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2016年06月

SFC入試の採点方式について ※3段階採点は終了しています

このエントリーをまとめると...
1:3段階採点方式は既に終了。2015年度、2016年度は学科の成績に関わらず、小論文は採点されている。
2:正確には「選択した受験教科の得点と,小論文の採点結果を組み合わせて最終判定を行う」方式。
3:したがって学科と小論文と同時並行で対策すべき。

もうすでに慶應SFCは3段階採点方式をとってはいない。

Yahoo知恵袋や匿名掲示板でSFCの「3段階採点方式」についてよく触れられています。しかしながら、この3段階採点方式は2014年度を最後に行われていません。慶應公式の入学試験要項を見てみましょう。昨年度は、
採点方法について:選択した受験教科の得点と,小論文の採点結果を組み合わせて最終判定を行います。
慶應義塾大学 2016(平成28)年度 入学試験要項
と書かれています。2014年度までは、
小論文は選択した受験教科(「数学」あるいは「外国語」あるいは「数学および外国語」)の得点が一定の基準に達した受験生について採点します。小論文が一定の水準に達した受験生に対して、受験教科の得点と、小論文の採点結果を組み合わせて最終判定を行います。
慶應義塾大学2014(平成26)年度入学試験要項、慶應義塾大学2013(平成25)年度入学試験要項
のように明記されていました。だから、2017年度も

選択した受験教科の得点と,小論文の採点結果を組み合わせて最終判定を行います。

という方式になる可能性が高いと見ています。これを以て、

・SFCの採点では足切りがなくなった。

と言われることがありますが、それは早計だと考えています。あくまで「組み合わせて」と書かれているので「足切り」がなくなったとは言えません。
 この文面(や配点)から分かることは、

・小論文は学科試験の成績に関わらず、必ず採点される。
最終的には、合否は学科と小論文は1対1の重要度で判定される。

ということでしょう。例えば「両方採点後に、学科は上位30%以上、小論文は上位60%以上の人だけを選び、残った人のみ合計点で合否判定」という足切りがあり得る、ということです。

なぜ過去の3段階採点方式がなくなったと判断しているか

すでに2年前からはじまっている新しい「組み合わせ方式」では、事前の足切りがなくなり、小論文は全て採点されることになります。そこで、なぜ当ブログではそうしていると判断しているかを書いていきます。

入学者選抜実施要綱に基づく入学試験要項に記載されていることだから

上述の採点方式の変更は、「入学試験要項」に記載されています。この「入学試験要項」は、各大学が勝手に作ってよいものではなく、「大学者選抜実施要項について」という文部科学省の通知に基づいて作られています。
第10 募集要項等
1 募集要項
(1) 各大学は、入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)、募集人員、出願要件、出願手
続、試験期日、試験方法、試験場、入学検定料その他入学に要する経費の種類・額やその納
入手続・期限など入学志願者が出願等に必要な事項を決定し、それらを明記した募集要項を
平成27年12月15日までに発表する。
平成28年度大学入学者選抜実施要項について(通知)
わざわざ文部科学省の通知に基づいて作成したものを、採点方式を変えていないにも関わらず、入学試験要項内では書き方を変更するようなリスクをSFCがとるだけのメリットがあるでしょうか。この通知の第1 基本方針に戻ると、
各大学は、入学者の選抜を行うに当たり、公正かつ妥当な方法によって、入学志願者の能力・意欲・適性等を多面的・総合的に判定する。
平成28年度大学入学者選抜実施要項について(通知)
と書いてあり、「入学試験要項の記載内容と実態」がずれている=この通知の基本方針に反する、ということにもなりかねません。文部科学省の定める通知に逆らってまで入学試験要項の記載事項と実態がずれた取り扱いにすることは、まず間違いなくありえません。また、合わせて言えば、この通知自体が受験生に適切に情報公開することを目的としていますので、2013年・2014年は詳しく書いてあった内容を、あいまいな形に書き換える、ということもまずありえません。
受験生や自称在学生が「こんなのSFCの先生たちが採点しきれないよ」と妄想を述べようが、「やらざるをえない」んです。通知に基づいて、募集要項を出している以上(あまりにも分量が多くて大変だったら、また来年以降「採点方法について」を変える可能性はあります。ただし、2015年度と2016年度は3段階方式でなかったことは確実です。

大学基準協会による大学評価でも評価されるから

現在各大学については、大学となのるにふさわしいかどうかを大学基準協会により判定されています。そして、入学試験要項のみならず入試関係の資料は基準5「学生の受け入れ」で調査されます。

さらには、これに先立って慶應義塾大学でも学内の評価機関があり、 「慶應義塾大学 点検・評価報告」が行われています。これは必ずしも玉虫色の報告ではなく
7 ) 総合政策学部 8 ) 環境情報学部
入学者選抜における AO 入試では,高校生において, AO 入試を最初から意識した層 (学科試験に弱い学生がその層の中核をなす)があり,本学部の理念や AO 入試の意図を 理解せず,単に一般的な受験勉強が不要な入試として,応募してくる志願者がいる可能性 を否定できない。また,予備校などの受験産業の AO 入試対策や,在学生らによるイン ターネットを使った応募書類の添削サービスなどにより,水準の低い学生が,優秀な学生 に匹敵する書面を作成し,念入りな面接トレーニングなどを受けて受験に臨んでいる可能 性はゼロではなく, AO 入試の意図に合致した優秀な学生の見極めが困難になっている。 このような背景を踏まえ,従来の A 方式に相当する AO 入試に, B 方式, C 方式を導入す る等の対策を講じてきた。しかし,このような対策の効果については,十分な検証が行な われているとはいいがたく,入学経路別の学生パフォーマンスに関する評価,検証が求められる。
といった厳しい評価もなされています。

こういう点検・評価が行われている中で、実のない変更を慶應義塾大学が行うとは考え難く、字義通りに「学科・小論文共に採点され、最終的にはその組み合わせで合否判断される」と解釈すべきでしょう。もし、裏で書面と異なることをしている、と判断するならば、それ相応の理由を付するべきです。

採点後の足切り有無は不明

採点方法について:選択した受験教科の得点と,小論文の採点結果を組み合わせて最終判定を行います。
慶應義塾大学 2016(平成28)年度 入学試験要項
再度の引用になりますが、太字で強調した部分。ここが「合計して」等となっていないので、全部採点後に
 ・学科、小論文の両方で足切りをした後、合計点で判定
 ・小論文のみで足切りをした後、合計点で判定
といった採点方法はありえます。

そこから先は、SFCの先生しかわからないことだと思います。過去のオープンキャンパスに参加された方からは「小論文をしっかり採点するために、足切り方式をやめた」と担当の先生から説明を受けた、という話も聞いた事があります。いずれにせよ、過去2年に関しては、3段階採点方式は実施されていないことだけは確実です。

結論

ということで、繰り返しになりますが、

2015年度、2016年度は小論文は必ず全員分採点されています。
但し、小論文採点後に学科・小論文に関して「足切り」があるかどうかは不明と考えています

知恵袋の回答者さんとか割と適当なことを書いていることがあるので、きちんと「公式情報」を確認してください。予備校の先生や私や知恵袋が正しいんじゃありません。「公式」に書いてあることが絶対です。

このエントリーも募集要項が出たら、また更新しますね。それでは。

夏休みの到達目標 〜英語編〜

まとめ

夏休み中に終わらせたいこと
文法語法 ネクステ系の参考書1冊完了
英文解釈 英文解釈の参考書 1冊完了
過去問 2014年度〜2016年度 環境情報学部・総合政策学部

文法・語法の参考書の到達目標

夏休み中には、基本的に1冊ネクステやアップグレードのような参考書を丸一冊完璧に終わらせてください。ここで、「完璧に」とは、「各参考書を仮にだいたい100問ずつに区切ったとして、各100問を10分〜15分で9割以上の正答率になるまでやること」です。

