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英語勉強法

SFC英語で本番でいったいどれぐらいとれるだろうか?がわかる換算表

「SFC英語の自己採点をどうすればいいか」というご質問をいただきました。こちらを参考にしてみてください。

はじめに

「SFC英語の過去問を解いたときの得点が5割、6割などというのは、変動が大きすぎて全くあてにならない」という話をしていたら、「それは納得したけれども、何を基準にしたらよいかわからない」というお答えをいただきました。

そこで、このエントリーでは、得点の目安を書きたいと思います。

使用方法

使用方法
1:過去問を解き終わったら「自信があるもの」にチェックをします。
2:普通に採点します。
3:空欄補充と内容一致にわけて、「自信があるもの」かつ「正答したもの」の数を数えます。
4:それに合わせて以下の得点表の数値を読み取ります。

予想最低得点

90%の確率でこの表の得点以上の得点をとることができます。

平均点

同じ試験を何回も受けたら平均的にはこの点数になるという点数です。

平均的にはこれぐらいの得点になるんだな…と思って表をみてください。

80%信頼区間

80%の確率でこの表の得点内に収まるだろうという推定値です。

なお、この表は「自信があるもの」は確実に正解し、それ以外のものはランダムに正解となる、という前提で作成していますが、実際は三択問題、四択問題ですので、一択は明らかにおかしい選択肢を消せる、ということが起こります。こういう場合は、得点がより上振れします。一方で、ひっかけ問題がある場合には、ランダムに正解するよりも、正解率が低くなる傾向にあります。こうしたことをご理解いただいた上、ご利用ください。

使用例

例1:空欄補充24問「自信あり」かつ「正解」、内容一致10問「自信あり」かつ「正解」の場合
・このかたは、本番試験では90%の確率で127点以上とることができます。
・このかたは、本番試験では平均的に138点とることができます。
・このかたの、本番試験の得点は80%の確率で127点〜149点の範囲に収まります。

例2:空欄補充18問「自信あり」かつ「正解」、内容一致13問「自信あり」かつ「正解」の場合
空欄補充18問はないので、空欄補充16問と空欄補充20問を用います。内容一致13問はないので、内容一致12問と内容一致14問を用います。予想最低点に関しては、空欄補充16問・内容一致12問の場合は116点です。空欄補充20問・内容一致14問の場合は131点です。116点と131点の平均は123.5点です。小数点以下を切り捨てして123点がこの方の予想最低得点です。平均点・80%信頼区間も同様に計算すると、
・このかたは、本番試験では90%の確率で123点以上とることができます。
・このかたは、本番試験では平均的に135点とることができます。
・このかたの、本番試験の得点は80%の確率で123点〜146点の範囲に収まります。

予想最低得点

空欄補充
30%(12問)40%(16問)50%(20問)60%(24問)70%(28問)80%(32問)
内容一致30%(6問)8897106114123131
40%(8問)95104112120129138
50%(10問)101110119127136145
60%(12問)108116125134142150
70%(14問)114122131140149158
80%(16問)120129138147157165

平均点

空欄補充
30%(12問)40%(16問)50%(20問)60%(24問)70%(28問)80%(32問)
内容一致30%(6問)102110118126134142
40%(8問)108116124132140148
50%(10問)114122130138146154
60%(12問)120128136144152160
70%(14問)126134142150158166
80%(16問)132140148156164172

80%信頼区間

空欄補充
30%(12問)40%(16問)50%(20問)60%(24問)70%(28問)80%(32問)
内容一致30%(6問)88-11697-123106-130114-138123-145131-153
40%(8問)95-121104-128112-136120-144129-151138-158
50%(10問)101-127110-134119-141127-149136-156145-163
60%(12問)108-132116-140125-147134-154142-162150-170
70%(14問)114-138122-146131-153140-160149-167158-174
80%(16問)120-144129-151138-158147-165157-171165-179

注意事項

・配点を3-4配点した場合のシミュレーション結果から作成しました。3-4配点でご利用ください。
・「自信がある」かつ「正解」とカウントした問題のみ100%の確率で正答、残りの問題は三択問題の場合は1/3,四択の場合は1/4の確率でランダムに正答となるものとして計算しました。
・10000回のシミュレーション結果です。

終わりに

今の実力では、結局本番でどれぐらいとれるかどうかわからない、というご質問に答えるために作成した図表です。ぜひご利用ください。

英文解釈をSFC英語向けに勉強するときに忘れがちなこと3つ

はじめに:ご連絡

みなさん、英語の勉強がんばってますかー!夏休みはまとまって勉強できるチャンスなので、ぜひがんばりましょー!(私も言語を何か勉強しようかな。Rubyとか?笑)

いろは塾・受講中のみなさま、今週は英語に関する動画をアップしました。このエントリーと連動してますので、気になる方は、Google Classroomをご覧ください。

