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2019年08月

環境情報2019(添削まとめ)いろは塾(夏期講習)2019

はじめに

いろは塾(夏期講習)最終日!環境情報2019年度です。合格体験記や試験当日の感想などで聞いてはいたものの「採点」するのは今回がはじめてでした。問題発見・解決の全てを問うことができるいい問題だと思います。

問2が意外と曲者な気がしました。

得点分布

SFC環境情報学部2019年度小論文添削結果表

終わった後の感想を聞いていたら、「いろはさんのチェックシート通りに採点してたら、点差なんてつかない」みたいな感想を聞いたんですが、しっかりと点差がつきましたね…。たぶん、単に解説だけを聞いても、差がわかりにくいかもしれません。

諸数値
平均   : 105.6
標準偏差 : 25.3
#     : 13

ほぼ本番試験に近い感じかな…と邪推

「観察しよう」

ひとことで言えば、これにつきます。

観察という行為もある意味で「論理実証的なアプローチ」であることには違いありません。だから、「観察」ができていない以上、その答案の点数は低くなります。

観察ではない例:鴨池のまわりに柵がないことが問題
観察である例:鴨池は斜面が急で転げ落ちる可能性があることが問題

もちろん、ひとことだけでなく、他の説明も足すことができますので、「ここに書いてある字面だけで判断する」ことはしません。でも、前者は「観察」ではないです。写真を見て自分の視覚が捉えたものではありません。勝手に「見えないものが見えている」んです。(これがどこまで減点されているかどうかはわかりませんが。)

大なり小なり、この手の「観察をしていない答案」が存在しました。しかも、タチが悪いのは、本人は指摘されるまで「観察」していないことに気づかないことです…。(えらそうに書いていますが、私も「もっとよくデータを見ろ」「ちゃんと観察して分析しろ」とよく怒られます…頭の中で、ひとつ答えが出たら、ついそこで観察をやめちゃうんですよね。)

白紙をうまく使えるようになろう

私は「文でも絵でもかまいません。」と書いてあれば、「絵を描くことがマスト」とは思いません(そういう教え方をする先生がいるのも事実ですが。)。「論理的にうまく文章が書けていれば、」よい点数になると思っています。一方で、「文章を構造化」できるようになれば、白紙を有効につかえるようになります。例えば、何かを述べる時に図を使えなくとも、表を描くだけで一気にわかりやすくなったりします。構造化をせずに、だらだら言いたいことを書き連ねた答案はかなり見づらかったです。自由に書けるのであれば、たとえ字だけでもかまいませんので、有効に項目を設定しましょう。

「お金」を根本に設定しないようにしよう

「観察の結果…、根本の原因はお金です。だから、お金をクラウドファンディングやよそから調達しよう。」みたいな解決策は全く本質をついていません。いったい「どこを観察した」のでしょうか。

確かに、「本来こうあってしかるべきものが、こうなっていないのは根本的にはお金がないからだ」と主張することは可能でしょう。けれども「お金がない状況」であっても、お金なしに問題を発見・解決するための糸口は「観察」にある場合が多いです。まずは、現状をしっかりと認識することです。この問題で問われているのはむしろそちらです。

観察すれば、ほんのちょっと解決策で状況が改善することもよくあります。きちんと「観察」することが問われている問題なので、お金がどうすれば都合がつくか、ということを考えるのは愚の骨頂です。きちんと「観察」しましょう。

得点が低い人の傾向

得点が低い人は、

1:設問を理解できていない。
2:資料文を理解できていない
3:適性が必要な部分が書けていない

という特徴があります。この3の特徴は、「1」に含まれるのですが、一部の「適性」に関する設問は人によって正答率がばらけます…単に設問を見るだけでなく、適性を意識した対策をすることで、こうした問題は少しずつ解きやすくなっていきます。

分布グラフ

SFC環境情報学部2019年度小論文添削結果グラフ
きれいにばらけていますね。本番もこんな感じだったと思います。また、同じアイディア(たとえば、階段にスロープがないとか。)であっても、書き方次第ではゼロ点担っている人もいるはずです。

とにかく、SFC小論文で大事なことは以下の2つです。

気をつけるべきこと
1:設問を読む
2:適性を確認する

をしっかり対処しましょう。

それでは!

