するために、過去問を解くことは否定はしません。ただ、「過去問をじっくりと5年分解くことで成績が伸びるレベル」に自分が達していない場合は、大人しく基礎を固めた方が、最終的には成績が伸びやすくなります。

SFCの英語の過去問でこの時期に何点とれればよいか。

英語の過去問で何点取れればよいですか?

SFC英語の過去問でこの時期(8月)に何点とれればよいですか。
たぶん、不安になってらっしゃることかと思います。少していねいにお答えしますね。ひょっとしたら、直感に反する内容をお伝えするかもしれないので、わからなければDMなどでご質問ください。

A:別に何点でもかまいません。過去問の得点はほとんどあてにならないので。

ただし、英語の過去問を解いてみて、その平均点で、今後の対策の方向性はわかります。
大問ごとに平均して6割未満…通常の大学受験の勉強で偏差値70を目指そう
6割以上7割未満…適語補充か内容読解の苦手な方を重点的にカバーしよう。
7割以上…苦手があればそちらの克服。なければ単語やイディオムを学習しよう

こんな感じです。得点の計算に悩むかもしれなせんので、得点の計算方法も書いておきます。

得点の計算方法
・3-4配点(適語補充3点-内容読解4点)※【2018年度version】SFC英語の配点についてに書いた通り、こちらの採点方法の方が厳しめ(低め)に点数が出るから
・大問(現在は各年度・各学部毎に3問出題)ごとに採点
・大問が3問出題される年度では、大問1と大問2は50点満点、大問3が100点満点。大問が2問しか出題されない年度では各大問が100点満点で計算
・両学部1〜2年分(大問6問〜12問分ぐらい)で計算すればOK

実際の得点と実力について

基本的に上の内容にしたがって勉強してもらえればよいのですが、それだけでは納得しづらいと思いますので、説明を加えていきます。

過去問を解けば、得点が出ます。しかし、その得点は必ずしも信頼できるものではありません。満点をとれる方以外は、「いい加減にマークしたものが一部正解した」ということが起こりうるからです。例えば、全く何もわからない試験であっても、4択問題を10問解いた場合には平均的には2.5問正解しますよね。ということは、実際の実力が0点であるにも関わらず、0点とは評価されないことになります。でたらめにマークしても、運良く正解する問題は出てきますからね。

そうすると、SFCの英語の試験で「じゃあ、でたらめにマークすることを考慮した場合、どんな点数になるんだろう」という疑問が当然でてきます。その計算をやったバカがいます。私ですw。SFC英語で本番でいったいどれぐらいとれるだろうか?がわかる換算表」という記事を以前作成しました。計算の前提などはそちらをみてください。ここでは結果だけ引用しますね。

空欄補充30%,内容読解30%…平均102点(51%)
空欄補充40%,内容読解40%…平均116点(58%)
空欄補充50%,内容読解50%…平均130点(65%)

左側の数字は、受験生の真の実力です。一方で右側の数字が得点率です。つまり、実際には全体の30%しかわかっていないのに、平均的には51%の得点率になるのです。また「いもねこ様」の合格体験記など、過去の合格体験記をみていると「得点率が50%代」からちらほら合格者が出てきます。一方で、学科が満点でも不合格の方あるいは小論文が満点でも不合格の方はいらっしゃる(これは得点開示で存在を確認しています)ので、満点でも安心できません。

ということで、小論文の点数さえよければ、空欄補充30%、内容読解30%でも合格最低点に届きます。さすがに空欄補充20問、内容読解10問、合計で30問中9問のみが確実に答えがわかる問題である、という状況はレベルが低すぎますよね。そういうレベルの人は正直なところ、過去問に手を出すレベルではないです。大人しく普通の英語の勉強をやりましょう。

…と、こんな感じでおおよその目安をつけたのが、一番最初の「まとめ」になります。

レベル別オススメ対策

平均して6割未満の得点率の方

全体での得点率が6割未満ということは、内容をほとんど理解できていない(確実に正答している問題が4割強しかない)という状況なので、SFC対策をする必要はありません。(このレベルの得点でも、小論文の得点がよければ合格者は出ています。)全体的に英語の成績をあげる勉強をすれば十分です。

英単語集 システム英単語
文法・語法 全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)
英文解釈 ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式
長文問題 やっておきたい英語長文700

ここに挙げた参考書は「オススメ」ではなく、「一例」です。参考書には好みもありますし、人によっていろいろだと思いますが、これぐらいの範囲をカバーしておけばよいですよ、ぐらいの一例です。分野を限ることなく、満遍なく学習しましょう。

平均して6割以上7割未満の得点率の方

だいたいの場合、適語補充か内容読解のいずれかに弱点があるような方です。だから、弱点毎に潰してしまいましょう。

適語補充が苦手な場合
話題別英単語リンガメタリカ
全解説頻出英熟語問題1000―基礎チェック問題100付 (大学受験スーパーゼミ)

これもあくまで一例です。中ぐらいのレベルの単語集やイディオムの勉強をしようよ、ぐらいの意図です。速単上級編でもなんでも自分がお好きなものを。もちろん、シス単レベルがマスターできていないならそちらが優先です。

内容読解が苦手な場合
TOEFLテストリーディング問題270 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)
iBT対応 TOEFLテスト完全攻略リーディング (TOEFLテスト完全攻略シリーズ)

ここではTOEFLのリーディングの参考書を2冊ほど挙げましたが、別に大学受験の難易度が高い参考書をたくさんやっても構いません。また苦手意識があるなら、平均6割未満の人向けの長文問題集などをやってもかまいません。

平均して7割以上の得点率の方

これぐらいの得点率をとっている方に関しては、

・基礎スキルの安定化
・難単語・イディオムの学習

を進めていくとよいでしょう。このレベルの方は、すでに自分で学習方法を選択できるとは思います。「基礎スキルの安定化」に関しては、上で挙げたレベルの参考書をマスターしていれば十分です。難単語・イディオムの学習に関しても、正直なんでもいいのですが笑、【音声アプリ対応】英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600あたりをオススメしておきます。Z会が出しているACADEMICのシリーズもよいですし、TOEFLの英単語集には他にもよいものがあります。

ただし、英語で平均的に7割を超える実力があれば、小論文で安定して得点をとれば合格できるので、過度に英語に力を入れすぎないようにした方がよいでしょう。

【2019年度version】SFC英語の配点について(再掲)