SFC英語でも文法や英文解釈は必要です。

基本的に講義を受けてくださってる方はよくわかると思うのですが、英文法の基礎の基礎を知らないと満足に英語を読めません。そして、それが一通り頭の中に入ったら、ようやく英文解釈に着手することができます。英文解釈で使われる難度の短文が読めるようになれば、SFC英語も(単語力や熟語力さえあれば)十分に読めるようになります。

誤解を恐れずに言えば、SFCレベルの英語を身につけるには、

A:英語のシャワーを浴びる
B:英文法や解釈を中心に学習し、構造的に英語を学習する

のいずれかしかないと思っています。ちなみに「英語のシャワーを浴びる」という学習方法も有効だと思っています。ただし、多読でいえばメルクマールとされる100万語単位の多読は必要です。要するに、方法Aは「帰国生」などにオススメする学習法です。方法Aの方が、「第一言語学習の方法に近い」ので、直感的に優れているように思えたりもします。(よく見る「ネイティブの人は、文法なんて勉強しなくても、英語が身についてるじゃん。」っていう意見がこれにあたります。)ただし、ネイティブと第二言語学習者では学習ルートが異なる、という考え方の方が一般的だと思います(主に「臨界期仮説」に関する立場によって違うのですが)。それが方法Bにあたります。(もちろん、GTMだけじゃなくて、ALMなどがあるのはわかってはいるのですが…、あえてここでは言い切っています。念のため。)

 論理的思考を母国語で身につけた第二言語学習者(平たく言うと「中学生以上の純ジャパ(海外長期滞在経験のない日本人)」)にとっては、文法などのルールを身につけてから学習した方が習得が速いと言われています。だから、英文解釈や英文法を通じて、「ルールに基づいた英語の読み」を身につけてから、英語のシャワーに突入した方が効率がよいです。そのための英文解釈なのです。

SFC英語向けに英文解釈をするときに注意したいこと

SFC英語向けに英文解釈を行う際に注意したいこと
1:英文法や語法を丁寧に意識しながら読む
2:気づくことを大事にする
3:思い出すことを大事にする

でも、困ったことに、英文解釈をやろうよ、というと、つい「短文和訳すればいいんでしょ?」という考えになってしまいます。100%間違いではないのですが、それだと非効率なので、上の3つに注意してください。(そのレベル感がわからないと思うので、いろは塾受講中の方には動画を準備しました。)

1:英文法や語法を丁寧に意識しながら読むこと

英文解釈は「和訳」に注意しがちですが、大事なのは「英文法通りに和訳できているか」の方です。言い換えると、「同じ文法事項が出てきた場合に再度それを使える形で理解しているか」ということです。だから、和訳自体は多少たどたどしくてよいので、文法を意識して和訳する必要があります。例えば、講義で教えていると

・時制
・and

のような非常に単純な項目でも「文法的にありえない」訳し方をしたりします。そういうものをなくすために、徹底的に「英語の時制に関するルール」や「andの使い方」を意識するのです。もちろん、言葉は生き物みたいなものなので、数学のようにパズルのように答えが出るものではありません(ただし、面白いことに、大学受験で問われる場所の多くはパズル的に解けます。)ただ、それでも文法を意識しながら、読むことによって、ずいぶん多くのことが読み取れるようになります。

2:気づくことを大事にする

英文解釈や英語長文について、
一回やったら、もう答えを覚えちゃうから意味ないじゃん。
という意見は毎年のように聞きます。確かに、複雑な英語構文であればあるほど、いったん理解してしまえば、その「気づき」の学習効果は薄くなります。だからこそ、

・初見時にわからないところは、うんうん唸って「気づく能力」を上げる
・2回目以降は、「どこに着岸すれば気付けるか」を意識して解く

の2つを意識する必要があります。

おかしな和訳をしている部分は必ず構文がとれていません。私の講義はねちっこいので笑、和訳を発表してもらった後に「で、今の和訳の主語はどれ?」とか「この部分が和訳に入ってないけど?」と聞いたりしますが、そう言う場合は「ポカミス」ではなく、多くの場合、単純な文構造が取れていなくて、そして、その単純な文構造が取れていない理由が必ずあります。その理由に気づくことが重要です。そして、一度気づいて覚えてしまった後は、「次からはどこを見ればそれに気付けるか」を考えながら2回目以降を解いていきます。そうすれば、2回目以降もさらに多くの学びがえられますし、次に同じタイプの初見の文章をみたときに解きやすくなります。

3:思い出すことを大事にする

一回やったら、もう答えを覚えちゃうから意味ないじゃん。
という人の多くは、これをやっていません。

例えば、

It is expected to make innovation happen.