環境情報2018(添削まとめ)いろは塾(夏期講習)2019

はじめに

いろは塾(夏期講習)9日目!環境情報2018年度です。試験時に多くの受験生が悩んだ「物語」の問題です。

軽く大事な部分のヒントを出したので、その部分の点数は結構良かったです。

得点分布

SFC環境情報学部2018年度小論文添削結果表

いろは塾の過去問添削ではいつもこの表を作っています。みなさまの順位表です。「順位」に関しては、「今回の参加者データ」から計算しているのでそこまで参考になるものではないですが。ただ概ねの傾向はわかります。この問題の場合は、

諸数値
平均   : 96.9
標準偏差 : 18.8
#     : 8

上でも述べたように演習の前に10分ほどミニ解説をしました。そのため、その部分の点数がよくなり、ばらつきが減った感じです。事前に説明しなかった部分は全滅でした笑。まぁ、この問題の場合はしかたない。また、環境2019年度の問題を見ていると、どうやらその部分は芳しくなかったのかな、と推測される出題方式に変わっていますしそんなものでしょう。

基本を守る

あなたが選んだ資料に記されている短い文を必ず全て含めてください。その短い文に必ず下線を引いてください。
慶應義塾大学環境情報学部2018年度小論文 問題2より抜粋
こういう基礎的な条件を守れない人が非常にたくさんいます。今回は、8人中2人がそれを守れませんでした。もちろん採点基準にそれが含まれているかどうかはわかりません。けれども、設問に記載されている以上、それを遵守すべきです。もし採点基準に含まれていたら、それだけで他の人よりも何点か差がついているかもしれませんよ。

夢オチは禁止!

「○○という夢を見ました。」は避けましょう。確かに、そう書けば、どの絵でもうまくストーリーの「つじつま」は合います。夢の中では何でもできますからね。
夢でもし逢えたら素敵なことね
あなたに会えるまで眠り続けたい。
鈴木雅之「夢で逢えたら」
けれども、そういうオチにしてしまうと、その人の発想力の貧困さを露呈することにもなります。困った時には、とりあえず四次元ポケットがあればいいよ、と考えるタイプです。選択肢が絞りきれないんです。だから、この手の発想系の問題では、夢オチは避けましょう。

他人に「物語」で伝える

説明をするときには「例」を使うとうまく伝わりますよね。さらに、物語的な例を出すと、よりうまく伝わる場合があります。脳内でも、物語を処理する方法と論理を処理する方法は異なるかもしれません。

他人に伝える方法としての「物語」をしっかりと意識できるようになりましょう。

起承転結には頼らない

物語をうまく伝える枠組みはいくつも提唱されています。日本ではよく「起承転結」が言われます。確かに、ある程度の枠組みとしては有効です。けれども、起承転結はグローバルには一般的な方法ではありません。例えば、世界中の神話を分析して、そのストーリー構成を分析した枠組みがあります。その枠組みにしたがって、ある映画監督が世界的名作をヒットさせた話は有名です。今日は、雑談的に、その構成方法について触れました。(ねぇ、まだ起承転結で消耗しているの?)

得点が低い人の傾向

得点が低い人は、

1:設問を理解できていない。
2:資料文を理解できていない
3:適性が必要な部分が書けていない

という特徴があります。この3の特徴は、「1」に含まれるのですが、一部の「適性」に関する設問は人によって正答率がばらけます…単に設問を見るだけでなく、適性を意識した対策をすることで、こうした問題は少しずつ解きやすくなっていきます。

分布グラフ

SFC環境情報学部2018年度小論文添削結果グラフ集団としては中央にぎゅっと集まったイメージですね。ある採点基準をみんなクリアできていなかったので一律低くなっています。本当だったら、もう少し上位集団がいてもいいのですが。とにかく、SFC小論文で大事なことは以下の2つです。

気をつけるべきこと
1:設問を読む
2:適性を確認する

をしっかり対処しましょう。

それでは!