完璧に...100問を願わくば10分以内、遅くとも15分以内に9割以上の正答率で解けるようにすること

参考書は何でもいいのですが、以下に例をあげておきます。
上4冊が基本、下4冊が応用です。上4冊のうち、いずれも完璧にしていないのであれば、上4冊のうち、1冊を完璧にしてください。もし1冊も持ってないのであれば、ネクステで十分です。上4冊のうち1冊をどれかが既に「完璧」ならば、下4冊に進んでかまいません。下4冊ですが、SFCが第一志望ならば、「全解説頻出英熟語問題1000」か「Z会の英文法・語法のトレーニング2(演習編)」のどちらかを選べば十分です。他大でもう少し文法がたくさん出る大学ならば、「全解説頻出英文法・語法問題1000」か「Z会の英文法・語法のトレーニング2(演習編)」をオススメします。「Z会の英文法・語法のトレーニング2(演習編)」は、いい本なのですが、難易度が高くオタク向けです。

勉強方法

1:選んだ参考書の問題数を数えて、1日にやる問題数を決定する
手元に「全解説頻出英文法・語法問題1000」がありました。問題数は1267問でした。これを4か5で割ります。
 1267/4 = 316.75 → 切り上げ 317問
 1267/5 = 253.4  → 切り上げ 254問
これが1日に完成させるべき問題数です。4で割った場合は4日で1周します。5で割った場合は5日で1周します。
2:1日目
この最初の約1週間が勝敗を決めます。この1週間は、とにかく英文法・語法を徹底する期間だと思って、これを優先してください。参考書にもよりますが、1ページあたり10問〜15問ぐらいありますので、まずそれを1まとまりとして解いて行きます。

1回目 1まとまりを普通に解く → 各問題に必要な文法事項/語法事項を確認する
2回目 1まとまりを1回目が終わったらすぐに解く → 各問題に必要な文法事項/語法事項を確認する
3回目 次の1まとまりが終わったらすぐに解く → 各問題に必要な文法事項/語法事項を確認する
4回目 5まとまり終わったら再度復習する → 正答を確認して誤答のみ必要な文法事項/語法事項を確認する
5回目 1日の終わりに今日の全ての範囲を再度復習する


ちょっと分かりにくいので、具体例を示します。全解説頻出英文法・語法問題1000の場合、p6からはじまっています。これを便宜上A〜Eに以下のように分けました。

A:1-9 [p6]
B:10-19[p7]
C:20-29[p8]
D:30-36、E1〜E2[p9]
E:E3-E9、37-38[p10]

これをどう解いて行くか、というと、

A(1回目)→A(2回目)→B(1回目)→B(2回目)→A(3回目)→C(1回目)→C(2回目)→B(3回目)→D(1回目)→D(2回目)→C(3回目)→E(1回目)→E(2回目)→D(3回目)→E(3回目)→A(4回目)→B(4回目)→C(4回目)→D(4回目)→E(4回目)→ F(1回目)...

といったような感じです。Eの4回目が終われば、次は新しいFの1回目を開始します。そして1日の終わりに

A(5回目)→B(5回目)→...→Z(5回目)

とやれば、1日目は終了です。ポイントは、正答を確認する時に、「この問題は「○○○だから、正答は△△△なんだ」程度に1文以内で理由付をして理解すること」です。解説をたくさん読む必要はありません。「必要な文法事項/語法事項」の確認は1文程度で十分です。

3:2日目
まず1日目と同様に新しい範囲の問題を解きます。これは前日と同じ。
その後、1日目の範囲の問題を1回だけ解きます。解いた後には、1日目と同じように全問題「必要な文法事項/語法事項」の確認を1文程度で済ませます。もし、「これは見なくてもわかっている」という設問があれば、解答を確認する必要はありません。「必要な文法事項/語法事項」の確認が頭の中でできる問題は解説を読まなくてもかまいません。どうしてもやりたければ2回目を解いてもかまいませんが。

4:3日目
まず1日目、2日目と同様に新しい範囲の問題を解きます。
その後、1日目の範囲の問題を1回だけ解きます。解いた後には、全問題「必要な文法事項/語法事項」の確認を1文程度で済ませます。もし、「これは見なくてもわかっている」という設問があれば、解答を確認する必要はありません。次に、2日目の範囲の問題を1回だけ解きます。解いた後には、全問題「必要な文法事項/語法事項」の確認を1文程度で済ませます。もし、「これは見なくてもわかっている」という設問があれば、解答を確認する必要はありません。「必要な文法事項/語法事項」の確認が頭の中でできる問題は解説を読まなくてもかまいません。

5:4日目
まず1〜3日目と同様に新しい範囲の問題を解きます。
その後、2日目の範囲の問題を1回だけ解きます。解いた後には、全問題「必要な文法事項/語法事項」の確認を1文程度で済ませます。もし、「これは見なくてもわかっている」という設問があれば、解答を確認する必要はありません。次に、3日目の範囲の問題を1回だけ解きます。解いた後には、全問題「必要な文法事項/語法事項」の確認を1文程度で済ませます。もし、「これは見なくてもわかっている」という設問があれば、解答を確認する必要はありません。「必要な文法事項/語法事項」の確認が頭の中でできる問題は解説を読まなくてもかまいません。

6:5日目
もし、あなたが4日で参考書を1周終わらせるつもりであれば、もう新しく学習する範囲はないはずです。だから1日目の範囲に戻ります。
1日目の範囲の問題を1回だけ解きます。
その後、3日目の範囲の問題を1回だけ解きます。解いた後には、全問題「必要な文法事項/語法事項」の確認を1文程度で済ませます。もし、「これは見なくてもわかっている」という設問があれば、解答を確認する必要はありません。次に、4日目の範囲の問題を1回だけ解きます。解いた後には、全問題「必要な文法事項/語法事項」の確認を1文程度で済ませます。もし、「これは見なくてもわかっている」という設問があれば、解答を確認する必要はありません。「必要な文法事項/語法事項」の確認が頭の中でできる問題は解説を読まなくてもかまいません。

7:6日目
2日目の範囲の問題を1回だけ解きます。
その後、4日目の範囲の問題を1回だけ解きます。解いた後には、全問題「必要な文法事項/語法事項」の確認を1文程度で済ませます。もし、「これは見なくてもわかっている」という設問があれば、解答を確認する必要はありません。もし前日に1日目の問題の正答率が7割未満であれば、再度、1日目の範囲の問題を1回だけ解きます。解いた後には、全問題「必要な文法事項/語法事項」の確認を1文程度で済ませます。もし、1日目の範囲を7割以上の正答率で解けていれば、今日は復習する必要はありません。

8:7日目
3日目の範囲の問題を1回だけ解きます。
その後、4日目の範囲の問題を1回だけ解きます。解いた後には、全問題「必要な文法事項/語法事項」の確認を1文程度で済ませます。もし、「これは見なくてもわかっている」という設問があれば、解答を確認する必要はありません。もし前日に2日目の問題の正答率が7割未満であれば、再度、2日目の範囲の問題を1回だけ解きます。解いた後には、全問題「必要な文法事項/語法事項」の確認を1文程度で済ませます。もし、2日目の範囲を7割以上の正答率で解けていれば、今日は復習する必要はありません。

9:8日目以降 〜夏休みの終わりまで
前日の範囲の次の範囲を1回解きます。解いた後には、全問題「必要な文法事項/語法事項」の確認を1文程度で済ませます。もし、「これは見なくてもわかっている」という設問があれば、解答を確認する必要はありません。もし前日の範囲の正答率が7割未満であれば、再度、前日の範囲の問題を1回だけ解きます。解いた後には、全問題「必要な文法事項/語法事項」の確認を1文程度で済ませます。もし、前日の範囲を7割以上の正答率で解けていれば、今日は復習する必要はありません。

※「必要な文法事項/語法事項の確認を1文程度で済ませる」とは?
1 Water ( ) at a temperature of 100 degrees centigrade.

(1)boils (2)is boiling (3) was boiling (4) use to boil
全解説頻出英文法・語法問題1000 p6
この問題は「時制」の問題であり、「不変の真理」を表す場合は現在形だから(1)を選べばよい問題です。だから、頭の中で

「水が100℃で沸騰するのは不変の真理だから(1)」

と考えられれば、「必要な文法事項/語法事項の確認」を1文程度で済ませたことになります。あと3問考えてみましょう。
83 You had better ( ) there.