(ツイッターで質問を受けたので更新)

まとめ
・SFC英語の配点に関しては確定した情報はない。
・日常の過去問演習をする場合は、3-4配点で計算すべし。なぜならば、そちらの方が得点が厳しく出るから
・3-4配点と2-6配点の点数差は、平均10点、最大40点 それぞれ3-4配点の方が低い
* なお、2017年度入試においては、得点開示された点数が3-4配点や2-6配点とは似ても似つかない配点となっています。

SFC英語の配点は不明

SFC英語の配点について
A:適語補充3点 英文読解4点
B:適語補充2点 英文読解6点

の2つの噂があります。(C:適語補充1点 英文読解8点説なんてのもあります。)これに関する検索で当ブログにたどり着く方がいらっしゃいますが、これに関しては、「大学は何ら公開しておらず全く不明」です。だから、これ以上、ネット検索をしても無駄です。

ネット上では、

・先輩が自己採点したところ、2-6配点(3-4配点)とぴったり一致した。
・過去に合格最低点が奇数だった年があるから3-4配点
・合格最低点が奇数だった年は例外で2-6配点
・SFCの入試担当者と個人的に知り合いで、2-6配点(3-4配点)だと聞いた

などという噂が飛び交っていますが、信憑性のあるものはありません。だから、「わからないものはわからない」と割り切りましょう。

2017年度の採点について

2017年度の採点においては、2-6配点とも3-4配点ともいえない微妙な得点が開示されているようです。おそらくは、「得点調整」がなされているようですね。結局、得点調整されていようが、されていまいが、点数が高いほど合格しやすいのは当然なので、気にせずに実力を上げていきましょう。

なお、得点開示の結果と2-6あるいは3-4配点の計算結果が20点以上下ブレしたケースもあるようです。
体感的には英語の自己採点が120点を超えた層ぐらいから「合格した」という声をそこそこ聞き始めるので、そのあたりとれていれば、あとは小論勝負だと思います。

自己採点する時の採点方法

では、自分で勉強するときには、2-6配点か3-4配点のどちらで採点すればいいのですか?とよく聞かれます。正直どっちでもいいのですが、それでは納得しない方がいるので、2パターン提示しておきます。

基本:3-4配点
こだわる人:2-6配点か3-4配点両方で計算して点数が低い方

この方法で計算して6割=120点を超えれば、年度によって難易度は変わるものの、概ね合格最低点は超えていると判断していいと思います。

表を添付しましたが、平均的に3-4配点の方が、2-6配点よりも厳しめに計算されるからです。だったら、厳しめの採点基準で計算した方が、より安全な数字になるよね、じゃあ、3-4配点を使おうよ。というだけです。もっと厳しく計算されるのは、「2-6配点か3-4配点両方で計算して点数が低い方」ですが、ここまでこだわっても得るものは少ないので時間の無駄だと思います。ちなみに3-4配点は2-6配点と比較して10点ほど厳しく評価されます。なお、最大の点差がつくのは、適語補充0問正答、英文読解40問正答の時の40点差ですが、こういう状況はほとんど起こりえないと推測できます。ランダムにマークしても40問の適語補充のうち13問は平均的に正答できるので。