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総合政策2019(添削まとめ)いろは塾(夏期講習)2019

はじめに

いろは塾(夏期講習)8日目!総合政策2019年度です。素直な問題なのと、リスクマネジメントの問題なので、私が個人的に好きな問題です。数値やグラフが出つつ、大事なのは現実との対応を考えること、ですね。

得点分布

SFC総合政策学部2019年度小論文添削結果表


いろは塾の過去問添削ではいつもこの表を作っています。みなさまの順位表です。「順位」に関しては、「今回の参加者データ」から計算しているのでそこまで参考になるものではないですが。ただ概ねの傾向はわかります。この問題の場合は、

諸数値
平均   : 107.1
標準偏差 : 22.3
#     : 9

この問題は、いろは塾の講義で4月にやった問題ですね。同じところを間違っている人もいましたね。トップのAさんはきちんと復習をしてくれたようです。

実証的に論じる

データを用いて論じる場合には、そういう場合に適した論じ方があります。それに則っているかそうでないかで、読む側の理解のしやすさがずいぶん違います。もちろん採点時には「フォーマットに合っているか」みたいないい加減な採点はしません(し、本番試験もそんなことはしていないと思います)。ただし、実証的に論じるためのフォーマットに則っていた方が断然論じやすいし、読む側も読みやすい。今回はそういうところに気をつけていた答案はやはりわかりやすかったです。

問題発見を常に意識する

この問題はすでに資料の中に問題発見のうち、一番大事なことがなされている問題であり、その部分を読み取ればよい問題です。ただ、そのために必要なスキルである「価値観を示す言葉に敏感になる」ことはなかなか難しいみたいですね。でも、それに敏感になることで、SFCの問題発見に近づいていけます。

日常生活の言葉であっても、多くの言葉はその中に「価値」を内包しています。そこから「事実」と「価値」を切り離して考えることが重要になります。

設問をよく読む

設問の中にはヒントがたくさんあります。だから、設問をいい加減に読むと、本当に損をします。

いろは塾の夏期講習では、そのヒントをしっかりと読み取っていきます。そのうちに「あ、こんな感じで読めばいいんだ」とわかってきます。とにかく、設問をしっかり読んで問題に取り掛かりましょう。

得点が低い人の傾向

得点が低い人は、

1:設問を理解できていない。
2:資料文を理解できていない
3:適性が必要な部分が書けていない

という特徴があります。この3の特徴は、「1」に含まれるのですが、一部の「適性」に関する設問は人によって正答率がばらけます…単に設問を見るだけでなく、適性を意識した対策をすることで、こうした問題は少しずつ解きやすくなっていきます。

分布グラフ

SFC総合政策学部2019年度小論文添削結果グラフ

今回はまじめに復習していた人が群を抜いてトップで、いい加減に復習していた人が次席。はじめて解いた方が、ちょっと点数が低かった、という感じでした。とにかく、SFC小論文で大事なことは以下の2つです。

気をつけるべきこと
1:設問を読む
2:適性を確認する

をしっかり対処しましょう。

それでは!

環境情報2017(添削まとめ)いろは塾(夏期講習)2019

はじめに

いろは塾(夏期講習)7日目!2017年環境情報です。環境2015や環境2016とは少し雰囲気が変わりますが、基本は同じです。ただ強く問われる適性が一部変わりましたね。

得点分布

SFC環境情報学部2017年度小論文添削結果表

いろは塾の過去問添削ではいつもこの表を作っています。みなさまの順位表です。「順位」に関しては、「今回の参加者データ」から計算しているのでそこまで参考になるものではないですが。ただ概ねの傾向はわかります。この問題の場合は、

諸数値
平均   : 92.9
標準偏差 : 36.4
#     : 10

この問題の場合はだいたい想定通りにばらけました。

レベル別にきれいにばらける問題

この問題はレベル別に綺麗に答案が分かれます。

1:77点以下 全くわからなくて答案が埋まらない人
2:88点以上 (適性がないが)とりあえず答案が埋まる人
3:122点以上 (適性の一部があって)答案が埋まる人
4:166点以上 ばっちり適性がある人