という文章が出てきた場合に、それを和訳するだけではなく、関連する事項を思い出すのです。

・あれ?原形不定詞をとる動詞って他にどういうものがあったっけ?
・あれ?意味上の主語を表す時ってどうするんだっけ?

などなど。一つの英文でもいろいろ「思い出す」ことができます。この「思い出す」作業は、

・「気づく」ができていないとできない
→次の質問に繋がらない
・頭の中で「文法や語法」がある程度整理されていないとできない
→整理できていないと答えが引き出せない
・答え合わせができるレベルまで参考書を読み込んでいないとできない
→「あれ?忘れてたな」と思ったときに参考書のどこを見ればよいか、ある程度わかっていないとできない。

ので、非常に高度な処理を必要とします。

「一回やったら、もう答えを覚えちゃうから意味ないじゃん。」という人に対して、上のような質問を投げたら、まず間違いなくスムーズに答えが返ってきません。それは表面的にしか学習していないからです。「思い出す」を自力でできるようになることで学習は深く進んでいきます。(それが自分でできない人は講義を受けるといいと思います。「ここの代名詞は何を指すの?」とか先生が聞いてくれますよね?)

終わりに

以上、今回は、英文解釈についてでした。

いろは塾(英語)夏期講習ですが、英文解釈をしているととても面白いです。和訳に少しでほころびがあると、だいたいは文法に問題があることが多く、

・ベン図を書いて説明してみよう。
・年表(時間軸)を書いて説明してみよう
・その代名詞は?本文中の言葉でいうと何になる?

という質問にもなかなか答えられません。ぜひ、英語をもっと丁寧に読む練習をしてみましょう!

英文法の基礎の基礎チェックシートを無料で配布します。

いろは塾(前期)英語を受講している方向けに、英文法の基礎の基礎を理解しているかどうかを確認するためのチェックシートを作りましたが、せっかくなので気になる方向けに配布したいと思います。夏休みのこの時期には最低限この程度の英文法は使いこなせてほしい、と思っております。

気になる方は、

E-mail: kadoya0168[at]gmail.com
or
Twitter: @Irohaforcom のDM

までご連絡ください。

補足

SFCの過去問で100点から120点とれるので、もうひと踏ん張りだと安心されている方へ。SFC英語で本番でいったいどれぐらいとれるだろうか?がわかる換算表というエントリーにも書いたのですが、過去問で100点とれるというのはせいぜい空欄補充と内容一致のうち40%の問題が確実に取れる(あとの問題はロト6)程度の実力なんです。これは保守的に見積もった数字であり、平均的に考えれば、空欄補充30%・内容一致30%でも平均的に102点はとれてしまいます。

基礎を磨けるのはこの時期しかありません。毎年、冬休みに「基礎から教えてください」と言われるのですが、「ごめん。今(冬休み)からだったら、単語を詰め込んだ方がまだ勝算がある…」としか言えません。きちんと基礎を磨くために夏休みをうまく活用しましょう。

SFC英語は、難しいけれども、基礎を大事にしましょう!

ツイッターなどで参考書に関していろいろ質問を受けますので、相変わらずデータで横殴りしてみます。

SFC英語における単語の出現割合

以下の表は、SFC英語大問3つ分の単語の分析です。
単語レベル出現回数割合累積割合
1-1000231367.1%67.1%
1001-200037510.9%77.9%
2001-30002146.2%84.1%
3001-40001424.1%88.3%
4001-5000762.2%90.5%
5001-6000441.3%91.7%
6001-7000300.9%92.6%
7001-8000341.0%93.6%
8001-9000341.0%94.6%
9001-10000210.6%95.2%
10001-11000120.3%95.5%
11001-1200030.1%95.6%
それ以外1514.4%100.%
合計3449100.%
つまり、3題分で3,449語あり、その出現割合をカウントしたものです。例えば、単語レベル1-1000の極めてよく出てくる英単語(inとか、theとか、aとか…)は、3,449語中2,313回出てきているという意味です。

ちなみに、これはSFC英語の分析なので、「知らない単語」をゼロにするためには、12000語覚えてもまだ足りません。12000語といえば、英検1級レベルに近いですよね(数え方にもよりますが。)

間違いだらけの単語集の選び方

ツイッターで、よくいただく質問のひとつが「どの単語集を使えば良いですか?」です。
・「速単とリンガメタリカどちらがいいですか?」
・「リンガメタリカだけでは足りないと聞きました。英検1級のパス単レベルも覚える必要があるんですか?」
・「英検1級レベルのパス単はやりすぎだけど、準1級は必要だと聞きました。どうでしょうか?」
やまほどあります。

お答えは、「あなたのレベルにあった単語集をお使いください」です。これにつきます。もし、あなたが最初の基本語1-1000ぐらいまで(中学英語レベル)を覚えていないのであれば、まずは「1-1000語」の単語を覚えましょう。