どうぞ、こだわりすぎずに、過去問演習をしてくださいね。

各正答パターン毎の得点差:全441ケース公開

No適語補充英文読解①3-4配点②2-6配点点差①−②
100000
210321
320642
430963
5401284
65015105
76018126
87021147
98024168
109027189
11100302010
12110332211
13120362412
14130392613
15140422814
16150453015
17160483216
18170513417
19180543618
20190573819
21200604020
220146-2
231178-1
242110100
253113121
264116142
275119163
286122184
297125205
308128226
319131247
3210134268
3311137289
34121403010
35131433211
36141463412
37151493613
38161523814
39171554015
40181584216
41191614417
42201644618
4302812-4
44121114-3
45221416-2
46321718-1
474220200
485223221
496226242
507229263
518232284
529235305
5310238326
5411241347
5512244368
5613247389
57142504010
58152534211
59162564412
60172594613
61182624814
62192655015
63202685216
64031218-6
65131520-5
66231822-4
67332124-3
68432426-2
69532728-1
706330300
717333321
728336342
739339363
7410342384
7511345405
7612348426
7713351447
7814354468
7915357489
80163605010
81173635211
82183665412
83193695613
84203725814
85041624-8
86141926-7
87242228-6
88342530-5
89442832-4
90543134-3
91643436-2
92743738-1
938440400
949443421
9510446442
9611449463
9712452484
9813455505
9914458526
10015461547
10116464568
10217467589
103184706010
104194736211
105204766412
106052030-10
107152332-9
108252634-8
109352936-7
110453238-6
111553540-5
112653842-4
113754144-3
114854446-2
115954748-1
11610550500
11711553521
11812556542
11913559563
12014562584
12115565605
12216568626
12317571647
12418574668
12519577689
126205807010
127062436-12
128162738-11
129263040-10
130363342-9
131463644-8
132563946-7
133664248-6
134764550-5
135864852-4
136965154-3
1371065456-2
1381165758-1
13912660600
14013663621
14114666642
14215669663
14316672684
14417675705
14518678726
14619681747
14720684768
148072842-14
149173144-13
150273446-12
151373748-11
152474050-10
153574352-9
154674654-8
155774956-7
156875258-6
157975560-5
1581075862-4
1591176164-3
1601276466-2
1611376768-1
16214770700
16315773721
16416776742
16517779763
16618782784
16719785805
16820788826
169083248-16
170183550-15
171283852-14
172384154-13
173484456-12
174584758-11
175685060-10
176785362-9
177885664-8
178985966-7
1791086268-6
1801186570-5
1811286872-4
1821387174-3
1831487476-2
1841587778-1
18516880800
18617883821
18718886842
18819889863
18920892884
190093654-18
191193956-17
192294258-16
193394560-15
194494862-14
195595164-13
196695466-12
197795768-11
198896070-10
199996372-9
2001096674-8
2011196976-7
2021297278-6
2031397580-5
2041497882-4
2051598184-3
2061698486-2
2071798788-1
20818990900
20919993921
21020996942
2110104060-20
2121104362-19
2132104664-18
2143104966-17
2154105268-16
2165105570-15
2176105872-14
2187106174-13
2198106476-12
2209106778-11
22110107080-10
22211107382-9
22312107684-8
22413107986-7
22514108288-6
22615108590-5
22716108892-4
22817109194-3
22918109496-2
23019109798-1
23120101001000
2320114466-22
2331114768-21
2342115070-20
2353115372-19
2364115674-18
2375115976-17
2386116278-16
2397116580-15
2408116882-14
2419117184-13
24210117486-12
24311117788-11
24412118090-10
24513118392-9
24614118694-8
24715118996-7
24816119298-6
249171195100-5
250181198102-4
2511911101104-3
2522011104106-2
2530124872-24
2541125174-23
2552125476-22
2563125778-21
2574126080-20
2585126382-19
2596126684-18
2607126986-17
2618127288-16
2629127590-15
26310127892-14
26411128194-13
26512128496-12
26613128798-11
267141290100-10
268151293102-9
269161296104-8
270171299106-7
2711812102108-6
2721912105110-5
2732012108112-4
2740135278-26
2751135580-25
2762135882-24
2773136184-23
2784136486-22
2795136788-21
2806137090-20
2817137392-19
2828137694-18
2839137996-17
28410138298-16
285111385100-15
286121388102-14
287131391104-13
288141394106-12
289151397108-11
2901613100110-10
2911713103112-9
2921813106114-8
2931913109116-7
2942013112118-6
2950145684-28
2961145986-27
2972146288-26
2983146590-25
2994146892-24
3005147194-23
3016147496-22
3027147798-21
30381480100-20
30491483102-19
305101486104-18
306111489106-17
307121492108-16
308131495110-15
309141498112-14
3101514101114-13
3111614104116-12
3121714107118-11
3131814110120-10
3141914113122-9
3152014116124-8
3160156090-30
3171156392-29
3182156694-28
3193156996-27
3204157298-26
32151575100-25
32261578102-24
32371581104-23
32481584106-22
32591587108-21
326101590110-20
327111593112-19
328121596114-18
329131599116-17
3301415102118-16
3311515105120-15
3321615108122-14
3331715111124-13
3341815114126-12
3351915117128-11
3362015120130-10
3370166496-32
3381166798-31
33921670100-30
34031673102-29
34141676104-28
34251679106-27
34361682108-26
34471685110-25
34581688112-24
34691691114-23
347101694116-22
348111697118-21
3491216100120-20
3501316103122-19
3511416106124-18
3521516109126-17
3531616112128-16
3541716115130-15
3551816118132-14
3561916121134-13
3572016124136-12
35801768102-34
35911771104-33
36021774106-32
36131777108-31
36241780110-30
36351783112-29
36461786114-28
36571789116-27
36681792118-26
36791795120-25
368101798122-24
3691117101124-23
3701217104126-22
3711317107128-21
3721417110130-20
3731517113132-19
3741617116134-18
3751717119136-17
3761817122138-16
3771917125140-15
3782017128142-14
37901872108-36
38011875110-35
38121878112-34
38231881114-33
38341884116-32
38451887118-31
38561890120-30
38671893122-29
38781896124-28
38891899126-27
3891018102128-26
3901118105130-25
3911218108132-24
3921318111134-23
3931418114136-22
3941518117138-21
3951618120140-20
3961718123142-19
3971818126144-18
3981918129146-17
3992018132148-16
40001976114-38
40111979116-37
40221982118-36
40331985120-35
40441988122-34
40551991124-33
40661994126-32
40771997128-31
408819100130-30
409919103132-29
4101019106134-28
4111119109136-27
4121219112138-26
4131319115140-25
4141419118142-24
4151519121144-23
4161619124146-22
4171719127148-21
4181819130150-20
4191919133152-19
4202019136154-18
42102080120-40
42212083122-39
42322086124-38
42432089126-37
42542092128-36
42652095130-35
42762098132-34
428720101134-33
429820104136-32
430920107138-31
4311020110140-30
4321120113142-29
4331220116144-28
4341320119146-27
4351420122148-26
4361520125150-25
4371620128152-24
4381720131154-23
4391820134156-22
4401920137158-21
4412020140160-20

この時期、1日にどれぐらいの分量、新しい英文を読んだ方がいいのか。

とても面白い質問だと思いました。

質問箱では、こんな感じで書きましたが、少し補足したいと思います。

1:英文解釈系なら1日1例題か2例題で十分。復習をしっかり。

この時期に、英文解釈をはじめたり、英語が伸び悩んでいて英文解釈にとりかかった方もいらっしゃると思います。

こういう方に関しては、

・英文解釈をはじめた人…1日10題ぐらい
・英語が伸び悩んでいる人…1日1、2題ぐらい

な感じで学習していけばいいと思います。まず、もうゼロからはじめるつもりの方は、とにかく全体像を把握しなければならないので、多ければ多い方がいいです。そうすると、簡単な参考書であれば10題ぐらいはできると思います。ただし、復習のために英文解釈にとりかかった人は、1つ1つ丁寧にやっていった方がいいです。1問目に取り掛かって、それを5回は繰り返したいです。そうなると、1日1題ずつでも復習を加えれば同じ日に5題復習することになります。そうであれば、新規に読むものは1題か2題で限界だと思います。

2:多読系であれば、スタートは数千ワードから

ニュース記事や簡単な英語の絵本などをたくさん読む多読系の学習方法であれば、1日1万語読んでも構いません。

英文を英文としてとらえるようにいろいろな英語に触れましょう。ただ、やはり復習は重要ですので、新しい文章にたくさん触れつつ、過去に触れた文章もしっかりと読む必要があります。ただ、英文解釈のように逐語訳をするわけではないので、意味自体がわかればそれで問題がないです。

3:軽視されているのは復習

思うに、焦るがあまり、先に先に進んで復習に手が付いていない人が多いと思います。

過去問になれるまでは、毎日同じ問題を3回解いてもいいぐらいです。新規にいろんな文章を読むのではなく、復習を意識しましょう。

それでは。

SFC英語の過去問にはどんな感じで手をつければいいの?