(1)not going(2)not have gone (3) not to go (4) have not gone
全解説頻出英文法・語法問題1000 p16
この問題は助動詞had betterの否定形はhad better not + 原形にならなければならない、という問題です。だから、

助動詞「had better 原形」の否定形は「had better not + 原形」だから、その形になっている(2)が正解」

となっていれば、「必要な文法事項/語法事項の確認」を1文程度で済ませたことになります。

342 Those shoes don't ( ) your suit at all.

(1)match in(2)match to(3) match on (4) match
全解説頻出英文法・語法問題1000 p47
この問題は「衣服 match A」で「衣服がAに合っている」という語法を確認したい問題です。だから、

「靴がスーツに合っていないから、「靴 match スーツ」となるので、(4)が正解」

となっていれば、「必要な文法事項/語法事項の確認」を1文程度で済ませたことになります。語法の問題は、最初はこんな感じでの完全丸暗記で大丈夫です。少し慣れて来たら、

「靴がスーツに合っていないから、「靴 match スーツ」となる他動詞の用法を確認したいので、(4)が正解」

と出来てもいいのですが、それは重要ではありません。あくまで、ポイントを一文で確認するのです。語法の問題は、それがどういう語法に基づいているのかを意識してあげた方がいいのですが、最初はイディオムチックに覚えてかまわないのです。この参考書を9割以上正答できるようになったら、じっくりと解説を読めばいいのです。それはいまやることではありません。

最後、
140 To ( ) matters worse, it began to rain.

(1)do (2)make (3) become (4) get
全解説頻出英文法・語法問題1000 p24
この問題は「to make matters worse」というイディオム「さらに悪い事には、」というイディオムを確認したい問題です。だから、

「to make matters worse」=「さらに悪い事には、」だから、(2)

となっていれば、「必要な文法事項/語法事項の確認」を1文程度で済ませたことになります。イディオムの場合、それをそのまま覚えてしまえばいいのです。(正確に言えば、独立不定詞という文法用語もあり、語法問題と考えてもよい問題なのですが、区別はしなくてかまいません。)語法とイディオムの差は、「類似の用法が他にもあるか」「ひとまとまりで意味になっているか」の違いですが、夏休みの間はそんなことは気にせず、イディオムチックに覚えましょう。

語法として整理した方がいい問題は、

forget seeing you ... あなたに会ったことを忘れている
forget to see you ... 忘れずにあなたに会う

のような場合です。この場合は、語法の問題であることを忘れないようにしましょう。

英文解釈の参考書の到達目標

英文解釈の参考書に関しての到達目標は、文法問題よりは多少楽です。

夏休み中に、英文解釈の参考書を1冊シャドウイングできる状態にしておくこと

です。

オススメの問題集は以下3冊。
左から順番に簡単な順で並んでいます。一番左の「入門英文解釈の技術70」だと、SFCには少しレベルが足りないです。「基礎英文解釈の技術100」は、全部やりきればSFCレベルには到達します。「英文解釈の技術」は、しっかりと早慶や最難関国立向けの英語力を付けたい人向け。但し、英文解釈については自分のレベルにあったものをつかってください。無理して背伸びする必要はありません。

勉強方法


1:選んだ参考書の問題数を日数でわる仮に夏休みが40日だとすると、最初の7日間は英文法にしっかりと時間を使いたいため、40-7=33 で問題数を割って下さい。あまりが出て来たら切り捨ててください。基礎英文解釈の技術100の場合ならば、1日3個、入門英文解釈の技術の場合は1日2問ですね。

2:参考書に合わせて英文解釈し、和訳する 
この参考書は、主立った英文の解釈が丁寧になされているため、それを見ながら1文1文を解釈してください。マストではありませんが、和訳を丁寧にした方が、英文解釈がしやすいです。ポイントは「英文の形」と「意味」を理解している状態にすること、です。「1:」で決めたペースで夏中毎日和訳します。

3:CDに合わせて音読&シャドウイングする
この参考書はCDがついているので、それに合わせて音読やシャドウイングをします。同じ英文を1日10回は繰り返して読みましょう。同じ範囲を最低5日は繰り返して読むことをおすすめします。

<第1ターン:例題1〜例題6>
1日目
 1回目〜4回目 テキストを見ながらCDに合わせて音読
 5回目〜6回目 テキストを見ずにシャドウイング
 7回目〜10回目 テキストを見ながらCDに合わせて音読

2日目
 1回目〜4回目 テキストを見ながら意味を考えつつCDに合わせて音読
 5回目〜6回目 テキストを見ずに意味を考えつつシャドウイング
 7回目〜10回目 テキストを見ながら意味を考えつつCDに合わせて音読

3日目
 1回目〜2回目 テキストを見ながら意味を考えつつCDに合わせて音読
 3回目〜8回目 テキストを見ずに意味を考えつつシャドウイング
 9回目〜10回目 テキストを見ながら意味を考えつつCDに合わせて音読

4日目、5日目
 1回目〜2回目 テキストを見ながら英文解釈の注意事項を考えつつCDに合わせて音読
 3回目〜8回目 テキストを見ずに英文解釈の注意事項を考えつつシャドウイング
 9回目〜10回目 テキストを見ながら英文解釈の注意事項を考えつつCDに合わせて音読

<第2ターン:例題7〜例題12>
6日目
 1回目〜4回目 テキストを見ながらCDに合わせて音読
 5回目〜6回目 テキストを見ずにシャドウイング
 7回目〜10回目 テキストを見ながらCDに合わせて音読

7日目
 1回目〜4回目 テキストを見ながら意味を考えつつCDに合わせて音読
 5回目〜6回目 テキストを見ずに意味を考えつつシャドウイング
 7回目〜10回目 テキストを見ながら意味を考えつつCDに合わせて音読

8日目 1回目〜2回目 テキストを見ながら意味を考えつつCDに合わせて音読
 3回目〜8回目 テキストを見ずに意味を考えつつシャドウイング
 9回目〜10回目 テキストを見ながら意味を考えつつCDに合わせて音読

9日目、10日目
 1回目〜2回目 テキストを見ながら英文解釈の注意事項を考えつつCDに合わせて音読
 3回目〜8回目 テキストを見ずに英文解釈の注意事項を考えつつシャドウイング
 9回目〜10回目 テキストを見ながら英文解釈の注意事項を考えつつCDに合わせて音読

以降、順に新しい例題を進めて行く

シャドウイングは夏休み中に全部終わらなくてもいいので、着実に進めて行きましょう。

※シャドウイングのポイント

・10回や20回でやめない
効果が出てくるのは、30回以降ぐらいからです。はじめのうちは信じられないかもしれませんが、丁寧にやっていきましょう。

・全範囲が終わらなくても気にしない
英文にはいろんなエッセンスが詰まっていますので、全範囲が終わっていなくても、実力はついていきます。

・必ずCDに合わせて行うこと
単なる音読が悪いわけではないですが、自分の速度ではなく、他人の速度で声を出して読むことに意味があるので、CDに合わせて行ってください。

・前半は口慣らし→後半は意味や解釈の確認
1日目はスピードに慣れる日、2日目、3日目は意味に注目する日、4日目、5日目は構文等を注意する日です。英語学習は、英文法のようなformとその内容meaningの両方を意識すると効果が高いと言われています。その両方を意識しながらシャドウイングすることで力がつきます。

・回数や日数は自分で調整してかまわない。但し1例文あたり50回読む経験は3回ぐらいはしてみること
シャドウイングの最適回数は人によって様々です。もし50回では読み足りないな、と思ったら60回や70回読んでもかまいませんし、1日の読む回数を増やしても構いません。但し、毎日続けることが重要ですので、あまり波を作らないようにしましょう。

・発音はそこまで気にしない。
CDを聞いてCD通りに発音する意識を持ち続ける必要はありますが、「あれ?発音変だった」とか気にする必要はありません。頭は、CD音声を聞きながら、文字を読みながら、「意味」と「形式」のいずれか、又は両方を意識することが習得の鍵です。

