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2011年08月

「とりあえず書け!!とにかく書け!!」というアドバイスには要注意。

小論文は高校の授業でもあまりやらないため、勉強方法が決められない人も多いようです。そこで出てくるのは、「とりあえず書け!!」「とにかく書け!!」というアドバイスです。このアドバイスには要注意です。

「文章を書くのが好き」という人以外には、このアドバイスは時に有効です。なぜならば、200文字の文章を書くのに時間がどれくらいかかるか分からないぐらいのレベルの人は「とにかく書くペースをつかむ必要があるから」です。こういう人には「『あ』を200回書け」や「今思っていることを書け。『書くことないよー。』でもいいから思ってることで、原稿用紙を200文字埋めろ。」というアドバイスは非常に有効です。

もちろん、このアドバイスが幸運にも有効である期間は短いです。毎日書いたなら、せいぜい二週間ぐらいでしょうか。それくらいの期間、小論文を書いたら、次のステップに移る必要があります。

次のステップでは「とにかく書く」「とりあえず書く」は通用しません。次は、「論理的に書く」必要があります。ところが、「知識を書くこと」と「論理的に書くこと」の区別がついていない人が多く、「とにかく書く」「とりあえず書く」の後に、「日本の論点を読む」に重点を置く等の暴挙に出る人もいます。これが無駄だ、とは言いませんが、ルールは簡単なものの習得に時間がかかる「論理的に書く」は知識の習得よりも優先すべきです。

つまり比較的短期的な「とにかく書く」「とりあえず書く」期間のあとに、「論理的に書く」という比較的長いステップが待っているのです。この「論理的に書く」ステップに早くたどりつくことが上達の一歩です。