過去問の取り組み方への質問をいただきました…



上でも書いた通り、私はむやみに過去問を勧めるのはあまり受験生のことを考えた選択肢ではないと思っています。過去問に取り組むべきかどうかはその人の実力次第です。

1:絶対落としたくない問題をとるためには…

SFC英語で本番でいったいどれぐらいとれるだろうか?がわかる換算表でも書きました通り、

確実にとける問題が、
空欄補充…50%、内容一致50%あれば平均130点とれる
空欄補充…60%、内容一致60%あれば平均144点とれる

というのが、SFC英語の実態です。これぐらい英語で得点がとれたら、最低限の英語の得点がとれる、ということになります。(もちろん「確実に130点とりたい」「確実に140点とりたい」なら、もう少し得点率をあげる必要がありますが。)

さて、実際SFC英語の問題をみていると「こんなの瞬殺じゃん。」という問題はけっこうあります。少なくとも全体の2割ぐらいは基礎中の基礎でしょう。また残り3割は、しっかりと英語対策をしていれば解ける問題が多いです。

一方で…過去問は…

さて、一方でSFC英語の過去問をみてみましょう。少なくとも、

2割…絶対に解くのは難しい、知らなければ無理
もう2割…実力がある人ならば解ける

という感じでしょう。こういう書き方だとわかりにくいかもしれません。輪切りにしましょう。
難度状況
最難関2割知らなければ絶対に解けない問題
難度高2割上位層にとって差がつく問題
難度中2割中位層にとって差がつく問題
簡単2割解けなかったらまず合格できない問題
瞬殺2割解けないと不合格を覚悟する問題
こんな感じのイメージです。ここで注意してほしいのは、SFC英語が5割から6割しか解けないで苦しんでいる人は、「簡単2割、瞬殺2割」すら解けていないということです。

確実にとける問題が、
空欄補充…40%、内容一致40%あれば平均116点とれる

のですから。逆にいえば「瞬殺2割・簡単2割」の問題すら解けない人は残念ながら、5割〜6割のレベルに達していないわけです。

さて、こういう人に直前だからと言って「過去問を勉強しよう」と提案すると言うことはどういうことか?「あなたにとって無意味な6割を学習しなさい」というようなものです。

2:過去問で6割到達しない人は、過去問よりも基本の参考書を優先した方が合格しやすい

確かにSFC英語は難しいですが、一方でだいたい半分ぐらいの問題は「基礎」なり市販の参考書の「大学入試レベル」をマスターしていたら解ける問題が多いです。

こう考えることができます。

過去問が6割未満しか取れない人にとっては
 ・標準的な参考書…必要な範囲が詰まった良書
 ・過去問…不要な範囲が40%ぐらい含まれた悪書

になるのです。

一方で、上述の通り、

確実にとける問題が、
空欄補充…50%、内容一致50%あれば平均130点とれる
空欄補充…60%、内容一致60%あれば平均144点とれる

のですから、確実に解ける問題を、他の参考書で増やすことで、SFC英語の合格率は十分に上がります。

3:6割ぐらいしか解けない人は、過去問は問題形式を理解するために解けばいい

もちろん、過去問を学習することで、解き方のヒントにはなるので、大いに学習すべきです。

一方で、めたらやったら解いた過去問を増やしても「解き方」は学習できませんので、「過去問」の数を増やすのではなく、解き方を理解した「過去問」を増やすべきです。つまり、解き方を意識しながら、同じ問題を何回か解き、「常に安定した解き方で解けるようになる」ことを目指します。

過去問はそのための練習材料であるため、たくさんやったことは評価の対象ではなく、同じ解き方で解けるようになるように過去問を使用したかどうか、が評価の対象となります。

単語だけは5年分みておこう

一方で、単語だけは5年分チェックしておきましょう。大学入試は「周囲と勝負してトップ○位に入れば合格する」試験であり、逆に言えば「周囲ができるものができない」は、もっともやってはいけないことです。赤本の範囲ぐらいはみんなマスターしてくる、と仮定すると、最低限そこで出てきた単語ぐらいは覚えておかないと差がつきます。

終わりに

コンスタントに7割以上取れる人は、ぜひ過去問にたくさん取り組みましょう。新たな学びがたくさんあると思います。

一方でそれ未満の人は、まずは「基礎」を固めましょう。大丈夫です。過去問で出題されているものうち5割を確実に解けるようにしておけば、平均的には6割以上取れることになります。それが終わったら過去問に手を出せばいいでしょう。ぜひ、がんばってください!

いろは塾(英語)冬期講習「SFC英語の得点が5-6割の人の得点をあと16点押し上げる英語講座」では、「過去問の解き方」部分を丁寧に説明して、なんとかあと1割分押し上げたい、と思って行う講義です。ご興味がある方、あと2人ぐらい受けられますので、ぜひお申し込みいただけるとうれしいです。

秋以降の学習時に「最初の傷つき」とどう向き合うか。

Twitterで以下のようにつぶやいたら、質問箱に2つのご質問をいただきました。共に似たような内容なので、合わせてご解答しますね。

このツイートの対象について

このツイートの前提には「文法・解釈をやった」という前提があります。参考書でいえば、ネクステ系の参考書を1冊やり、基礎英文問題精講のような解釈の参考書をやったけれども、SFCの過去問や模試で思うほど成績が伸びない人を想定しています。

なお、個人的な感覚で言えば、SFC英語で得点を取れない人の6〜7割ぐらいは、英文法や英文解釈に問題がある人が多いです。今回のエントリーは、そういうケースではない人を想定しています。(「英文法や英文解釈に問題があるのに、英語長文で消耗している人」の数の方が断然多いので、このツイート自体に質問が連続してきたことの意味を捉え違えないようにしたいです。)

「最初の傷つき」について

英文法や解釈をやったあとに、難易度の高い問題(SFC英語)にとりくんだり、自分のレベルの高い参考書(やておき500とか)に手を出すと思うように得点がとれません。だいたいの場合、「期待が大きすぎる」のです。勉強ができる人は、「自分の頭脳の効率の悪さ」を知っていますから、参考書を1冊終わらせただけでは、大きな成果に結びつかないことをわかっています。

ところが、受験生の多くは、頭のよい人でも、自分の頭の成長速度をわかってる人でもありません。極端に言えば、参考書の中身を頭の中に覚えれば受かる、と思っている人です。だから、1冊やり終えれば、それなりに大きく伸びる、と信じています。しかし、「筋肉があれば、あらゆるスポーツで活躍できるわけではない」のと同じように「文法や解釈をやれば、英語の実践問題で高得点をとれるわけではない」のです。