過去問の到達目標

過去問の到達目標も簡単。

・2014年度〜2016年度の過去問を全てやってレベルを確認すること
・各年度の単語で分からない単語は調べておく事

夏休みの過去問はどちらかというとレベルを知るための経験値を上げる作業に近いです。

勉強方法

1:夏休みの後半から1日1問解く
全部で14問あるので、夏休みの中盤からはじめましょう。前半は英文法に力を使いたいので20日ぐらいたってからがベター。

解いた後は、採点しましょう。配点は適語補充2点、内容読解6点で計算します。満点の6割を超えていたら、合格レベルの力があると思いましょう。

2:単語だけは覚えておく。
分からない単語については、できるだけ覚えるようにしましょう。覚えるべき単語かどうかが全然分からない場合は、英辞郎を参考にして、決めて行きましょう。英辞郎で単語(イディオムではない)を検索すると、レベルが表示されます。
【レベル1〜5】覚えていなかったら絶対にダメなレベル
【レベル6〜8】慶應レベルなら割と覚えている人がそこそこいるかもなレベル
【レベル9〜12】覚えていたら、慶應レベルなら他よりも有利になるレベル
ぐらいの感覚でいてください。

過去問の中の難単語は翌年も出るかどうかはわかりませんが、他の人が覚えている可能性がある単語なので、
万が一にも差がつかないように覚えておきましょう。

単語について

夏休みに単語のみの対策をする必要はないと思っています。当ブログの英単語学習に関する立ち位置はここに記載しています。

ただし、英文法の参考書と英文解釈の参考書に出てくる英単語は全部基本レベルです。意味はある程度わかるようにしておいてください。

夏休み後に、英文解釈に慣れたころに、速読英単語やリンガメタリカの文章を同じようにシャドウイングすれば単語力はつきます。今は、その前提条件である文法力や解釈力に注力しましょう。

2016年入試 選択科目別 合格最低点/合格者数概算(予測)

2016年 慶應義塾大学SFC 得点開示状況

新しくなった点

○両学部とも科目毎に点数が表示されるようになった。
○総合政策学部のみ「合計点」が記載されている。

数字から推測される点

○小論文は11点刻み(約18段階)?
○英語の点数は全て偶数(つまり、2−6 or 3-4なら2-6配点の方が濃厚)
○総合政策学部の「合計点」ー「科目得点」の合計は、常に「合計点」の方が高く、+5点〜+22点の範囲内。なお、学科毎に同じ幅になっている、というような単純な形式ではない。
○総合政策学部の科目得点の合計が異なっていても、合計点が同じケースがある。
○補欠ランク1の得点差はやっぱり1点差と想像される(正確には環境情報学部の情報受験のみ判明)

計算の前提

慶應義塾大学の公式発表から各学部の合格者最低点及び合格者数を推測しました。

【計算の前提】
あくまで一定の分布形を仮定した上での計算であることご理解ください。
・選択科目毎の受験者数は当日の受験番号と志願者総数から推測。
・選択科目毎の合格率に偏りはない。
・情報選択割合は33%(数学選択者のうち3人に1人が情報を選択)
・学科+小論文の合計点は正規分布に従う。
青字斜体が当ブログによる推測値
 (オレンジ)が補欠合格者から推測した合格最低点(1ランク差を1点で計算)

こちらの数値は、いま現時点で得ている情報を用いて計算した推測値です。実際の数値とはズレが生じ得ます。補欠合格だった方で、得点開示をした方からの情報を頂けると、より詳細な状況がわかりますので、ご教示いただけるとうれしいです。

総合政策学部

選択科目受験者数合格者数受験者平均点合格者平均点合格者最低点
学科小論文学科小論文2科目合計
外国語2,521359100114134159268 (271)
数学3915671114107160241
情報19628127108164155293 (290)
外国語・数学3755397114130156262
・情報選択の場合、小論文は点数が低くても受かるようにも見えるが(とはいえ、外国語・数学と1点差だが)、実際は情報の合格者は28人程度と極めて少なく、合格者の平均点もそれなりにブレやすいと推測されるため、今回の合格者平均点のみを以て、情報選択は小論文の点数が低くても合格する、とは言い難い。

環境情報学部

選択科目受験者数合格者数受験者平均点合格者平均点合格者最低点
学科小論文学科小論文2科目合計
外国語1,882289112115140159275
数学4136371114117148239 (210)
情報20632118115161148284 (258)
外国語・数学3495369115103158235
(209,225)
・環境情報学部も同様に、情報選択の小論文の点数は低くても合格できるように見えるが、数学も同様であり、殊更とりたてて情報が有利であるとは見受けられない。
・数学・英語に関しては同ランクの補欠合格でも、学科及び小論文の合計点が15点近く異なる事例が見受けられた。2016年度は相対的に数学が難しく、英語が簡単であったためと思料(つまり、学科の点数は素点評価)

総合政策学部 得点開示の合計点がぶれる

たまに検索してくる方がいらっしゃるので。総合政策学部だけ、得点開示の合計点を出していて、なおかつ、その合計点が素点の合計とぶれる理由はよく分かりません。わかっていることは、

・得点調整は現在のところ、+5〜+22と常に上ぶれ
・学部間の難易度調整を行っているのではなさそう。
・学科によって同じような傾向にあるわけでもない。

理数系バイアスについて

つまり、同じ小論文の問題を解いているのですが、小論文のでき具合に関しては、数学選択生は、英語選択生よりできが悪いのですが、合格するようになっています。またもう一つの傾向は、この20年間を見ていると、全体に数学の力が落ちてきているような気がします。

ここが将来心配なところですが、科学・数学といったところが強い人でないと、地球全体の問題は解けないんじゃないかと思います。だから、SFCの学生にはそういったバイアスを多少かけていきたい、という想いも背景の1つにあります。「数学」と言わなくてもいいのですが、サイエンスにきちんと向かい合える子に来てほしい。こういう希望があるわけです。
教科「情報」による入試への挑戦と期待 ~「情報」は「未来を創っていく人材を育てる科目」
村井先生がいっているように、数学選択には小論文に対する「バイアス」がかかっているため、同じようなバイアスは情報にかかっている可能性が高い。

お願い

現在19件の得点開示を元に、こうした分析を行っています。得点開示はSFC入試を分類するための貴重な情報源です。よろしければ、得点開示の情報をいただけると大変うれしいです。できれば画像も一緒にお送りいただけると助かります。(補欠の方であれば、なおのことうれしいです。)

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【2017年度ver】2017年度のSFC入試は2月17日(金)/18日(土)が試験日!!

慶應義塾大学>HOME > 入試制度 > 一般入試のページが更新され、2017年度の入試日程が公開されました。

2017年度入試日程

試験日時】
総合政策学部 2017年2月17日(金)
環境情報学部 2017年2月18日(土)

となりました。皆様、カレンダーに要チェックです!!

試験会場については、昨年同様10月下旬に公開される見込みです。なお、例年通りであれば日吉が試験会場です。

ホテル予約のススメ

今年の試験日程は金曜日と土曜日なので、平日ではなく、休日にも行われます。つまり、昨年よりもホテルが混雑する可能性が高いのです。

実際の試験会場発表は10月ですが、ホテルは事前に予約することをオススメします。特に第一志望の方は。昨年は、海外からのいわゆる「爆買」の方々の宿泊により、受験生の宿がない、というニュースもありました。今年はどうなるか分かりませんが、用心にこしたことはないです。(2017年は中国の旧正月が比較的早そうなので、慶應入試付近にはそこまで影響はないかもしれませんが。)

ホテルによって違いますが、何日か前までは、キャンセルしても無料というところも多いので、ホテルのキャンセルポリシーをよく確認の上、先に条件のいいホテルを1つ押さえてしまうといいと思います。キャンセルを忘れてしまってはダメですが。もちろん、ホテルにご迷惑をかけないように、直前のキャンセルではなく、余裕をもったキャンセルをお願いします。

なお、昨年のエントリーですが、「SFC受験に伴う宿泊について:2016年バージョン」もご参考にどうぞ。

・ホテルから駅までの距離(雨降ってもぬれない?)
・地下鉄利用可否(雪が降っても地下鉄は動き続ける)
・ホテルから試験会場(日吉)までの代替アクセス(タクシーで行ける?歩いて行ける?)

