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「アカリ様」の合格体験記

アカリ様、合格おめでとうございます!
0:あなたのお名前
アカリ
1:合格実績
  ①合格した学部
   慶應義塾大学 環境情報学部
  ②予想点 
   環境情報
学科:英語 148点(2-6) 
小論文 現実的には140〜点くらいでしょうか…?理想に基づいた勘なのでわかりませんが。
   小論文=全ての問において9〜10割ほど埋めました。      
以下、環境情報にて書いた内容の再現
問1 
現在使われている身近なもの→ワイヤレスイヤホン
それがなかった時の問題→満員電車等の人混みの中で、すぐに音楽を聴きたい人にとって、1:有線イヤホン
のコードが他人の荷物に絡み騒ぎになること。2:有線イヤホンのコードがポケットの中でひとりでに絡み、
すぐに音楽を聴けないこと。
どのように解決されたか→音楽プレイヤーとイヤホンを無線で通信接続することでコード自体を無くし、そ
してそれを使用することで上記2つは解決された。
問2
3つの問題は省略。
(が、私の発見したそれぞれの問題は、1「誰にとって」の問題で、2「その問題の原因、その原因の原因
は何か。つまりその問題の根本原因は何か。」の2点に、しつこいくらい留意して文字に起こしました。)
問3
問2で発見した問題→「本館以外を利用する朝の通学生、かつ彼らの中でも、なるべく早く目的地につきたい
通学生」にとって、本館を利用する生徒との間に生まれる時間的な不公平性。
詳述すると、例えば看護医療学部の生徒や大学院棟に通学する学生(以下、本館外生)と本館に通学する学
生(以下、本館生)が、朝の同じバスに乗った状況を想定する。すると、当然毎朝のバスは本館前までしか
いかないので、本館外生は本館前からしばらく歩いて目的地までいかなければならない。つまり同じバスに
乗ったにも関わらず、すぐに目的地に着ける本館生と比べて本館外生は不公平である。
また、仮に朝のバスが本館前と看護医療学部前、大学院棟前を経由し、メビウス通りを時計回りに巡回する
ものとしても、当然本館前で降りる本館生は多く、本館外生が目的地に着くのはその後になるので、やはり
目的地に着くまでの時間に差が生じてしまう。
その問題の解決策→本館外生に、彼らのみが自由に使える自転車を、本館より前の北門前にて、本館生が降
りるより前に貸し出す。(以下、自転車貸与制度)。
そしてそれを利用してもらうことで、本館生との間の時間的不公平性を解消する。
自転車貸与制度を実行するにあたって懸念される3つの点と、その対策を以下に記す。
1:自転車の置き場
→写真2の「誰も使わない北門前の窪地」を改修し駐輪場とする。
2:自転車の走る場所
→メビウス通りはキャンパスを大きく一周するので、もっとも生徒が混み合う1限付近の時間は車両規制を
し、車は時計回りにしか通行できないようにする。そうすることで空いた対向車線、つまりは車でいう反時
計回りの道路をサイクリングロードとする。
3:どのように本館外生のみに自転車を貸し出すか
→学生証を確認することで生徒を判別し、本館外生のみに使えるようにする。
上記3点の懸念すべき点とその対策を行った上で自転車貸与制度を実行し、本館外生に自転車を利用しても
らうことで、本館生と本館外生の時間的不公平生を解決できると考える。
                                       以上

(本番の内容をできる限り再現しました。こんなに詳しく書く必要があるのかなと途中で心配になりましたが、私の解答がたとえ反面教師的な形だとしても誰かの役に立てればと思い、ここに残します。)終始意識していたことは、1「誰にとっての」問題か、2解決策は「出来そうか」、3その解決策と実際に問題が解決されることは「どうつながるか」の3点です。とりわけ2の「出来そう」「出来なさそう」の線引きは難しく感じます。(僕は上記の解答を「なんとか、できそうなもの」ではあると思っているのですが、果たしてどう判断するべきか、どうか教えていろは先生。)本番終わってからは「〜についても書いておけばよかった」、「〜の箇所は微妙だったかも」って箇所も少なからずあり、また、自転車の量と、その工面の仕方や、どう実装するかなども記載しきれず、もっといえば果たしてこれは効果的なのかな、などと、とにかく反省しっぱなしで自信はまるでなかったです。う〜ん。