今回は、1と2と3に綺麗に分かれました。

SFC小論文の問題には「わな」が含まれています。この「わな」は講義で説明したら「え?そんなこと当たり前じゃん。」と気づけます。でも、知らなければ、こんな感じできれいに山が分かれて試験としての意味を果たしてくれます。さらに恐ろしいことに、日頃からしっかり訓練しないと、この手の「わな」は何度でも引っかかります。

逆に、SFC小論文をはじめたばかりの人でも、全く何も引っかからずにスイスイ解けたりします。この「わな」をクリアするのがSFC小論文で高得点をとるためのコツです。

図の描き方

この年の問題は、「模式図」を描く問題が出ました。模式図を描く問題は、苦手な人はとても苦手ですよね。だけど、模式図が描ければ、理解がぐっと広がります。

今回は、概論を話した後、さっさと10分程度ですが、「ありうるパターンの模式図」をお見せしました。読み手にうまく伝わる絵を書けるようになればいいと思います。

設問を解く順番について

「先生、これ、問4から解いていいんですか?」

という質問をいただきました。

え?いいに決まってるじゃん。解きやすいところから解けばいいのに。確かに過去問の中には、設問の誘導にしっかりのった方が解きやすいものがあるのは事実です。だけど、全部が全部そうではありません。

解きやすい問いから解いたっていいんですよ。

得点が低い人の傾向

得点が低い人は、

1:設問を理解できていない。
2:資料文を理解できていない
3:適性が必要な部分が書けていない

という特徴があります。この3の特徴は、「1」に含まれるのですが、一部の「適性」に関する設問は人によって正答率がばらけます…単に設問を見るだけでなく、適性を意識した対策をすることで、こうした問題は少しずつ解きやすくなっていきます。

分布グラフ

SFC環境情報学部2017年度小論文添削結果グラフ

33点の山、88点の山、122点の山と3つの山があります。添削しながら、こんなにきれいに得点が分かれるなんて、「適性試験」ってほんとに怖い、って思いました。いずれにせよ、

気をつけるべきこと
1:設問を読む
2:適性を確認する

をしっかり対処しましょう。

それでは!

環境情報2016(添削まとめ)いろは塾(夏期講習)2019

はじめに

いろは塾(夏期講習)6日目!2016年環境情報です。先週やった2015年環境情報の問題によく似ていますが、問1の「内容を短く要約」する問題が変わった分、問2・問3の内容がグッと難しくなり、ポイントを抑えた解答でない限り、得点が上がらないような仕組みになっています。

得点分布

SFC環境情報学部2016年度小論文添削結果表

いろは塾の過去問添削ではいつもこの表を作っています。みなさまの順位表です。「順位」に関しては、「今回の参加者データ」から計算しているのでそこまで参考になるものではないですが。ただ概ねの傾向はわかります。この問題の場合は、

諸数値
平均   : 73.8
標準偏差 : 36.1
#     : 13

思ったより得点がばらつきました。見学の方がいらっしゃったので、その分は加味しなければ…と思っていたのですが…。「設問通り」に書けている人がかなり少なかった印象

設問通りに書くのは難しい

設問通りに書くのは難しい。たぶん、予備校の模範解答などを見ながら、我流で自己採点してる方のうち、半分から下手すれば7、8割がミスする部分はここです。怖いことに、

一部適性に該当する部分は、しばしば演習の際も採点の際も見落とす可能性が高い

ということです。「適性」がなければ、ほんとうによく見落としてしまいます。下手すれば、「小学生でも言われればわかる」部分なんですけれどもね。

図の描き方

この問題は、4つのコマをうまく活用する問題でした。でも「こういう解答を描いてほしい」というものを描いてくださった方は少なかったです。(13人中2人 BさんとEさん)図をきちんと描くのにもコツがいりますし、図はたくさん描いたけれども、後半時間が足りなくなった、という人も結構います。ちなみに、「夏休み中」はそれでいいと思っています。よい答案を書くのが先決で、時間は二の次です。よい答案を書けるようになるには時間がかかりますが、手抜きしてスピードを早めるのには時間はかかりません。しっかりとよい答案を目指しましょう。