を意識しながら作ったエントリーです。

【2017年度ver】環境情報学部と総合政策学部では、99.19%同じことが学べます。

このエントリーの要点

総合政策学部と環境情報学部の入学後の「違い」
1:カリキュラム上は、99.19%同じ。
 ・相違は、1年次に受講する「環境情報学」あるいは「総合政策学」(1単位)のみ
2:取得可能資格のうち、教職課程に差がある。
 ・総合政策学部:中学の社会、高校の公民を取得可能
 ・環境情報学部:高校の情報を取得可能
 ・一級建築士の受験資格取得のための学歴要件や会計研究室入室要件には学部は関係ない。
3:入学者や評判のバイアスは多少はあるので、ダブル合格時には考慮すべき。

カリキュラムの違い

カリキュラム上はほぼ同じ。正確に言えば99.19%同じです。ネット上にSFCのカリキュラムの情報は溢れています。だから、殊更に詳細に書くつもりはありません。但し、2014年度以降のカリキュラムについて説明しているブログや資料を参考にしてください。詳細は、SFCガイドをご参照いただくのが一番です。

当ブログで結論だけ説明すると、

環境情報学部と総合政策学部の唯一の「違い」
卒業に必要な124単位のち、1年生の時に受講する「環境情報学」あるいは「総合政策学」という授業(1単位)のみが異なる
※但し、環境情報学部生が「総合政策学」、総合政策学部生が「環境情報学」を受講することはできる

どちらの学部で入学したとしても、124単位中123単位は学部間の差異なく受講することが可能です。また環境情報学部生が「総合政策学」、総合政策学部生が「環境情報学」を受講することはできるので「どうしても」という人は、自分の所属学部ではない授業をとることができます。(どちらも結構しっかりとした内容の授業なので同時履修は大変ですけれどもね。)

総合政策学部で入学しても理系っぽい授業がガンガン受けられますし、環境情報学部で入学しても文系っぽい授業で時間割を埋めることもできます。また、総合政策学部で入学しても、バイオ研究の研究会に入れますし、環境情報学部で入学しても、経営学の研究会に入れます。いかなる研究会にも入れます。全て自由です。入学時の学部で制約されることは一切ありません。但し、各研究会の選考や参加要件がありますので、「選びたい」と思う研究会に無試験・無面接で入れるわけではないことは覚えておいてください。その研究会に入るために事前にとっておくべき授業も指定されたりします。また当たり前ですが、卒業するためには語学8単位以上、情報系4単位以上などの制約は別途あります。他大学に比べて比較的ゆるい制約ですが、「SFCに入学したら、嫌いな語学や数学を完全回避した上で、どんな授業でも取り放題!」というわけではないですよ。

入学後に取得できる資格について

教職課程は学部によりとれる教科が異なる

ホーム 総合政策学部・環境情報学部 カリキュラム 資格・進路によると、総合政策学部・環境情報学部には「教職課程」が設置されていて、教員免許を取得することができます。但し、学部によるとれる免許が異なります。
学部中学校教諭高等学校教諭
総合政策学部一種免許状:社会一種免許状:公民
環境情報学部−−−一種免許状:情報
※補足:コメント欄に以下のようなコメントをいただきました。
教職課程に関する説明が間違っています。
教員免許の課程認定を受けているのが、それぞれの学部というだけです。
なので、実際に高校の教員として就職するのに必要な「高校の地歴」の免許は、「高校の地歴」の課程認定を受けている三田の学部の授業を履修して、免許に必要が要件をそろえることになります。
なので、慶應の学生であれば、基本的にどこかの学部で認定を受けている免許は取得可能です。SFCの学生で「数学」の免許を取得する場合は、理工学部の授業を受けることになります。
当ブログコメント欄
また、一応公式ページには、
※他学部に設置されている科目についても取得できる場合があります。
ホーム 総合政策学部・環境情報学部 カリキュラム 資格・進路
というコメントがあり、少なくとも

・少なくとも「他学部に設置されている科目についても取得できる場合がある」

は確かなようです。

特定科目の教職を目指して、SFCに入る人は少ないかもしれませんが、もし他学部設置の教職科目について気になったら、大学側に問い合わせてみましょう。

一級建築士受験資格は学部による差はなし

環境情報学部あるいは総合政策学部で指定された科目の中から各項目における必要単位数を満たし、合計60単位を修得した者は、大学卒業後 2年間の実務経験の後、一級建築士受験資格を得ることができます。これは、総合政策学部・環境情報学部関係なしに得ることができます。

慶應義塾大学「会計研究室」や「法学研究所」の利用も学部による制限はなし

慶應義塾大学には、公認会計士、司法試験、国家公務員I種を目指す人たちが勉強する会計研究室法学研究所があります。これには、学部を問わず入室・入所できます。

多少はあるバイアスについて

とは言え、大きく分けて4つの要因から生じるバイアスがあることは覚えておいてください。

受験者の受験校選択時のバイアスから生じる入学者のバイアス

特に第2志望以下の方は、受験する学部について詳細に調べないことも多いです。だから安易に「理系だから環境情報、文系だから総合政策」を選んで受験して合格する方もいらっしゃいます。だから合格者全体としては、多少理系・文系による区分が見え隠れします。だから、特に入学して間もない時期においては、環境情報学部で入学すれば、どちらかといえば周囲には理系の人が多くなり、総合政策学部で入学すればどちらかといえば文系の人が多くなります。

入試内容のバイアスから生じる入学者のバイアス

緩やかではありますが、環境情報学部の小論文は理系っぽい資料文が出題され、総合政策学部の小論文は政策っぽい資料文が出題される傾向にあります。だから合格者全体として考えると「環境情報学部の合格者は理系っぽい、総合政策学部の合格者は文系(政策)っぽい」という全体的な傾向はあるかもしれません。得意な資料文の方が読みやすいですからね。だから、特に入学して間もない時期においては、環境情報学部で入学すれば、どちらかといえば周囲には理系の人が多くなり、総合政策学部で入学すればどちらかといえば文系の人が多くなります。

社会から知られていないことによるバイアス

SFCはそれなりに有名ですが、両学部間の差があまりないこと、また2014年度入学者からは学習内容がほとんど変わらないことなどを知らない人は多いです。だから、社会人などからはしばしば誤解を受けることはあります。「総合政策学部って文系なの?」とか。説明すればたいてい分かってはもらえますけれどもね。

ビリギャル・バイアス

総合政策学部?ビリギャルがいたとこでしょ?英語と小論文だけで合格できるんでしょ?ええ。まぁ。

両学部の違いはこんな感じです。要は「ほとんど」ありません。

受験時の選択について

基本:両学部を受験
例外:
・他私大と日程が重なるから他私大を優先。
・国立大学の入試直前なので体力温存。
・予算の関係上、2学部を受験することができない。

といった感じです。出願まで悩めますが、お金と日程が許せば両学部を受けた方が断然お得ですよ。

【2017年度ver】総合政策学部・環境情報学部の小論文に大きな差はありません。

このエントリーの要点

1:総合政策学部と環境情報学部入試に本質的に違いはない。
 ・両学部とも入試は一緒に実施している
 ・両学部とも問題発見・解決を問うている
2:あえていうならば、違いは「テーマ」のみ
 ・両学部のテーマは総合政策:政策っぽい問題、環境情報:理系っぽい問題
 ・総合政策は方法論、環境情報は時代背景

本題に入る前に

SFC小論文は、その資料の多さ、論じる内容の多様さなどから、予備校や塾がいろいろ対策を講じようとして、対策が混乱しています。よく見る解説は

SFC小論文についてよく見る解説
総合政策学部と環境情報学部の小論文は違う。総合政策学部は分析重視で、環境情報学部は発想重視だ。

というものです。極端な予備校では、総合政策学部は左脳、環境情報学部は右脳に関連づけて説明して「両学部では違ったスキルや解決策のアプローチは違う」のような感じで説明しています。 このエントリーでは「実際にはそうではない」ということを主としてSFCの先生の発言や公的文書を元に説明していきます。