いくら、慶應に受かっている先輩がパス単準1級がよい、と言っていてもです。パス単準1級は7001語レベルあたり以降から単語になる感じでしょうか(正確に分析したことはありませんが。)、そのあたりの単語もSFC英語には出てきます。だから「学習すること」自体は否定しません。

ただ、気をつけてみてください。7001-8000語レベルの単語だと、出現確率は1.0%程度です。1000語覚えて10語しか出てきません。もちろん、あなたが7000語までの単語をきちんと覚えていたら、7001語〜先の単語をカバーしているパス単準1級は神単語集です。間違いありません。ひょっとしたら、この中に出てくる単語が本番試験に出てきて

「パス単やっててよかったよ!」

と思うかもしれません。それだったら幸せです。そういう人はいいんです。

でも、1-1000語レベルの単語がおぼつかない人が、「SFCに合格した先輩がパス単準1級からめっちゃ出るって言ってました」と目を輝かせて言っていたとしたら…私は…その人からパス単1級を取り上げます。

「あなたがやるべき単語集は、まだ1-1000語レベルだよ。こっちからは67%以上出題されてるんだからまずこっち。」

と言います。

仮に、試験前日であったとしても、2001-3000語の単語がおぼつかない人は、出現確率が高い(6.2%)の2001-3000語の単語のほうが7001-8000語レベルよりも重要です。いくらSFCに合格した先輩が100人大挙して押し寄せてもパス単準1級は捨てた方が合格率は上がります。

それにもかかわらず
 ・慶應レベルの単語集として闇雲にパス単準1級や、リンガメタリカを選ぶ人が無駄に多い。
のです。

自分にあった単語集をやりましょう。

終わりに

何度も書いているのですが、英語に関しては、
・English as Foreign Language
・English as Second Language
・Teaching English to Speakers of Other Language
などの英語を教えることに関する専門的な学問分野があります。(SFCで英語を教えている先生たちも、そうした学問分野の専門家たちが多いです。)

その学問分野では、

・音読偏重の学習方法
・あまりにも難度の高い単語を単語集で学習すること
・3ヶ月で確実に英語力が慶應義塾大学レベルまで伸びる学習方法

などは提唱されていませんし、むしろ懐疑主義の方が多いです。

さて、いろんな情報が飛び交ってますが、私はいつも疑問に思っています。コロンビア大学やハーバード大学の先生たちが必死でがんばって提唱している英語学習理論をやすやすと飛び越えている日本の受験業界の英語の学習理論…。これはいったいどこまで信頼にたるものだろう…と。

もちろん、パス単準1級を覚えていれば、SFC英語で知らない単語は減ります。それは確かです。だけど…。それって…本当にあなたがやるべき参考書でしょうか?

一度考えてみてください。

SFC英語で合格点をコンスタントにとるために気をつけたいこと

英語の得点…何割とれるか気になりますよね…。

昨日から今日にかけて立て続けにこういうご質問をいただきました。

毎年、こういうご質問をいただくのですが、間違った方向に努力をされていないか不安になります。なぜならば、多くの人は、SFC英語で6割・7割の意味を取り違えているからです。

英語の得点状況をデータで横殴りしてみる

SFC英語は毎年こんな感じです。

SFC英語の問題構成
空欄補充 40問 3択問題
読解問題 20問 4択問題
※配点は不明。(空欄-読解順に)3-4配点、2-6配点、1-8配点、難易度順など諸説あり。

そこで、これを分析するために、シミュレーションをしてみることにしました。各設問をこんな感じでわけました。

シミュレーションの前提
空欄補充 40問
 Aランク…確実に正答できる(正答率100%)
 Bランク…2択まで絞れる(正答率50%)
 Cランク…絞れない(正答率33.33%)

読解問題 20問
 Aランク…確実に正答できる(正答率100%)
 Bランク…2択まで絞れる(正答率50%)
 Cランク…絞れない(正答率25%)

色々な仮説がおけますが、今回は「頭のよい人ほどAランクの問題の数が増える」=「間違えにくい」と仮定を置くことにしました。そしてその「同じ頭のよさ」の人が同じ試験を10,000回(1部10回)解いたとシミュレーションします。もちろん現実には不可能ですが、シミュレーションなので極端に行います。

例1:自信を持っている問題が40%の人

まずは「自信を持っている問題が40%の人」からです。

40%は自信を持って答えられる人
空欄補充 A:16問、B:0問、C:24問
読解問題 A:8問、B:0問、C:12問

さて、どんな結果になるでしょうか。

結果

項目/配点[3-4配点][2-6配点]
平均点116点114点
最高点152点158点
最低点89点86点
最高-最低63点72点
上下50%108-122点104-120点
上下95%99-134点94-136点
上側90%103点100点
順に考えていきましょう。