問題発見解決のプロセス(総合政策的アプローチ)を意識する。

問題発見・解決のプロセスを意識して、現在はどのようなプロセスにいるのかをしっかり確認しておくことは重要です。それをするだけで、問題の出題意図がすぐにわかります。変に「今年の問題は○○先生が作ったな…」とか「△△先生が出すタイプの問題だ」とか「20**年度の小論文に似ている」とタイプ分けをしなくても、問題発見・解決のプロセスをしっかり理解していればいいのです。このあたり忘れている方が多いですね。

得点が低い人の傾向

得点が低い人は、

1:設問を理解できていない。
2:資料文を理解できていない
3:適性が必要な部分が書けていない

という特徴があります。この3の特徴は、「1」に含まれるのですが、一部の「適性」に関する設問は人によって正答率がばらけます…単に設問を見るだけでなく、適性を意識した対策をすることで、こうした問題は少しずつ解きやすくなっていきます。

分布グラフ

SFC環境情報学部2016年度小論文添削結果グラフ

今回はずいぶんバラついたグラフになりました。ダイレクトに一部の適性に関係する部分の配点が40点以上ありますのでそのせいですね。

気をつけるべきこと
1:設問を読む
2:適性を確認する

をしっかり対処しましょう。

それでは!

環境情報2015(添削まとめ)いろは塾(夏期講習)2019

はじめに

いろは塾(夏期講習)5日目!いわゆる「発想系」と呼ばれそうな問題ですよね。実際のところは、環境情報学部も総合政策学部も大した違いはなく、同じ適性を磨けば良い(テーマが政策系と理系で分かれているので、資料を読むのにあると便利な知識は多少違う)だけなんですが。

現に、この問題は、

・設問を読まずに書くべきことを書かずに終わる

人がたくさんいました。(ほぼ全員じゃないかな。)

得点分布

SFC環境情報学部2015年度小論文添削結果表

いろは塾の過去問添削ではいつもこの表を作っています。みなさまの順位表です。「順位」に関しては、「今回の参加者データ」から計算しているのでそこまで参考になるものではないですが。ただ概ねの傾向はわかります。この問題の場合は、

諸数値
平均   : 95.5
標準偏差 : 21.4
#     : 11

この標準偏差の低さは、みなさまのレベルが多少あがった証拠でもあります。(ただ、いまのところ、「最低限の項目の一部をみんながミスせず書けるようになった」ぐらいだと勝手に予想します。

時間をかけすぎない

この問題の設問1には、時間をかけすぎるべきではありません。後半の問題にさしさわりが出てしまうので。「わかりやすいタイトル」「魅力的なサブタイトル」も、多分に主観的なものなので、そこにとらわれすぎるよりは、さっさと次の設問にいきましょう。

設問をしっかり読む

この問題も、「設問をきちんと読めば、」かなりのレベルで合格に近づきます。みなさま、それが苦手なだけです。総合政策2016の問題も、環境情報2015の問題もそうなのですが、予備校によって教える内容が大きく違うと思います。ただ、「最低限、設問を読めば、絶対にそんな答案にならない」という内容を模範解答として掲げている予備校もあります。それは単なる設問の読解不足です。設問をしっかり読みましょう。ここは、1個グループワークみたいなものを入れないと、うまく伝わらないし、「へぇ」で終わってしまうので、ここでは書きませんが。気になる方は、夏期講習の動画講義にお申し込みください。

アイディアはほどほどで…

この手の創造力を発揮するタイプ(と言われる問題)に関しては、「過度に創造性を意識しすぎない方がいいです。「未解決の問題を解決するアイディアを2時間以内に思いついて答案用紙に書く」のは無理があります。

こんな場面を想像してください。

SFCの授業で、「はい、みんな、近くの人と話し合ってください」と言われて、会話が止まらない程度に、先生の意図に沿っている適切な話題を持ち出している人

SFC小論文で問われるアイディア力や創造力とはこういうレベルのものだと思います。無理して、すごいアイディアをおもいつこうとすると答案が書けなくなります。気をつけてね。