両学部はアドミッションポリシーが異なっていても入試は一緒に行っている

環境情報学部長の村井先生の発言からの引用です。
入試の話に入りましょう。こちらが2つの学部のアドミッションポリシーです。書いてあることは学部毎に当然異なりますが、入試は一緒に行っています。
教科「情報」による入試への挑戦と期待 ~「情報」は「未来を創っていく人材を育てる科目」
文学部と法学部が、入試を一緒に行うという事は、まずありえませんが、実は総合政策学部と環境情報学部は入試を一緒に行っているのです。

まずSFCの先生を信じよう

実際の試験で慶應義塾大学がどうスキルを試しているかは、内部の先生でないと分かりません。けれども、上で書いてあるように、SFCの先生ですら、

SFCの先生の主張
(アドミッションポリシーに)書いてあることは学部毎に当然異なりますが、入試は一緒に行っています。

と言っています。つまり、SFCの先生は「両学部は違う。総合政策学部はAスキルだ。環境情報学部はBスキルだ。」という認識で入試を実施しているのではなく、アドミッションポリシーは違うけれども「入試は一緒に行ってるよ」と明言しています。

確かに過去問を分析すると「総合政策学部は分析的な問題が出題されて、環境情報学部は発想重視の出題がなされる。だから、両学部は違うスキルを要求される。」という主張をしたくなるのはわかります。けれども、「分析的な問題が出題されるから、分析的なスキルを鍛えればよい」「発想重視の出題がなされるから、発想を鍛えればよい」というのはひどく表面的な考え方です。「難問を出す東大や京大」が「難問を解ける高校生」を求めているかというと必ずしもそうではないのと同じように、「分析的な出題、発想重視の出題にわかれている」からといって「分析的・発想重視の異なるスキルもった学生を求めている」とは言えないのです。さらには、SFCの先生ですら、そうは言っていないのです。SFCの入試を作るのは誰ですか?予備校教師でも、塾の先生でも、私のような人間でもありません。SFCの先生です。では、SFCの先生の言うことをまずは信じましょう。

SFC入試では問題発見・解決を問うている1:情報化社会を担う次世代のために~SFCの場合

再び、SFCの先生の発言に戻りましょう。情報化社会を担う次世代のために~SFCの場合は、環境情報学部 准教授 植原啓介先生の発言です。
総合政策学部のアドミッションポリシーには、「問題発見・解決に拘る学生を求めます」と書いてあります。環境情報学部の方にも「地球規模で問題を発見・解決できる創造者でありリーダーを目指そうとする学生を歓迎します」と書かれていますので、そのような力を問える入試を行わなければいけません。
と書いています。(ご参考:慶應義塾大学 アドミッションポリシー)受験生がまず第一に念頭に置くべきはSFCの先生が「そのような力を問える入試を行わなければいけません。」と述べているということです。私を含めたどんな人が何を主張しようとも、SFCの先生が「問題発見・解決」を問える入試を行わなければならない、と書いているのだから、そちらを信じましょう。
 さらに引用すると
総合政策学部の方は、さらに入学試験の判定基準について触れていて、「自主的な思考力、発想力、創造力、実行力の有無」を問うことになっています。言い換えれば、このようなことを問うために、外国語や数学、小論文の試験を行ってきたわけです。
と書いてあります。ここには「分析力」や「読解力」という言葉はどこにも入っていません。また、総合政策学部と言えども判定基準には「発想力、創造力」が明記されているのです。だから、「発想力、創造力を問うのは環境情報学部であり、総合政策学部では発想力、創造力は問われない」というスタンスはあやまりです。(2015年度の入試は、そうしたスタンスの人が苦しんだようですね。)
そういったことで、SFCでは2016年度の入試(=2016年2月に実施される入試)から情報の入試を始めることにしました。高校の教科「情報」は学習指導要領で「問題発見」「問題解決」に直接言及をしている唯一の必修教科です。これはSFCの理念と非常によく合致していますので、この教科で生徒の能力を問わないわけにはいかないだろう、というわけです。
と書いています。ここから「数学や英語」は学習指導要領で「問題発見」「問題解決」に直接言及をしていない科目であることがわかります。こうした科目で「問題発見」「問題解決」を直接的に問うのは難しいのかもしれません。だからこそ、「小論文」では問題発見・問題解決を問うのではないか、と私は考えています。これは次の「慶應義塾大学に対する大学評価(認証評価)結果」からも裏付られます。

SFC入試では問題発見・解決を問うている2:慶應義塾大学に対する大学評価(認証評価)結果

学校教育法の改正に伴い、平成16年度より、全ての大学は、7年に一度、その全学的な状況につき認証評価機関による評価を受けることを義務づけられるに至っています。このため、慶應義塾大学も、当然認証評価機関である「大学基準協会」から「慶應義塾大学に対する大学評価(認証評価)結果」を受けています。ここからも、一連の内容が推測できます。ここでは、「5 学生の受け入れ」という項目を見てみましょう。
総合政策学部
『実践知』を理念とし『問題発見・解決』に拘る学生を求める」という学生の受け入れ方針に従って、一般入試、AO入試、帰国生入試、留学生入試、塾内進学が設定され、それぞれの趣旨に沿った形で公正かつ適切な方法で行われている。特に、一般入試において、基礎学力をみる英語・数学の学科試験と小論文試験と組み合わせて、総合的能力により合否を判定している。
 学生の受け入れに関する検証については、「IPO委員会」があたっており、委員会の検討を受けて、選抜方法・募集要項などの改定が行われている。

環境情報学部
「ひとつの学問分野にとらわれることなく幅広い視野を持ち、地球的な規模で問題発見・解決できる創造者でありリーダーを目指そうという学生を歓迎する」という学生の受け入れ方針に従って、一般入試、AO入試、帰国生入試、留学生入試、塾内進学が設定され、それぞれの趣旨に沿った形で公正かつ適切な方法で行われている。特に、一般入試において、基礎学力をみる英語・数学の学科試験と小論文試験と組み合わせて、総合的能力により合否を判定している。
 学生の受け入れに関する検証については、「IPO委員会」があたっており、委員会の検討を受けて、選抜方法・募集要項などの改定が行われている。
慶應義塾大学に対する大学評価(認定評価)結果
ここでは、わざわざ一般入学試験について、「特に、」と明示した上で、「基礎学力をみる英語・数学の学科試験と小論文試験と組み合わせて、総合的能力」を問う事が明示されています。しかも、ここでは学生の受け入れ方針も全体ではなく、一部を取り出しています。
入学者受入方針(アドミッションポリシー)
【総合政策学部】
総合政策学部は「実践知」を理念とし、「問題発見・解決」に拘る学生を求めます。問題を発見・分析し、解決の処方箋を作り実行するプロセスを主体的に体験し、社会で現実問題の解決に活躍する事を期待します。従って入学試験の重要な判定基準は、自主的な思考力、発想力、構想力、実行力の有無です。「SFCでこんな事に取り組み学びたい」という問題意識に基づいて、自らの手で未来を拓く力を磨く意欲ある学生を求めます。
【環境情報学部】
ひとつの学問分野にとらわれることなく幅広い視野を持ち、地球的規模で問題発見・解決できる創造者でありリーダーを目指そうとする学生を歓迎します。環境情報学部の理念や研究内容をよく理解した上で、「SFCでこんなことをやってみたい」という問題意識を持って入学してくれることを願っています。SFCの教育環境や先端プロジェクトなどあらゆるリソースを積極的に活用し、「自らの手で未来を拓く力を磨いてほしい」と期待しています。
HOME > 学部案内> 学部案内 > 各学部における3つの方針
この青字部分だけを取り出しています。両学部の小論文は、この「青字部分」から「基礎学力部分」を除いた部分を問うているわけです。これをよく読むと分かりますが、「問題発見・解決」が両学部に共通するキーワードとなっています。だからこそ「問題発見・解決」こそが、SFC小論文で最も重要なこととなるのです。