  ③あなたの合格を当ブログが参考になり合格した人としてカウントしてよいですか?
   yes
  ④差し支えなければ、あなたのステータスを教えてください。
  仮面二浪です。
高校卒業時にSFC両学部が不合格だったため法政大学の社会学部に進学しました。ただ入学してからも煮え切らない思いがしつこく残っていたため、大学1年生の頃に1年を通していろは塾にお世話になりました。が、その年も両学部は不合格で、忸怩たる思いとともに2年生に進学。その後もわずかな希望を捨てきれずに独学で勉強し、運よく2019年入試にて合格できました。
「実行力」を示す部分をうまく説明するのは、とても難しいと思います。時々、解説では「荒唐無稽」という表現で逃げたりしますが。最終的に「できる」「できない」なんてわからないですしね。よく私が出す荒唐無稽な例の一つに「私は首相の愛人のJKだから…は実行可能」というものがあります。仮に「事実」だったら、「実行可能」かもしれません。し、もしかしたら、そんな受験生もいるかもしれません(ごめんなさい。首相。)でも、こういう答案では、いくら具体性があっても、良い点数には結びつかないと思います。

「実行力」があるかどうかを判断する決め手は「適度な具体性」としか言いようがないと思います。もう少しわかりやすく判断するとしたら、消去法で考えることだと思います。「抽象的すぎるものはNG」という意味。抽象的すぎて、「で、次は結局何すればいいん?」という問いに答えられないものは「実行力」のない答案と判断されてもしかたないな、と思います。直接の答えにはなってませんが。(入学してみて、この部分は、自分ではどう思いますか?)
2:一番苦しかったあの時の自分に、合格した「いま」伝えたいこと
「怖いとは言うべきじゃないな、辛いとは言うべきじゃないな
どうせ誰も助けてくれない、それをわかって始めたんだろ。」って詩です。

3:本番の試験で気をつけたこと
  ①当日 
体調、メンタル的には、もうかれこれ5,6回目ですし、慢心する程ではないですが会場と雰囲気には変に慣れちゃって。だから試験中にお腹がならないようにだけ気をつけました。恥ずかしいので。学科に関して。自身は英語を使用したのですが、一文一文の構文と、文の繋がり、そのつながりで出来る段落の繋がり、そして解答根拠の4つは意識しました。小論文に関しては、繰り返しになりますので省略します。
そう、この全てをどの問題でも丁寧に考えていれば、絶対に高得点をとることができます。
  ②前日
  ③1月以降
前日も1月以降も、変わらずに漠然とした焦燥だけが残っていました。だから英語に関しては、せめて週に1回くらいは実際の試験時間で過去問演習を行なって、本番の試験の感覚を忘れないようにだけ気をつけていました。あとは文法書を開いたり、構文書を眺めたり。ただこれらも、答えを覚える作業にならないように、少なくとも「どうしてここの品詞は〇〇なのか」などは、勉強ごっこの中でも気をつけていました。小論文に関して。一月中はご飯を食べている時も、犬の散歩をしている時も、それこそ起きてから寝るまでずっと小論文について考えていたので、そういった意味で色々と気をつけて暮らす毎日でした。例えば「総合政策的アプローチ」の考え方を忘れていないか、や、各年度の設問関係はどのようなものであったかなど、稚拙ではありますが挙げればきりがない程です。あとは、そういった考えの端々をパソコンに打ち込んではまとめて、考えが散らかってしまわないように気をつけていました。
「適性」試験であるということは、「適性」があれば、小論文の対策をしていなくても(ある程度の確率で)合格する、ということです。そして、「適性」を身につけるためのよい作戦は、「適性にあった行動」をし続けることです。「SFC小論文対策」と「適性」の関係について(副題:優しい人にはすぐ惚れる)この文章では、「汗ダラダラで荷物持つよ男」を批判しましたが、適性がない人間にとって、適性習得への最初の第一歩は、「適性にあった行動をいやが応でも真似し続ける」しかありません。ただ「その行動の習得」をゴールとしてしまわずに、背後にある適性を常に見つめ続けることが必要です。「優しい人になりたいと思って、優しい人の真似をしていたら、いつの間にか優しい人になっていた。」適性の王道的な身につけ方はそういうものかな、と思います。