この期待と実態の落差に人は傷つきます。実際には、この落差は、「ホンモノの落差」ではなく、「期待の落差」です。だから本来ならば存在しないはずの落差です。けれども、「期待が大きい分」人は傷つくのです。これが「最初の傷つき」という幻想なのです。言い換えれば、「ついてない実力をあたかもついているかのように錯覚してしまうことによる傷つき」です。

では、なぜこうした傷つきが生じるのか。原理は簡単です。「英語は文法と解釈を身につけ語彙を増やせば成績が伸びる」という上級者の言葉を真に受けているからです。実際には、初級者や中級者がようやく身につけたばかりの文法と解釈を上級者はすでに何十回も実践的に使用している状態であり、それを身につける前の状態をもう覚えてはいないことの方が多いからです。上級者は嘘はついていないのですが、それらを身体的に理解するまでの地道な繰り返しを覚えてはいないのです。

「最初の傷つき」から身を守るために

1:過去問には安易に触れない

SFC英語の過去問は、問題の傾向さえ知っていれば、最悪1月や2月から触れるので十分です。

「そんなこといったって、慶應オープン・プレなどの模試があるから…」

などとはよく聞きます。

もともと、「そのレベルに達していないのに、安易に高いレベルのもの」に手を出すから傷つくので「高いレベル」のものに手を出さないことです。contain,sustain,attain,obtain… 語尾がtainの単語を4つ並べて見ましたが、このレベルの単語の意味がスラスラ出てこないのに、慶應オープンやプレは「夢」の話です。目的は「合格すること」であり、過去問でよい点数をとることではありません。その人のレベルによっては、試験当日まで過去問を見ない方が、合格率が高くなることだってありえます。

2:基礎を3ヶ月はやり抜く

・英文解釈100題
・ネクステ系参考書1冊か2冊
・イディオム系の参考書1冊
・単語を5000語+αを覚え抜く

解釈・文法・単語・イディオムの基礎ですが、よい先生に学んでも、これらは学習するのに時間がかかります。これらを「必死にやり抜く期間」は3ヶ月は必要です。(もちろん、偶然この期間が1ヶ月で済む人もいます。)

この3ヶ月には、英文解釈をマスターする時間やネクステ系参考書を1周やり抜くまでの時間(はじめの1周が終わる頃には復習を含めて同じ参考書を5周ぐらいまわしたいですが。)を含めません。含めずして、なお、これらに慣れるためには時間がかかります。比喩的に言えば、これらは時間をかけて、「脳になじませる」必要があるのです。

3:簡単な長文問題からはじめる

過去問を解けなくて苦しんでいる人の中には、実は初級レベルの英語長文もおぼつかなかった、という人はけっこういます。過去問が解けなかったらまずは初級レベルの英語長文の出来を疑うべきなのです。

1:初見で時間制限なしで9割未満の得点
2:初見で時間制限なしで9割得点できる
3:初見で時間制限ありで9割得点できる

の順で難しくなります。まずは、「3:初見で時間制限ありで9割できるレベル」の参考書まで戻ってみることが肝要です。そこから順番にレベルをあげていくのです。幸いレベル別の参考書はたくさんあります。自分に合った問題をたくさんこなすことで高得点に近づけます。逆に、自分に合わない問題であれば、難度が高いものをたくさんこなしたとしても高得点はとれないのです。

4:完璧を求めない

SFC英語なんて6割超えたら御の字です。7割超えたら小躍りしてください。

完璧にSFC英語で出てくる単語を理解しようと思えば、英検1級を超えた語彙力やネイティブ並みの背景知識が必要になります。Twitterやネットを見ていると、初見で過去問を8割解いた…と発言するおばけみたいな人がたくさんいる気がしますが、そういう人は無視してください。そういうレベルでなくとも受かっている人はたくさんあります。安定的に英語で7割取れれば御の字です。

5:しばらくしたら、解釈と文法に戻る

300wordsでも、500wordsでもいいですが、passageをたくさん読む経験をしたあとにまた解釈や文法に戻ると、以前はわからなかった部分が理解できたり、つっかえつっかえだった部分がスラスラ読めるようになったりもします。多くの人が、

1:単語
2:文法
3:解釈
4:長文

のように階段のように学習し、特に2や3に再び戻ることはしませんが、しばらく英語長文をやったあとに、2や3に戻り、また英語長文を解くと、急に成績が伸びたりします。自分では言語化できなくても、英語長文を読むために英文解釈で何を身につけるかが身体知として理解できているので、英文解釈の学習方法が変化し、結果としてよい方向に働くようです。

6:やる

意外と重要なのがこれ。(自分としては)必死で英文解釈や文法を勉強しても、過去問に歯が立たなかったら、心が折れてしまい、「本当に間に合うか」と疑心暗鬼になります。そして、心が折れて手をつけなくなる人がいます。残念ながら「間に合うかどうかの確証がない中、間に合うことを信じて学習する」のが受験勉強です。「合格間違いなし」と言われている人でも不合格になるのが大学入試です。けれども、どんな人でも最低限合格に近づけてくれる魔法の行動があります。それが、

やる

なのです。よく毎週…下手すれば1日おきぐらいに学習方法について相談してくる方がいらっしゃいますが(悪いとは思ってませんよ)、ぜひ1ヶ月前の悩みをメモしておいてください。「勉強を続けてさえいれば、」1ヶ月前の悩みは、もう解消していることが多いと思いますよ。だから、やりましょう。

「最初の傷つき」は錯覚ですからハマらないようにしましょう。

以上で述べたように、「最初の傷つき」は錯覚です。だから、それによって、スタイルを揺るがされないようにする方が大事です。長文を解きつつ、他の技能を伸ばせば、必ず長文の得点力はついていきます。この「傷つき」に惑わされないように、着実に進んでいきましょう。

パラグラフ・リーディングを理解して、SFC英語で差をつけよう!