得点が低い人の傾向

得点が低い人は、

1:設問を理解できていない。
2:資料文を理解できていない

の両方の特徴があります。「設問が理解」できなければ、正しく書くことも、正しく資料を読むポイントをおさえることもできません。そして、「間違った設問理解」のまま、資料を読んで、外したポイントの該当箇所を読み取って、その内容を答案に書く(ただし、設問を理解してないので、ここでも間違った内容を書きます。)このような二重三重の遭難をします。また「設問を読めてるつもり」になってる方も多いです。自己採点だとかなり点数が高いのに、私が採点すると低くなっちゃうんですよね。それは「設問を正しく理解していないから」です。

分布グラフ

SFC環境情報学部2015年度小論文添削結果グラフ

今回は「ぎゅっ」と中央に寄った分布グラフです。「設問に合わせて書く」が一部は徹底されているから、こういうグラフになります。全部徹底されれば、もう少し上の方に寄るんですけれどもね。

それにしても、これの添削をしながら不安になりました。「ぜんぜん、設問を読めてないよね」って。まぁ、最悪、「設問を読めない」なんてことは、SFCの合否に関わる程度のささいなことです。でも、多くの人がしているミスは、

・小説や漫画を読んでも感情移入できない
・人の気持ちが読み取れない
・主体的に関わろうとしない

そういうタイプのミスです。SFC小論文は「相手の立場に立つ力」が高いとうまくいく問題が多いです。ぜひ、相手の立場にたってみてくださいね。

総合政策2018(添削まとめ)いろは塾(夏期講習)2019

はじめに

いろは塾(夏期講習)4日目!SFC小論文の本領発揮!みたいな問題です。もちろん、計算問題は面倒なんですが、「必要なことはそこではなく、問題発見・解決だ」ということが伝わる問題でした。(なお点数が低い方は計算で撃沈したようでございます。)

※注:今回の演習では、あらかじめ「ほしいひと」は計算の答えをお渡ししました。単に計算で終わったら演習時間がもったいないからです。(それなのに、やっぱり計算でダウンした人もいました笑)

得点分布

SFC総合政策学部2018年度添削結果解答例表


いろは塾の過去問添削ではいつもこの表を作っています。みなさまの順位表です。「順位」に関しては、「今回の参加者データ」から計算しているのでそこまで参考になるものではないですが。ただ概ねの傾向はわかります。この問題の場合は、

諸数値
平均   : 88.5
標準偏差 : 33.8
#     : 11

これはあくまで体感的な数字ですが、標準偏差はだいたい20〜30の間におさまることが多いです。だからこの数字はちょっと高めです。難しい問題の場合は、こういう傾向になることはよくあります。

計算結果の意味を考える

この問題は、「計算結果の意味」を考える。これさえできれば解けます。

現に、設問の構造はとてもシンプルです。設問間のつながりも「現実世界と数値の意味をつなげる」ことができれば、すっと糸がほどけるように理解できます。(講義で解説したら、「あ…確かに」というため息をついていた人もしました。)直前までこの問題は取り扱いませんが、夏期講習の講義動画は、まだご覧いただけますのでお申し込みください。

計算結果は間違えても気にしない

もちろん、「正しい計算」をするにこしたことはないですし、「正しい計算結果」の方がこの問題は解きやすいかもしれません。(でも「正しい計算」をすると、1位がA・B・C・D・Eとバラけちゃうんですよね…。)

ただし、「論じる」ことを重視しているはずなので、1つや2つ計算ミスをしても問題自体は、かなり高得点がとれるように作られています(と、信じています)。だから、思い切って出てきた答えに基づいて解けばいいと思います。

資料を参考にする時には引用元を明示する

先日「なぜSFC小論文で「引用」をオススメしないのか?」というエントリーを書きました。このエントリーを読んでいただければ、だいたいの理屈はわかると思います。

資料を参考にした場合には「資料3より」とか「資料4では」のような書き方をして、元に参考にした資料を明示した方が無難です。もちろん、単にアイディアを思いついただけ、なら引用元は明示しなくていいですけれどもね。その資料のアイディアを直接的に使う場合は引用元を明示してください。そして、自分の意見と他人の意見の差がわかるようにまとめるのが一番良いでしょう。