まず、平均点です。自信を持って答えられるものは4割しかなくて、残りは単なるカン。こういう人の平均点は…なんと116点(114点)です。つまり、SFC英語を解いて5-6割ゾーンにいる人は、全体の4割を自信持って正答できるぐらいのレベルです。意外と低いと思いませんか。

次に、最高点最低点を見てみましょう。10000回もやると、まぐれ「あたり」も、まぐれ「はずれ」も大きいです。ダメな時は4割ちょっとだけど、いい時は8割近くいきます(実際のこの人の実力は、「自信もって正解できるもの=4割」です。まぐれあたりの影響は大きいですね。最高点と最低点の差は60点以上、得点率にして3割近くブレます。(毎回の得点率が6割だった…7割だった…ということで不安になるのは馬鹿らしくないですか?)

加えて、もう少し現実的な上下50%,上下95%の状況をみてみましょう。上下50%とは、(平均値を中心にして)50%の確率でこの得点の範囲内に収まるよ…、というものです。上下95%も同様に95%の確率でこの得点の範囲に収まる、というものです。例えば、上下50%が108-122点となっていますが、「この人が同じ試験を受けたら、その得点は50%の確率で108点〜122点に収まる」という結果を示しています。逆に言えば、同じ実力でも50%の確率で、この得点幅の範囲外になる、ということです。もう少し厳しく見るために、上下95%もつけていますが、上下95%は99-134点であり、「この人が同じ試験を受けたら、その得点は95%の確率で99点〜134点に収まる」という結果を示しています。どうですか?けっこう幅がありませんか?この人の結果は、ギリギリ5割〜6割後半まで得点がぶれるのです。もちろん、皆様も同じです。毎回の得点に一喜一憂していることの無意味さがわかりますよね?

最後に、上側90%もみてみましょう。上側90%とは「90%以上の確率でこの得点がとれる」という意味です。つまり、3-4配点では上側90% 103点ですので、「90%の確率で103点以上はとれる」ということになります。結構高いですよね。全体の4割しかわからなくても、必ず(90%の確率で)5割は確保できるのです。

例2:30%,40%,50%,60%,70%,80%と数値を変えてみる

3-4配点と2-6配点が混じるとみづらいので、以降は基本的に3-4配点で分析します。上でみた通り、ほとんど差はありませんので。
項目/正答割合30%40%50%60%70%80%
平均点102116130144158172
最高点145152161175183191
最低点6889103120140160
最高-最低776358554331
上下50%94-108108-122123-136138-149152-162168-176
上下95%82-12299-134114-146129-159145-171162-183
上側90%88103118134149164
もちろん、得点が「よい」に越したことはありませんが、概ね50%の問題に自信が持てれば、平均点は130点に届きます。最近は、合格最低点が270点ぐらいなので、それぐらいの正答率があれば、英語が足を引っ張らない(あるいは、ちょっと足を引っ張る)程度ですみます。

SFC英語とはいっても「基本の問題」はたくさん出てきます。表面上は難しいかもしれませんが、「基本の問題から積みあげて、50%の問題に確実に正答すること」で勝負は見えてきます。難しい問題は捨ててもいいんです。また自信のある問題を70%や80%にする必要はないんです。確実に正答できる問題を全体の60%にすれば、平均点144点とれます。

戦い方を間違えてませんか?

例3:実際、過去問の勉強をしていたら、どんな得点になるのか

今までのは10000回のシミュレーションの結果から出てきた数字です。では、現実的にこれらの実力の人が過去問をやれば、どれぐらいの結果になるでしょうか。10回のシミュレーション結果をみてみましょう。(注意:シミュレーションの回数を急激に減らしたため、上の結果と平均値が一致しないなどの不整合は生じます。あらかじめご了承ください。)
正答率得点列
30%87,96,93,100,101,91,82,107,98,111
40%120,120,102,115,106,115,116,108,127,122
50%127,125,130,128,135,134,131,115,112,144
60%141,136,146,135,144,146,153,140,138,142
70%157,164,163,149,174,153,160,154,161,157
80%186,189,190,186,186,183,190,193,183,180
※正答率とは「自信を持って正解にできる問題の割合」という意味で、「答えが正しい」という意味ではありません。

こちらは200点満点で換算した計算ですが、50点・100点に換算すれば、大問1つ分にも当てはめることができます。自分の普段の勉強結果と照らし合わせてみるといかがでしょうか。同じ問題を同じ実力の人が10回解いただけでも、こんなに得点率が違うので、冒頭の質問者さまの質問に「2012年度環境情報が簡単だ」とは安易に言えないのです。むしろ、正答率50%の人の最後の144点の回がたまたま来た、のと同じレベルの話かもしれません。

終わりに

SFC英語の攻め方…間違ってませんでしょうか。

さて、いろは塾では、いろは塾(英語)冬期講習「SFC英語の得点が5-6割の人の得点をあと16点押し上げる英語講座」を行います。

2日間8時間なので、単語や文法をきちんと確認する、というよりは「確実に正答できる読解問題」を増やすというコンセプトの講義で、得点アップを狙います。ご興味のあるかたは、ぜひ

ツイッター:@IrohaForCom のDM
or
E-mail:kadoya0168[at]gmail.com ([at]を@に変更ください)

までお申し込みください。それでは!