いろは塾(英語)後期もスタートしました。「Academic English の論理構造を理解することはSFC英語で高得点をとるために非常に便利だ」ということがわかっていただけたようで何よりです。

***


さて、ツイッターでは、こんなご質問をいただきました。

パラグラフ・リーディングはどの大学でも必要なスキルです。でも…。

ご質問を整理すると、

1:SFC英語においてパラグラフ・リーディングは必要なのか。
2:いつパラグラフ・リーディングを学習すればよいのか。

の2点になります。お答えとしては、ツイッターにもお答えした通り、

1:SFC英語においてパラグラフ・リーディングは必要なのか。…必要です。
2:いつパラグラフ・リーディングを学習すればよいのか。…英文解釈の後。

です。

でも、この答えだとけっこう誤解を与えかねないのでもう少し丁寧にお答えしたいと思います。

パラグラフ・リーディングは日本の受験界で流行っているコンセプトです

そもそもパラグラフ・リーディングという概念は、日本においてポピュラーな概念です。

Google 検索件数
パラグラフ・リーディング…約 44,200 件
パラグラフ・ライティング…約 約 20,300 件
アカデミック・リーディング…約 2,530 件

paragraph reading…About 54,500 results
paragraph writing…About 2,190,000 results
academic reading…About 728,000 results

このように、Google 検索から見れば明らかですが、paragraph readingという言葉はないわけではないものの、一般的な概念ではありません。受験業界でいうパラグラフ・リーディングは、academic readingの中のskimmingというスキルの一部を取り出したものに近いかな…と思います。

このacademic readingの中のskimmingというスキルはSFC英語に限らず、論理的に書かれた英文を素早く読み取る際には重要なスキルです。SFC英語では、大量の文章を読むので、どうしたって「大意をとる」必要性があります。「大意をとる」=「Academic Readingの中のskimming」そのものなのでこの能力が必要です。

受験業界におけるパラグラフ・リーディング

受験業界におけるパラグラフ・リーディングの参考書に悪いものが多いわけではありません。むしろ、よい参考書はたくさんあると思います。けれども、

・パラグラフ・リーディングが通用しない場面や文章でも、強引にあてはめようとする
・精読においても強引にパラグラフ・リーディングをあてはめてしまう

など間違った利用方法により、「パラグラフ・リーディングやっても伸びなかったよ」「かえって成績がさがってしまった」という人が多く、評価がわかれるリーディング方法です。(あくまでskimmingの技法であるものを、受験英語全般に使えるもの、として誤解しているのがよくないと思います)分類の方法はいくつかありますが、

A:パラグラフの構造に着目したもの
B:トゥールミン・ロジック(ロジックの三角形)に着目したもの
C:ディスコースマーカーに着目したもの
D:およびA〜Cの組み合わせ

といった感じです。特に横山先生のロジカル・リーディングに関してはいい本なのですが、Bのポイントに関して、「ロジックの三角形を効果がない場面でも無理やりあてはめる」という誤解が多く、それが成績を下げている原因だと思います。

そして、私はこうした(誤解の多い)パラグラフ・リーディングがSFC英語に必要だ、といっているのではありません。先ほどから書いているように、Academic Reading内のskimming skillとしてパラグラフ・リーディングをSFC英語に活用すべきだと思うのです。

パラグラフ・リーディングとは?

パラグラフ・リーディングとは
・英語長文の大意をつかむことを目的に、
・パラグラフの汎用的な構成を活用して英語長文を読むリーディング方法

です。したがって、

あとは「目的」を見失わずに、「パラグラフの汎用的な構成」を理解することがポイントとなります。

どういう順番で学習すべきか

ツイッターでは、汎用的に

文法→解釈→パラグラフ・リーディング

と書きましたが、ここをもう少し説明します。上で書いたように、パラグラフ・リーディングのためには、「パラグラフ」の構造を知ることが重要となります。パラグラフは、特殊な状況を覗き、最低限2つ以上の文章がないと成立しないため、「文法」を学習する段階では、パラグラフ構造を意識することは不可能です。

一方で、英文解釈はpassage単位で行うこともあれば、paragraph単位で行うこともあります。つまり、英文解釈の学習をしていると、自然とparagraph単位の文章に遭遇します。その際に、パラグラフ構造をも一緒に学習することはできます。(いろは塾の講義では、解釈の際にはこの文章はパラグラフかどうか、という話を時々していましたね。)

したがって、厳密に言えば、パラグラフ・リーディングの学習は、英文解釈からスタートします。ただし、この段階では複数パラグラフを取り扱うことはほとんどありません。英文解釈では複数のパラグラフはほとんど出てこないですよね。パラグラフ・「リーディング」は、複数パラグラフがないと成立しない(というよりも、そうでなければ大意をとる必要はない)のです。

その後、学習参考書でパラグラフ・リーディングを学ぶのか、塾などで学ぶのか、どちらでもよいと思います。ただ学習参考書で学ぶ人は上で書いたように、

・パラグラフ・リーディングが通用しない場面や文章でも、強引にあてはめようとする
・精読においても強引にパラグラフ・リーディングをあてはめてしまう

という罠にはまらないように注意しなければなりません。

この罠にはまらないようにするためによい参考書はあまり見たことないんですよね…。このへん…いい参考書ないかな…。

やておき500が終わったら、やておき700?それとも過去問?

やておき500が終わったら、やておき700?それとも過去問?

A:ケース・バイ・ケースです。

この質問のお答えはなかなか難しいです。私がお伝えしていることを、表面的にとらえないでいただけるとうれしいです。

まず英文解釈が一通り終わった段階では、まだ「得点力」がありません。その得点力を身につけるために、「英語長文」の学習をする必要があります。そのための参考書の1つとして、やておき500ぐらいをやってみたら?と言っているだけで、できるのであれば、本人の能力レベルにあっていれば300でも、700でもかまいません。

英語長文問題の典型的問題に慣れる

この目的を達成していなければ、やておき300にダウングレードしてもいいですし、やておき500をもう1周すればいいんです。

もし「英語長文問題の典型的問題に慣れ」たら…

過去問を知らなければ過去問を解いてみる

SFCの英語の問題は、かなり難しいです。ただ、「どれぐらい難しいのか」を問題を解いてみることで体験して見ましょう。このフェーズではせいぜい両学部2年度分ぐらいで十分です。
英語の実力がつけばつくほどSFC英語の難しさがわかる
このような意味のつぶやきをツイッターでみたことがあります。まさしくその通りだと思います。やておき500が終われば、「敵の強さ」がわかるレベルだと思います。強さのレベルを測って見ましょう。

「長い文章」に慣れる:Graded Readerを読む

大学受験のみを視野に入れた英語勉強法だとほとんど出てこない発想なのですが、Graded Readerを読むのは英語長文を読むのに重要です。目安としては10冊〜20冊読むといいでしょう。Graded Readerとは、「初学者〜中級者向けに単語が調整された英語のみで構成された本」です。