両学部で問われる能力に差はない:2017年度一般入学試験の概要

2017年度一般入学試験の概要内では試験科目の説明として、
総合政策学部...小論文:発想、論理的構成、表現などの総合的能力を問う。
環境情報学部...小論文:発想、論理的構成、表現などの総合的能力を問う。
と、全く同じ内容が書かれています。科目の説明でも、両学部の小論文に差をつけてはいません。だから、「両学部の小論文の対策」については「問題発見・解決」を主軸にして差をつけない方がよい(つけるとすれば、アドミッションポリシーに基づいて差をつける)、というのがこのブログの主張です。

両学部の小論文の違いはテーマ

それでは、両学部の違いは、全くないのか、といわれると決してそうではありません。問われるテーマが異なっており、これもSFCの先生が明言しています。

両学部に大した違いはない:教科「情報」による入試への挑戦と期待 ~「情報」は「未来を創っていく人材を育てる科目」

慶応義塾大学の村井教授の発言をまとめた教科「情報」による入試への挑戦と期待 ~「情報」は「未来を創っていく人材を育てる科目」という文章には、
小論文について見ると、総合政策学部では政策的な問題、環境情報学部では理系っぽい問題が出てきます。2012年度の環境情報学部の小論文のテーマはデザインで、今年(2013年度)は身体知に関する問題でした。
と、書いてあります。だから、少なくともSFC小論文には

総合政策学部...政策的な問題
環境情報学部...理系っぽい問題

という傾向がある、というのはSFC公認(より厳密にいえば、環境情報学部長公認)と言っていいと思います。

但し、同じ文章の中で村井先生はここまで言い切っています。
SFCの中で、環境情報学部はおもに「人と地球」のことを考え、その間に入ることは総合政策学部が考えるという役割分担をしています。とはいえ入学すると共通の授業がとれますし、科学的・論理的な思考を重視する点は共通しています。大まかに分けると環境情報は理系っぽく、総合政策は政策っぽい感じなのですが、これは大した違いではありません。
教科「情報」による入試への挑戦と期待 ~「情報」は「未来を創っていく人材を育てる科目」
環境情報学部と総合政策学部の役割分担や違いについて村井先生が触れているのですが、その差自体は「大したことがない」と自ら言っているのです。もちろん、入学後の両学部の役割分担や違いに対したことがないからといって、入学試験では両学部のテーマ性に大きな差はない、と主張するのはやり過ぎですが、「問題発見・解決」という共通部分の方が、「両学部のテーマ性の差」よりも重要だと推測されます。

「総合政策学」と「環境情報学」の違い

「総合政策学」と「環境情報学」の違いは、内部の人ですら分かっていません。少し古い文章ですが、岡部先生の記事を引用しましょう。「SFCの七不思議」という2006年4月に出された文章です。岡部光明先生は過去、総合政策学とは何か等について21世紀COE研究の時に中心的に取り組まれていた先生です。
第四の不思議は、環境情報学がどのような「学」なのか曖昧になっていること(少なくとも筆者にはそうみえること)である。…(中略)…ところがSFCの公式刊行物(例えば「SFCガイド」)をみても、環境情報学部では色々な先端的研究が行われており学生はそれらに関する科目を履修できるという説明、あるいはSFCにおける科目履修形態の説明、などが記載されているだけであり、肝心の環境情報学がどのようなものなのかは定義されていない。…(中略)…有力教員の中には「環境情報学は単なる符牒として使っており、各種先端分野を含むことが示唆できれば十分であり、格別の意味を持たなくても良い。」と豪語される方もいられるようだ。
SFCの七不思議
有力教員とは誰なのかを詮索したくなりますが、重要なことは「総合政策学」に関しては、相当な時間を費やしてSFC自体が定義したにも関わらず、環境情報学についてはSFCが相応な時間をかけて定義したような痕跡が見られないことです。

私が知る限りでは、村井先生がいうように、「両学部の差が大したことはない」というのがSFCの本音だと思います。更にいえば「環境情報」については、ホーム 総合政策学部・環境情報学部 理念・概要を読むと、
21世紀は「環境と情報の世紀」です。
ホーム 総合政策学部・環境情報学部 理念・概要
と記載してあることから、「環境情報」とは特定の時代を示す言葉であり、その時代の中心テーマとすべき「地球と人間」に関するものは「環境情報学部」が、それ以外は「総合政策学部」が担当する、という役割分担がかろうじて決められているだけだと思います。

言い換えると、学部名について「総合政策」=「手段」であるのに対し、「環境情報」=「テーマ」であり、
学部名テーマ手段
環境情報学部地球と人間/理系っぽい総合政策/問題発見・解決
総合政策学部それ以外/政策っぽい????/問題発見・解決
とまとめられるのです。

最後に:SFCの問題発見・解決

最近、SFC小論文対策について「問題発見・解決」という言葉は、頻繁に用いられるようになり、うれしい限りですが、一方で「問題発見・解決」という言葉だけが一人歩きいています。

SFCでは問題発見・問題解決が出題されるんだ。よし、Googleや本で「問題解決」について調べよう

とすると、ある一分野の「問題解決」を見つけてしまいます。例えば、経営学や工学の「問題発見・解決」などがあります。これは、SFCの理念としての問題発見・問題解決とは似て非なるものです。私自身も工学出身の某大学の准教授の先生と「問題発見・解決」について話し合ったことがあるのですが、こうした分野における「問題発見」は「いま、何か困った事がないか、」「ふと気づいたよくない事は何か」ということをメインにしており、これは必ずしもSFCの問題発見と同じではありません。SFCの問題発見・解決はより広いものを指します。「困った」ってどういうこと?誰からみて?どういう観点から?「よくない」ってどういうこと?誰からみて?どういう観点から?という問いを必ず挟まなければならないのです。これが一番わかりやすいのは、総合政策学部2010年の資料文です。他の学問分野の問題発見・解決を学んでも意味はありません。そうではなく、SFCが主張する問題発見・解決を学びましょう。

いろは塾 第12回 〜まとめ〜

2016年6月18日 第12回いろは塾でお話しした内容まとめです。

要点のまとめ

要点のまとめ
・資料をどう読むのかを決める
・何のために本を書くのか
・成績表(笑)

ちょっとしたこぼれ話

資料をどう読むのか、を決める

今回、ほぼ全員が時間内に書ききれていませんでした。ある意味想定内でしたが。

この問題は資料があまりにも多すぎるので、「資料をどう読むのか」を先に決めておかないと破綻します。論理的にまじめに読むと時間がいくらあっても破綻します。全部をまともに読むためには、それこそ、「速読力」でも身につけていないと無理です。速読術は、興味があったら身につけてもいいとは思いますが、マストではありません。

別にSFCの先生も全部をしっかり読むことを求めていないので、スキミングしておけばいいのです。この問題は「高校生編集者」になって、どんな本を書くか、を決めればいいので、まるで今日の晩ご飯は何にしようか、を決めるようなレベルで料理の本をパラパラめくる感じで資料を読めばいいのです。

何のために本を書くのか

添削をしていて、割と明暗を分けたのが、「問題意識」と「読者への提案」の関係。

編集者(あなた):問題発見/問題意識 → 問題解決/本の編集
読者:問題発見/問題意識の共有 → 問題解決/本を読んだあとの行動

となるので、本を編集したあなたは、読者に本を読んでもらったあとに「してほしいこと」=「読者への提案」を書かないと問題解決が完結しません。本を読んでもらって、見聞を広めてもらう、ではお話にならないのです。ここ、結構抜けてる人がいると思いますので注意!

成績表(笑)

今回、成績表を作成してお渡ししました。(見学者様の分はなかったです すみません。)

「論理構成」「設問対応」「発想」「漢字・表現」の4項目と総合成績です。総合成績はみんな固定でBにしておきましたが、他の部分はみんな様々です。「漢字・表現」以外は、どれだけ成長したか、が基準です。だから、はじめから能力が高い項目は成績が悪いです。それに加えて、各人に夏休み中何の勉強をしてほしいか、をフィードバックしました。各人の成績をつけながら、伸びの足りなさは半分は自分の至らなさだし、半分は自学に依存するんだろうなぁ、と思っていました。とはいえ、ほとんどの皆様はかなり伸びているので結構幸せでした。

本日の演習概略

2014年 環境情報学部 過去問(本の編集)の問題設定のやりなおし

次回予告!!