得点が低い人の傾向

得点が低い人は、

1:設問を理解できていない。
2:資料文を理解できていない

の両方の特徴があります。「設問が理解」できなければ、正しく書くことも、正しく資料を読むポイントをおさえることもできません。そして、「間違った設問理解」のまま、資料を読んで、外したポイントの該当箇所を読み取って、その内容を答案に書く(ただし、設問を理解してないので、ここでも間違った内容を書きます。)このような二重三重の遭難をします。また「設問を読めてるつもり」になってる方も多いです。自己採点だとかなり点数が高いのに、私が採点すると低くなっちゃうんですよね。それは「設問を正しく理解していないから」です。

分布グラフ

SFC総合政策学部2018年度添削結果解答例グラフ

最後に、分布グラフです。今回も2山できていますね。122点(Bさん)と133点(Aさん)の方は、「この問題で解くべき内容」をしっかり理解していました。(時間が足りずに、問4が埋まっていなかったのが残念。)他の方でも100点以上の方は、問3はイマイチでも、問4の点数がよい傾向にありました。この辺は発想力の差かもしれませんね。

どういう対策をすべきか、なんとなくイメージがつきましたでしょうか。さて、明日は金曜日の講義の分を更新します。それでは!

総合政策2017(添削まとめ)いろは塾(夏期講習)2019

はじめに

いろは塾(夏期講習)3日目!。昨日、私の大トラブルのため、更新できませんでしたが、無事夏期講習は進んでいます。

とはいえ、総合政策2017は、5月のいろは塾(前期)の講義でやりましたので、それを受けていた方とそうでない方で差が出ました。

得点分布

SFC小論文総合政策2017添削解答例得点表

いろは塾の過去問添削ではいつもこの表を作っています。みなさまの順位表です。「順位」に関しては、「今回の参加者データ」から計算しているのでそこまで参考になるものではないですが。ただ概ねの傾向はわかります。この問題の場合は、

諸数値
平均   : 92.2
標準偏差 : 25.0
#     : 9

初心者比率が若干高めだったので、その分、平均点も低めですが。

自分の言葉で要約しよう

この問題はわざわざ
自分の言葉で要約してください。
総合政策学部2017年度 小論文問1より抜粋
と書いています。総合政策2016年度のところにも書いたのですが、文章から必要な箇所を引用すると大変おかしな文章になる場合があります。総合政策2016年度の小論文もそうでしたし、総合政策2017年度の小論文もそうです。

肝心な場所は、自分の言葉でうまく書き換えないとおかしな答えになってしまいます。

平均年収と糖尿病死亡率の関係

この問題は、この二者の関係をうまく分析する問題です。ただ…

・おかしな因果関係の図
・おかしな数的関係の符号

がてんこ盛りです。

ヒントは全部、資料文に書いてあるんですが、いざとなると見落としてしまうんですよね。ヒントを活かしながら、「自分の力で分析を進める」ことをすれば、大外れな答案にならないのですが、なかなか…。うまくいかないみたいですね。

問3は文章にするべきものを書く

この問3は、問2の図を文章にすればいいだけなのですが、苦手な方は苦手なようですね。みなさま、結構失敗なさいます。大事なのは「図をそのまま文章にする」のではなく、「伝わりやすく書き直すこと」。文章という伝達手段と図という伝達手段はそれぞれ役割が違うのですから伝わりやすい形を追求すべきです。

得点が低い人の傾向

得点が低い人は、

1:設問を理解できていない。
2:資料文を理解できていない

の両方の特徴があります。「設問が理解」できなければ、正しく書くことも、正しく資料を読むポイントをおさえることもできません。そして、「間違った設問理解」のまま、資料を読んで、外したポイントの該当箇所を読み取って、その内容を答案に書く(ただし、設問を理解してないので、ここでも間違った内容を書きます。)このような二重三重の遭難をします。

分布グラフ

SFC小論文総合政策2017添削解答例グラフ
最後に、分布グラフです。100点と122点の山が2019年5月の講義を受けた人の点数です。ほとんどの人が内容のポイントを忘れていました。だけど、「断片的に覚えていること」があって、その「断片的に覚えていること」をつなぎ合わせた結果、チグハグな答案を作成して、点数が下がった、という感じでした。

どういう対策をすべきか、なんとなくイメージがつきましたでしょうか。さて、明日も心の余裕があれば更新しますね。それでは!