ゼロからはじめるSFC英語対策【難関大向け英語対策】

今とは、若干、考えや教え方が異なっていますが、よくご質問をいただくので再掲します

SFCに限らず、大学受験において英語対策はほとんどの大学で不可欠です。そこで、私がSFCを目指す受験生を指導する場合のロードマップを公開します。実際には、その受験生のレベルに合わせて途中のStepから開始したり、参考書を変えたりします。

まずこの記事では前半の【難関大向け英語対策】を中心に説明します。なお、逆説的な表現ですが、「SFC向け英語対策」のみを知りたいと思った方は、たいていの場合基礎力が足りていないので、この記事をご確認いただいた方がいいと思います。記述系の模試でコンスタントに偏差値60以上を出せている方のみ、【SFC向け英語対策】を読む資格がある、というぐらいの心構えでいてください。

ゼロからはじめるSFC英語対策ロードマップ

SFC向け英語対策 ロードマップ
【難関大向け英語対策】
Step1 中学レベルの英文法から高校基礎レベルをやり直す。
Step2 大学受験用の英文法問題集を解く。
Step3 基礎レベルの英文解釈問題集を解く。+ネクステ。
Step4 基礎から中級レベルの英語長文問題集を解く。+ネクステ。
【SFC向け英語対策】
Step5 SFC過去問を解いていく。
Step6 弱点分野を克服する。
Step7 勝つための追加的実力をつける。

 前半は、SFCに限らない難関大向けの実力をつけていく時期です。ここでいう難関大とは、早慶上智以上を目安としています。つまり、東大受験生であろうが、慶應受験生だろうが、前半部分はほとんど変わりません。後半は、SFC向けの英語対策です。

まずは「失敗する勉強法」の考え方をご紹介

なんとしてもSFCに合格したい!!と考えている人や、SFCは英語一科目だからなんとかなると考えている人や、SFCを挑戦校として位置づけている人は、よく後半の「SFC向け英語対策」を重視しがちです。だから、そういう方の質問はだいたいの場合こうなります。

ゼロからはじめるSFC英語対策【SFC向け英語対策】

ロードマップの復習

SFC向け英語対策 ロードマップ
【難関大向け英語対策】
Step1 中学レベルの英文法から高校基礎レベルをやり直す。
Step2 大学受験用の英文法問題集を解く。
Step3 基礎レベルの英文解釈問題集を解く。+ネクステ。
Step4 基礎から中級レベルの英語長文問題集を解く。+ネクステ。
【SFC向け英語対策】
Step5 SFC過去問を解いていく。
Step6 弱点分野を克服する。
Step7 勝つための追加的実力をつける。

「SFC向け英語対策」と題するとすぐにこちら側を重視して読む方がいらっしゃいます。絶対に合格したいのであれば、偏差値60をコンスタントに超えるまで、または年末までは、この記事は、重視しない方がよいです。それを意識して、このエントリーをお読みください。そうでない方は、まずは「ゼロからはじめるSFC英語対策【難関大向け英語対策】」をお読みください。

英語力をきちんとあげるためにしてほしいこと

ちょっと最近受けた質問の答えを再構成しました。英語が伸び悩んでいる人、こういう病気に悩んでないか、見てみてください。

英語を教えている人に、英語力を確認してもらうために、過去の英語の講義で教えたものを和訳してもらいました。一節を転載しますと、
these new developments will further lead people to live within themselves...
基礎英文問題精講 例題6
という部分ですが、書いてもらった和訳は「これらの新しい発展は、それらの中で生きるための人々をさらに導き、」という和訳でした。この人の実力について、軽く触れておきますと、全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)の正答率が9割以上といった感じです。

1:読むための英文法の基礎を押さえておく

to 不定詞は、助動詞beと組み合わされない限り、基本的には準動詞です。述語動詞にはなりえません。だから、このto 不定詞は、必ず「名詞用法」「形容詞用法」「副詞用法」のいずれかの働きとなります。

まず、英文を正しく読むためには、ここでto 不定詞の存在に気づき、上の3つのうちの「いずれか」の働きをしている、ということがイメージ上浮かばないとお話になりません。(今回、このひとは「ために」というように「副詞用法」で和訳しているため、このレベルはクリアしています。)けれども、この領域を超えていない人も結構います。特に、単語を並べて、なんとなく意味を推測して、読解力や論理力だけで長文を解いている人ですね。偏差値50から偏差値60前半であれば、それでも通用しますが、それ以上を狙おうと思うと、その基本を押さえていないと話になりません。