ジャンまずはお疲れさまでした&次回の予告って、もうないんですけど。
いろは ありがとね^^疲れはしてないけれども、まだまだやれることがあったかな、とは思ってはいる。
ジャンたとえば、どんなところですか?
いろはじっくり考えてもらうマッサージ形式で前期講座を組み立てたんだけれども、もう少しスピードを上げてテンポよくする手もあったんじゃなかな、とか。
ジャン難しくてよくわかりません。
いろは深い意味はないから(笑)。

まぁ、いろは塾のような形式だと、とにかく講義中の「場作り」が吸収度合いに影響するんです。その「場作り」に違う方向性もきっとあったんだろうな、という「たられば」。
ジャンそれを夏期講習にどう活かすか、ですね。

今回は次回予告はありません。けれども、後期の講義に興味がある人はぜひぜひ引き続きTwitter等でご連絡くださいね。それでは!!

いろは塾 第11回 〜まとめ〜

2016年6月12日 第11回いろは塾でお話しした内容まとめです。

要点のまとめ

要点のまとめ
・設問の設定を物語として理解する
・小論文の構成

ちょっとしたこぼれ話

あなたが主人公の物語

2014年 本の編集では、小論文の筆者であるあなたは「高校生編集者」になるところから物語がはじまります(セパレーション)。そして、本の編集という大役を任されます(イニシエーション)。最後には、その本を完成させて戻ってきます(リターン)。

こうした物語の主人公になります。もちろん、こうしたモデルを経営学モデルで理解する手法もあるでしょうし、あなた自身の研究計画と見る事もできます。できるんですが、元々SFC小論文は、大学で習うことを前提に作られているものではありません。そうではなくて、もう少し高校生に汎用的な手法があるはずです。というわけで、みんなが子供の頃からやっている「物語の主人公になる、という視点を導入しました。

構成の自由度

2014年度の小論文の構成は比較的自由度が高いです。

この年は確か「まさか3つ不要な資料を選ばせるとは?」みたいな感想が出ていた記憶がありますが。そんな下らないことで驚く必要はないです。重要なのは、
 ・設問で求められていることに適切に回答する
 ・回答により、自分の持っている適性を伝えること
 ・論理的に回答すること
の3つです。

本日の演習概略

2014年 環境情報学部 過去問(本の編集)

次回予告!!

ジャン本の編集の過去問ですね。
いろは 個人的には、この問題は結構好きです。

普通の小論文対策をしている人は、けっこうやられるので。
ジャンたとえば、どんなところですか?
いろは問題1を真面目に解くと時間が足りなくなるとか。

そもそも問題1には「正答」がない、とかね。
ジャンただ読解すればいいんじゃないんですか?
いろはもちろん論理的に読解するのはひとつの方法だけれどもね。

今回答案を書いてくれた人の中には「地球と経済学」について書かれた資料の中から、「地球」の部分だけを切り取って、「はじめに」で言及してくれた人がいるんですよ。「経済学」ガン無視です。でも、これは成立している答案なんです。
ジャン確かに、そうですね。あくまでその資料をどう使うかは引用者に委ねられていますしね。とはいえ、これで前期の講義は最後ですよね。

それでは次回予告をどうぞ!!

いろは塾 第12回
日時:2016年6月18日 
 英語  10:00-12:00
 小論文 13:00-最大16:50まで(概ね3時間ちょっと)
場所:御茶ノ水近辺で実施(前回と同じ場所、同じ部屋です)。
概要:2014年環境情報学部 過去問の添削結果+夏休みのお勉強法等です。

参加希望の方で興味があるよ、という方は、
 Twitter:@IrohaForComのDM。
 email :kadoya0168[at]gmail.com
までご連絡ください。メールをお送りいただく時は、[at]を@にご変更ください。

※初回参加は無料、次回以降は1回あたり、英語5,400円、小論文10,800円(消費税込)で月謝を計算します!よろしくね。
※実際に見学に来て下さる方もいるので、お気軽にご連絡ください!

いろは塾 第10回 〜まとめ〜

2016年6月11日 第10回いろは塾でお話しした内容まとめです。

要点のまとめ

要点のまとめ
・物語の力の体感
・具体的に想像することの力

ちょっとしたこぼれ話

物語の力の体感

前回のナラティブの力の続き。物語として世界を捉えると、ぐっと応用力が広まります。講義中は、物語として世界を切り取る3つの方法を紹介しました。

Web上では、そのうちの一つであるキャンベルの方法を紹介します。「千の顔をもつ英雄」という本で分析された内容を松岡正剛が以下のようにまとめています。
(1)「セパレーション」(分離・旅立ち)
(2)「イニシエーション」(通過儀礼)
(3)「リターン」(帰還)
第704夜:千の顔をもつ英雄
設問文をこうした角度で切り取ると、見た目がガラリと変わります。全ての条件が格段に読み取りやすくなります。

こうした物語の力を借りるといいのです。

具体的に想像することの力

具体的に条件を設定すると、突如、アイデアが活き活きとしてくることがあります。本人は最初は意識できないのですが、何度か具体的に条件を設定すると、そうした「活き活き感」が見えてきます。

具体的に想像する、を何度もやってみると、きっと全然違う世界が見えてきますよ。

本日の演習概略

未来構想キャンプの課題「WS03:ヘルスサイエンスワークショップ ~多様な学問を総動員して体系的な健康教育を〜
」を援用しました。

次回予告!!

ジャンAction Learningきらいなんじゃなかったでしたっけ?
いろは 猫も杓子も、Action Learningは嫌いだよ。有効に使えるシーンで有効に使わないと。
ジャン適材適所ですか?
いろはちょっと違うけれどもね。でも、やってみなくちゃ分からないじゃん。

「よい」「わるい」は、その場から出来上がってくるものだしね。その空気感をきちんとつかまないと。私はその補助線。
ジャンなるほど
いろはということで、あと2回!
ジャンいよいよ、最後の過去問ですね!

それでは次回予告をどうぞ!!

いろは塾 第11回
日時:2016年6月12日 
 英語  10:00-12:00
 小論文 13:00-最大16:50まで(概ね3時間ちょっと)
場所:御茶ノ水近辺で実施(前回と同じ場所、同じ部屋です)。
概要:2014年環境情報学部、本の編集の過去問演習です。

参加希望の方で興味があるよ、という方は、
 Twitter:@IrohaForComのDM。
 email :kadoya0168[at]gmail.com
までご連絡ください。メールをお送りいただく時は、[at]を@にご変更ください。

※初回参加は無料、次回以降は1回あたり、英語5,400円、小論文10,800円(消費税込)で月謝を計算します!よろしくね。
※実際に見学に来て下さる方もいるので、お気軽にご連絡ください!

(終了しました)いろは塾 夏期講習前に見学できるのはあと1回!!

いろは塾の見学や夏期講習についてお問い合わせをいただいております。ありがとうございます。

いろは塾前期の様子を、夏期講習前に見学したい><。という方、いろは塾前期はあと1回です。日程と残席は以下の通りです。

いろは塾の見学残り枠状況

いろは塾の見学残り枠状況
第12回 2016年6月18日 残席0席|2014年 環境情報学部(本の編集) 添削結果講義 と 前期まとめ

です。私の講義をいまだに一度も受けた事がない人は、見学1回分無料です。ご興味ある方はご連絡ください。

通常の席は全て埋まりましたが、あと、一人分、ホワイトボードの見づらい席ならばございます。どうしても、という方はご連絡ください。

時間は各回12:50〜最長16:50まで、です。本番演習をやる回は、だいたい最長時間近くまでやりますが、そうでない回はだいたい16:20〜16:30に終了しています。(第12回はたぶんギリギリまでやります。)場所は、中央線沿いの御茶ノ水駅近くで実施予定です。

連絡先

連絡先
Twitter:@IrohaForComのDM
メール:kadoya0168[at]gmail.com
※メールアドレスは[at]を@に変えてください。

ご興味がある方は、ご連絡ください。