総合政策2016(添削まとめ)いろは塾(夏期講習)2019

はじめに

いろは塾(夏期講習)2日目が終わりました。今日からは演習問題です。みんなに、しっかり苦しんでもらおうと思います。(楽しみながら、ね。)

とはいえ、総合政策2016は、かなりの良問ながら資料が多くなかなか手強い問題です。得点分布を見ながら、状況をみていきましょう。

得点分布

総合政策2016(夏期講習19)結果
いろは塾の過去問添削ではいつもこの表を作っています。みなさまの順位表です。「順位」に関しては、「今回の参加者データ」から計算しているのでそこまで参考になるものではないですが。ただ概ねの傾向はわかります。この問題の場合は、

諸数値
平均   : 86.6
標準偏差 : 21.3
#     : 12

でした。だいたい、例年ですとこの問題は平均100点近くになるので低めです。点数が低い理由は、この難しい問題が夏期講習の一発目だったからでしょう。

問1の要約を書ける人は半分以下

問1では多くの人が要約すらうまく書けません。

問1が要約の問題なのですが、この要約を完璧にできたのは3人だけでした。記号でいくと、Bさん・Cさん・Dさんだけです。この問題の要約は、単なる「現代文の要約」ではなく、「SFCの要約」が問われています。だから、それができないと得点が低くなります。だから、今日は「SFCの要約」を満たす要約がどんな要約なのかを説明しました。

SFCの要約を知らないと、完全な的外れな要約になってしまいます。しかも、普通の日本語力があれば、「現代文の要約」では明らかに「SFCの要約」の条件を満たさない、ということがわかってしまいます。

問3の書けたつもりで書けていない「国際比較」の予想

この問題の、問3では「国際比較」の視点から見た変化の予測を書く必要があります。

私が知る限り、半分ぐらいの人が設問の要件を外します。

○国際比較における日本の「格差」の変化の予想

×国際比較の資料を用いた日本の「格差」の変化の予想

半分ぐらいの人が「×」答案の方を書いてしまいますね。本来であれば「格差について日本は国際的にどんな立ち位置にあるのか」を予測する必要があるのに、「日本の格差は今後より拡大する、より縮小する」という答えしか書かない人が多いんです。(他の予備校でOK出た答案を見せてもらうと2、3割の確率でここの部分が「国際比較」されてないです…。)今回、この部分を完璧に書けていたのは、BさんとEさんだけでした(汗)。

まぁ「設問通りに書く」ことを丁寧に教えていない段階だから仕方がないです。他にも「減点ポイント」はたくさんあるのですが、気になった人はいろは塾の講義に来てみてください。フル採点はできませんが、いろんなご相談にものっています。

得点が低い人の傾向

得点が低い人は、

1:設問を理解できていない。
2:資料文を理解できていない

の両方の特徴があります。「設問が理解」できなければ、正しく書くことも、正しく資料を読むポイントをおさえることもできません。そして、「間違った設問理解」のまま、資料を読んで、外したポイントの該当箇所を読み取って、その内容を答案に書く(ただし、設問を理解してないので、ここでも間違った内容を書きます。)このような二重三重の遭難をします。

分布グラフ

総合政策2016(夏期講習19)分布
最後に、分布グラフです。上の表をグラフにしたのがこれです。「設問に合わせて書けない」状況の人は左側の山にいて、「設問を理解している」人は右側の山(といっても1つですけれども)にいるイメージです。まずは、右側の山に移動することを目標にしなければなりません。

どういう対策をすべきか、なんとなくイメージがつきましたでしょうか。さて、明日も心の余裕があれば更新しますね。それでは!