2:イディオムに気づくことと、知っていることは全く別である

この例文は、

lead A to do ... Aにdoするように導く

という超基本イディオムを知っていないと和訳できません。このイディオムは、全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)の例題233に掲載されている(They led me to believe that there was no danger.)ため、この人は「知っていて当然」のイディオムです。けれども、この人はこのイディオムに気づくことができませんでした。

だいたいMARCHレベルから、それ以上のクラスに上がれずに苦しんでいる人はこの「気づく」という壁を軽視して、無駄に単語やイディオムばかり覚えようとします。直感ベースですが、英文法・語法系の参考書にのっている表現に英語長文の中で「気づく」ためには、だいたい倍ぐらいの実力が必要となります。こういうレベルの人たちは、「英文解釈」や「英語長文」を通じて「気づく」練習をすることなく、全解説頻出英文法・語法問題1000(ネクステやアップグレードでももちろん可)をやり終えた瞬間に別の参考書にむかってしまいます。ちがいます。ここがスタートなのです。

他の英語の文章(できれば英文法・語法の参考書を増やすよりは、英文解釈か英語長文の中で見つける方がよい)で、文法・語法問題集に出てきた表現に「できるだけ気づく練習」が必要です。1つの表現に気づくたびに、グンと成績が伸びると思ってください。この段階を無視して、「私が英語長文を読めないのは、単語を知らないせいだ、イディオムを知らないせいだ」と判断して、別の単語集や参考書をやりだして、「全く成績が伸びない罠」にはまっている人が多すぎます。

この段階では、
 ・文法問題集を毎日慣らし程度に200問ぐらいやりつつ
 ・英文解釈をしながら、「気づける表現を増やす」
というトレーニングをする必要があります。

3:文型や語法を記憶する

上のlead A to doは、イディオムとして覚えることも重要ですが、「文型」として、覚えることも重要です。そもそも英語には第1文型から第5文型までしかありません(ちなみに、いろんな学説がありますが、便利だから私は5文型で教えます。)lead A to doのleadは、第5文型です(いや、違うよ。「第3文型だよ」という方は、その理由が説明できれば、特にここから先の解説を信じる必要はありません。)

leadは第5文型をとる動詞であり、lead O(=人・物) C(= to do)の語法でよく用いられ、直訳すると「OをCするように導く」になります

文型というのは「この動詞はこの語順で用いられる」という基本分類であり、各動詞によって異なります。第1文型から第5文型まで全てをとる動詞もありますし、全く一部の文型しかとらない動詞もあります。さらに、同じ第3文型をとる動詞でも、目的語に動名詞をとるか不定詞をとるかは異なります(私は、文型よりもさらに細かい語順の問題を「語法」と呼びます。)。こうした文型や語法を整理しておけば、直後にくるto不定詞を副詞用法だと考えるようにはなりません。

「to 不定詞」の存在に気づいたら、その「to 不定詞」が名詞・副詞・形容詞のうちどの働きを果たすのかは、
  ・文中の位置
  ・近くの動詞との関係
から決まります。この文章の場合は、lead A to do から文型や語法に気づけば、to doは補語であるため、副詞用法の訳にならないことは明らかです。(補語になれるのは、名詞か形容詞のみ(例外あるけど、普通の時は気にしない)ですが、今回の場合は、このto不定詞が名詞用法か形容詞用法かについてはこだわる必要はありません。V 人 to doの場合の5文型ではto不定詞の用法を細かく同定しなくてもきちんと解釈しきれるからです。)

英文法の参考書が解けても、長文中でこうした文型や語法がわからない人は非常に多いです。頭の中を、きちんと整理しなおしておきましょう。

4:単語の意味には細かくこだわらない

この文章に関しては「development」は「発展」ではなく、「発明」「開発」などと訳した方がよい(わかりやすい)ですし、「lead 人 to do」も、「導く」と訳すよりも、「OをCするようにうながす」「OをCさせる」などと訳した方がよいです。こうした和訳は、単語集には掲載されてなかったり、文法の参考書には掲載されてなかったりします。もともと、英語と日本語で言葉と言葉が一対一に対応しているわけではないので、英単語集で「主な訳」を覚えてしまったら、あとはその「主な訳」を用いて、全体の意味をとらえる練習をすべきです。

SFCの英語問題は、どれだけ単語を覚えても知らない単語は山ほど出てきます。だから、単語の意味の推測力が大事です。それは、「未知の単語」もそうですが、「既知の単語」についても同様です。あまり単語集の訳にこだわらずに、意味が通じるように、文章を読む練習をしてみてくださいね。

それでは〜。

SFC英語のために絶対に覚えたい英単語(最難レベル102words)