オススメは、Cambridge English Readersシリーズです。単語レベルに比較してワード数が多いのが特徴です。だいたいレベル2ぐらいから数冊ずつ読んでいけばいいでしょう。

レベル2 語数制限800語 英検3級レベル

このレベルは余裕のはずですが、このレベルの内容でも1冊あたり8,000ワードを超えるものを読むのは骨が折れます。けれどもこういう経験を経ることで超長文を読む体力がつきます。レベル3と合わせて、1、2冊読めば十分です。

レベル3 語数制限1,300語 英検準2級レベル

14,000ワードぐらいの長文です。単語レベルは余裕でしょうね。

レベル4 語数制限1,900語 英検2級レベル

ここをメインに3、4冊読むといいでしょう。単語レベルはだいたい高校授業レベルです。18,000ワードレベルですので1冊でSFC英語の過去問2年分ぐらいのワード数があります。

レベル5 語数制限2,800語 英検準1級レベル

このレベルは、手を出してもいいですし、手を出さなくてもいいです。1冊あたり22,000ワードはあります。

レベル6 語数制限3,800語以上 英検1級レベル

1冊あたり28,000ワードぐらいあります。

英文の中で語彙力を増やす

英単語力は大人しく多読によって身につけていきましょう。

1:リンガメタリカ→アカデミック
2:速読英単語→アカデミック
3:リンガメタリカ→TOEFL英単語

左2冊のうちどちらかをやってから、右3冊のうちどれかに手を出せばいいです。左2冊は必須レベル、それができたら右3冊に手を出す、ぐらいの考え方で十分です。

速読・速聴英単語を基礎から進めて行く、というのもおすすめ。

「長文力」をあげていく

SFC英語に関していえば、大学受験の参考書よりも、TOEFLリーディングの参考書の方がおすすめ。この2冊ぐらいをやってから、過去問を解くとずいぶん違うはずです。

さらに「英文解釈」を極める

構文が難しい英文に触れ続ければ、その分長文中の英文を読むのも楽になります。

このレベルの参考書になると、「自分に合うものを見極める」ことができない人は手を出さない方がいいと思います。ちなみに、右に行けば行くほどマニア度が増し、手をつけなくてもよいレベルになっていきます笑。

終わりに

やておき500を終えてからの勉強のしかたってけっこう難しいですよね。勉強の指針を設定するお役に立てればうれしいです。

Q 英語の過去問は、いつぐらいからはじめればいいですか?

Q 英語の過去問は、いつぐらいからはじめればいいですか?

いろゆばーば こんばんわ。

自分は、いま英語の成績がそんなによくありません。予備校の先生に相談したところ、まだSFC英語に手を出すのは早いと言われました。自分としては、早くSFCの過去問に着手しないと不安です。いつごろから着手すればよいのでしょうか。
ツイッターのDMより

A 現在の到達レベルが低いのであれば、過去問は傾向を知る程度にやればいいです。

こんばんわ。いろゆばーばです。著作権の関係でリンクだけにとどめますが、ひどくないっすか。

A:現在の英語のレベルがそんなに高くないのであれば、英語力全体をあげるのが先決です。だから、過去問は、レベル感を知るために用いればよいです。

合否を決めるのは、根本的な英語力です。だから英語力をあげるのが先決です

SFCにせよ、他大にせよ、難関大になればなるほど、「本質的な英語力」が重要になります。「本質的な英語力」とは、問題形式によらず一定の点数をとれるだけの英語力をさします。確かに、英作文がある大学では英作文を、整序問題が出題される大学であれば整序問題の対策をした方がいいです。けれども、本来的に言えば、こうした設問は、その種類に関係なく受験者の英語のレベルを確認されるために出題されるものです。東京一工を受験する受験生は、滑り止めとして早慶を選んだとしても、そこまで躍起になって対策しなくても合格する人が多いです。それは、「問題形式によらず、得点をとれるだけの英語力」があるからです。そして、どの大学も難関大であればあるほど、「本質的な英語力」を問おうとします。

いくら、SFCの過去問を10年分解いて答えを覚えても偏差値50レベルの英語力ではお話になりません。それよりは、偏差値60レベルの英語力で受験までに1度もSFCの過去問を解いたことがない人の方がSFCに合格する確率は高いです(さすがに空欄補充問題と読解問題しか出題されない、という傾向だけは知っておきましょう笑)。偏差値70の人でも落ちることがあるSFCですが、それは「偏差値70以上ないと合格しない」ということを意味しません。(コンスタントに)偏差値70をとる人の方が、SFC対策だけをし続けた偏差値60の人より合格率は高くなるでしょう。地力が違いますから。

過去問はなんのためにやるの?

・出題形式を知り、戦略を練るため
・現在の実力を確認するため
・周囲と差がつかないような知識を入手するため

出題形式を知り、戦略を練るため

SFC英語で合格最低点をコンスタントにとるためには最低限の文法知識は必須です。一方で、SFCの試験前日に文法問題をひたすら復習するのはバカです。もちろん、前日に英作文の勉強をするのも、傾向がいきなり変わったりしない限りはほとんど無意味でしょう。こうした学習上の戦略を立てるために、過去問を解いておくことは重要です。でもね、

・大問は3問
・大問1:1000words、大問2:1000 words、大問3:2000 wordsレベル(設問含む)
・大問1・2:内容補充問題10問、読解問題5問ずつ
 大問3:内容補充問題20問、読解問題10問
・時間は2時間
・内容補充問題は文法よりも、語彙・イディオムの方が多く出題される

これぐらい知っていれば十分です。また、超長文問題であるため、2時間の時間をどう使うか、という戦略を事前に練るための素材として何問か解いておけばいいでしょう。

現在の実力を確認するため

もし、初見(に近い)の問題であれば、それをつかって実力確認をすることができます。だいたいどの年度も3-4配点、あるいは、2-6配点で計算して、6割を越えれば、合格最低点は超えたと思ってください。もちろん、年度によるブレもありますので、6割を下回ったとしても気にすることはないです。

注意してほしいのは、「現在の実力確認」自体は、「あなた自身の英語能力をなんら向上させるものではない」ということです。もちろん、現在地を知れば、目指す地点との差がわかりやすいので勉強計画を立てやすいです。だけど、現在地を知らなかったとしても、ゴールさえ常に見えていれば、(山を超え、谷を超えて、)必ずそこにたどり着けます。