SFCの過去問解説などを作りながら、「このレベルの単語なら知っておきたいよね」という単語をざっと統計処理して集めました。だいたいSVL 9000語〜12000語レベルの単語を選んでいます。知っている単語を増やしてくださいね。他大英語に合うかどうかはよくわかりません。あくまでSFC英語のみ、ね。

単語リスト

connector
instability
reactive
variant
bacterial
constrain
derivative
methodology
molecular
psychiatric
articulate
cognitive
configuration
diagnose
empirical
fracture
indigenous
inhibition
minimal
parameter
peripheral
predator
predominantly
simulate
synthesis
trauma
viable
aggregate
antibiotic
converge
embed
enzyme
fungus
incumbent
ion
mutation
niche
onset
paradigm
plausible
shuttle
tract
urine
facet
invert
mentor
repertoire
sperm
infinity
parenthesis
semester
grid
sodium
convergence
nitrogen
nominal
quantum
replicate
susceptible
chromosome
coronary
corpus
fin
flux
hepatitis
metabolism
mole
neuron
respiratory
marrow
neural
null
trajectory
watershed
cortex
calculus
splice
residual
abdominal
lateral
membrane
node
optimal
precipitation
sediment
semantic
binary
discrete
induction
locus
secrete
solvent
terminology
vector
dissertation
gradient
optimum
potassium
syntax
connotation
volition
wavelength

※いろは塾の方だと、意味を追加して配ろうかなぁ…。

12月までの英語の勉強法(SFC)

まとめ
 1:長文問題集
 2:英文解釈
 3:英文法・語法
 4:英単語(長文中で覚えるもの)
 5:過去問
を、幅広くやる

12月までの英語の勉強法

最近、よくご質問を受けるので12月までの英語の勉強法について、お答えするときに頭の中で意識していることを中心にまとめました。現役・浪人・第1志望・第2志望以下、状況によって様々ですので、一概に「これさえやれば十分」という勉強計画はないですが、だいたいこんな感じ!というのをお伝えしたいと思います。現役ならばせめて最低1時間以上、浪人生なら最低3時間以上は1日に英語の勉強時間をとれるといいなぁ、と考えています。

1:長文問題集:1日2題

夏休みまでに基礎をきっちり固めてきた受験生は、その力を応用するために、長文問題集をしっかりとやるべきです。1問は新しい問題、1問は前日に解いた問題。1日1時間ぐらいは長文問題をときたいです。

長文問題の参考書はたくさんありますが、
 ・問題数が多いもの
 ・解説が潤沢なもの
(そして、手に入りやすいもの)
として、「やっておきたい500」と「やっておきたい700」をオススメします。(他の参考書がダメというのではなく、このあたりの参考書をきちんとできる人は、自分で参考書選びできるだろうし…という感じでこの2冊だけあげておきます)。

2:英文解釈:1日4〜6題

夏休みまでに「基礎英文問題精講」の例題1〜60をマスターしていることを前提とします。基本的に、1題か2題新しい問題を解き、その2倍から3倍の量を復習に回します。
 1日 新1題 復習3題
 1日 新2題 復習4題
あたりが最低ラインです。英文解釈の問題は、基礎をマスターさえしていれば、新しい参考書を「1周先に終わらせる」よりも「解いた問題を何回も丁寧に繰り返す」ことで効果がでます。だから、基礎英文問題精講並みの参考書を終わらせている方は、復習のタイミングを工夫しましょう。

参考書としては、
 ・省略
 ・倒置
 ・強調
 ・難易度の高い構文
が、たくさん出てくる参考書で、読解力をあげるべきです。個人的にはCD付きの英文解釈の技術100を推したいのですが、ポレポレもポイントが絞られていて良書だと思います。このあたりの参考書はもういいよ、という人は英文読解の透視図で。他、マニアな話をしたい人は、ツイッターかメールでどうぞ。

3:英文法・語法:1日200問

基本的に、マスターした参考書を繰り返せば十分です。1日200問が目安。この2冊を回しておけば、基本的には無敵。
どうしても、他の参考書をやりたい人には、
をどうぞ。

4:英単語(長文中で覚えるもの)

個人的には、参考書で覚えるのではなく、文章で出てきたものを覚えた方がいいと思っていますが、単語中をどうしても使いたい人だけ。
他にも、TOEFLの参考書などに良書がありますが、割愛。

5:過去問

SFCの過去問を週に1問(大問1つ)ぐらいは解いていくと、直前までに焦らなくてすみます。時間がある人は、年内に赤本の範囲ぐらいは終わらせるつもりでいてもいいかもしれません。

終わりに

英語は積み上げ型の科目なので、いきなり難しい参考書を解くのは無意味です。少しずつ、自分にあった参考書をやれば、かならず伸びますのでがんばってくださいね。