もし現在の英語力が低いのであれば、先に中間地点である本質的な英語力をあげることに時間をつかいましょう。本質的な英語力な英語力は、過去問のように不要な問題がたくさん入っているものではなく、必要なことがたくさん詰まっている参考書などで身につきます。わざわざ非効率な過去問を解いて、覚えなくてもいい問題まで覚える必要はないのです。

周囲と差がつかないような知識を入手するため

得点に影響するとしたらこれだけですね。本命の人の多くは過去問を解いてきます。だから、よく出る英単語のみならず、過去問に出てくるマニアックな英単語も覚えてくる可能性があります。もし、仮に今年も同じマニアックな英単語が出てきた場合、過去問対策をしてきている人の方が有利です。それを覚えて、横並びになるために、過去問のマニアックな英単語を覚えましょう。

でもね…、これって所詮「本質的な英語力」を身につけてから先の話です。「本質的な英語力がある」けれども「過去問対策をしていない人」と「本質的な英語力はない」けれども「過去問対策をしている人」では前者の方が合格率が高いです。もし、高確率で合格したければ、「本質的な英語力」を身につけることを優先しましょう。今の時期ん「本質的な英語力」が身についていないならば、「本質的な英語力」を身につけることが優先になります。

終わりに

過去問を解いていようが、解いていますが、受かる人は受かるし、落ちる人は落ちます。「過去問を解いていることによる安心感」あるいは「たまたま過去問に出てきた英単語を知っているラッキーイベント」により合格率は上がりますが、それは「本質的な英語力」に勝るものではありません。

まだそんなに英語力がないのであれば、先に本質的な英語力を身につけてください。それでは。

Q SFC英語の空欄補充問題ってどれぐらい解ければいいの?

Q SFC英語の空欄補充問題ってどれぐらい解ければいいんですか?

いろばーちゃん。こんばんわ。

SFC英語の空欄補充問題が、なかなか解けません。自信を持って正答だと言えるのは全体の5割程度です。でも、ツイッターやstudyplusなどを見ているとみんなもっと解けてるようで不安です。メールでのご質問より

A あたしは、ばーちゃんじゃない。じゃなかった、いいんじゃない?それで。

こんばんわ。いろばあです。もういいや、ばばあで。いや、よくない。

A SFCの空欄補充問題は難しい。
 初見ならば、自信をもって解答できるのは5割で十分です。

SFC英語の空欄補充問題はかなり難しいです

12/17の英語の冬期講習のときには、もう少しお話させていただくんですが、SFC英語の空欄補充問題の選択肢ってかなり難しいんです。(これはきちんと証明できます。)だから、「大学受験レベルの英語の勉強をしていた人が、普通に解こうと思っても「自信をもてる問題」が5割ぐらいになるのは当然です。もちろん、語彙やイディオムが増えれば増えるほど、自信をもてる問題は増えます。

結局、半分自信があれば、どれぐらい得点取れるの?

実際のところ、5割に自信が持てれば、残りの5割は三択問題の塗り絵ゲームになります。その場合、1/3の確率で得点できるはずです。だから、

○空欄補充問題3点で計算した場合
 3点×20問 + 3点 × 20問 × (1/3) = 80点
○空欄補充問題 2点で計算した場合
 2点×20問 + 2点 × 20問 × (1/3)=53点
 ※得点率は66.7%

また、実際のところ、三択問題のうち一択は「明らかに違うよね」と思う選択肢もあります。その場合、1/2の確率で得点できるはずです。だから、

○空欄補充問題3点で計算した場合
 3点×20問 + 3点 × 20問 × (1/2) = 90点
○空欄補充問題 2点で計算した場合
 2点×20問 + 2点 × 20問 × (1/2)= 60点
 ※得点率は75.0%

です。だから、「自信を持てる選択肢が全体で5割しかない人」の得点率は、

空欄補充問題の得点率は平均的に66.7%〜75.0%の範囲におさまります

(もちろん、平均的な話をしているので、運がよければもっとよくなりますし、運が悪ければもっと悪くなります。とはいっても三択問題を20問全部外す確率は0.03%、二択問題を20問全部外す確率は0.0001%となるので、そっちの方が合格するより難しいです笑)

だから、初見で空欄補充問題は半分しか自信がもてない、というのはむしろきちんとした実力がある、ということになります。

目指すべき得点率は?

過去問の空欄補充問題において、最終的に目指す目標は10割です。覚えればすむ話なので。

多くの人が忘れていますが、大学受験とは一定の能力の有無を確認する資格試験ではなく、上位から順番に合格できるレースです。だから、なんとかして、「上位」に入らなければならないのです。もちろん、上位に入るためには、もちろん難しいことをたくさん知ればいいです。けれども、難しいことほど、範囲は広くなり、どこまで手をつけていいのかがわからなくなります。しかし、過去問となれば話は別です。「本命の人は必ず数をこなしてくる問題」です。だから、せめて「過去問の設問ぐらいは100%覚えたい」のです。したがって、勉強方針は、

初見ならば「5割に自信が持てれば十分」
試験前日には「せめて赤本の範囲内の空欄補充問題は100%自信を持てるようにする」

ぐらいの感じです。(最近、本当に誤読する方が多くて困っちゃうんですが、赤本の空欄補充問題を100%覚えれば合格する、とか、逆に100%覚えなければ不合格だ、とか言ってませんからね。)

おまけ:読解問題で目指すべきレベルは?

これは極端な話、10割です。SFC英語の読解問題って、20問中根拠が見つかりづらいものって全体の1割程度なんですよね。もちろん、問題の多くが、単一パラグラフを見ていても解けないため、そういう意味では簡単ではないんですが、空欄補充問題みたいに、ネイティブに問題を解いてもらっても「ふにゃ?」と止まるようなことはほとんどありません。

だから、目指せ10割です。もちろん、単語のレベルが高いので、実際、本番試験で10割取れるかどうかというと別問題ですが、空欄補充問題のように、最初から解けなくてもぜんぜんOKといえるようなものではないんですよね。なんとか、わからない単語を推測しつつ10割を目指しましょう。そういえば、SFC英語の配点についてのエントリーも参考になるので読んでみてください。