適性がある人のことをすごく羨ましく思ったりしながら、私も、みんなも、背伸びしながら、いつかそうなれる日を夢見て生きているのです。
4:来年受験する方へのアドバイス
  ①4月の受験生(自分)に伝えたいこと
仮面浪人を検討している方を主に伝えたいのですが、仮面であることを「落ちたときの言い訳」(例えば「落ちたのは大学が忙しかったから」だったり「大学で友達と遊びすぎたから」など。)にしてしまうと思うなら、仮面ではなく純粋に浪人するべきだと思います。どんな時でも保身の言い訳を探してしまう自分の、人間の性が嫌いな人はなおのことです。ただ、僕がどんなにそう思っていても、仮面浪人を決め込んだ人はこれに耳も貸さないでしょうし、実際この思いはどんな時もしつこく僕の中にありましたが、それでも自分すら抑制しきれていないものでした。だから、この2年間はキャンパスの桜も、新入生の色とりどりなはずの服装も、色あせてしか見えませんでした。
  ②夏休み前の受験生(自分)に伝えたいこと
そんな風にしつこくこびりつく綺麗事と、それでも大学生として生きなければならないという退っ引きならない現実に板挟みになって身動きが取れない人もいると思います。ただただ時間だけが流れ、気付けば外で暑苦しく蝉ががなり立て始めても、ずっと考え込んでいる人もいると思います。ただ、そんなときにこそ時間は有限であることを強く意識するべきです。必死に生きる蝉も数週間で終わってしまうように、僕らがどんなに頭を抱えてのたうち回りながら恨み節を叫んでいても、変わらずに憎たらしいまま、秒針は終わりへと進んでいきます。
 ③9月の受験生(自分)に伝えたいこと
そして、その恨めしい1秒はやがて1日になり、1ヶ月になり、そうして堆積した悔恨の月日が、やがて鋭い木枯らしとなって「今まで何も成せなかった自分」と「残されたわずかな時間への焦り」を吹きさらしたときにこそ、ペンを取り直せばいいと思います。過ぎた時間こそ笑い飛ばして、今動けなかったところからなんとか立ち上がり、そして弱い人間ながらも力強く何かを成そうと思い直せれば、その情熱だけで十分だと思います。
  ④直前期の受験生(自分)に伝えたいこと
もちろん9月よりもずっと前から時間に急かされては、必死にペンを走らせるような、そんな立派な人間になれるならばそれに越したことはないですが、そんな人間はそもそもこの一通りのメッセージに目もくれないのだと思います。だからせめて、僕みたいに弱い人たちの背中を力強く押せるような、そして自分を落とした試験への、身の程知らずだと笑った人達への、そして今まで何も成せなかった自分への反撃を一緒に誓えるような言葉や思いを、メッセージを通して伝えられたら幸いです。その意味も込めて「夢や希望はファンタジーじゃなく、歩幅の延長線上にある。」とだけ伝えたいです。

  ⑤高2の自分に伝えたいこと
浮くのが恥ずかしくておちゃらけていた僕は僕のまま、ふざけることは無くなった代わりにいつも恥ずかしそうに伏し目がちです。
ここに関しては、私から何か足さないほうがいいですね。
5:「しょうろん」で絶対に読んでほしいページ
「ジョン様」の合格体験記です。このページを見ると、生き永らえた人間の計り知れない力強さを感じるので、もう少し生きてみようと思ったときに読んで欲しいです。
アカリさんの合格体験記も誰かの心に届きますよう。
6:オススメしたい本、オススメしたいSFC対策

本に関して。完全に趣味でしかないのですが、試験には寺山修司の「ポケットに名言を」をもっていきました。ただ実際にページをめくることはなかったですし、もっとも「名言集」なんてものは言葉が勿体無い気がして嫌いです。それでも彼の思想とそれに伴って選ばれた詩の多くは切れ味が良くて好きだったので、背中を託す意味でリュックに忍ばせていました。対策に関して。前提として僕は二浪ですし、今回の結果も幸運と一瞬のひらめきの賜物だと思っているので何を言えるでもありません。ただ、英語、小論文問わず「文脈を理解して読む/書く」のに役立つため、現代文はやっておいて損はないかなと思います。
現代文めっちゃ大事。

私が高校生の頃は、橋本治の大戦序曲という詩集を読んでいたような気がします。あと、中村行政の夢みる力―ボエティカルワークスGパイロットヴァージョン 。ちなみに、入試のときは、ずっと中島みゆきの「最後の女神」という曲を聞いていました。今でもこの曲を聞くと入試を思い出します。
7:SFC小論文の過去問は何年度分を何回解きましたか?
去年のいろは塾に通っていた時期だと、それぞれ直近5年分以上を、リライト含め2回以上は解いているはずです。ただ、今年に入ってからは試験時間に即して書いたことは殆どなかったです。その代わり、1度でも解いたことのある問題は、設問の関係はどんなものかであったり、問題発見から解決策の検討までのどのステップを聞かれているのかなどを、毎日考えては定期的にまとめていました。
こういうものを自力で作れるのが一番大事だったりします。
8:(非公開でご投稿いただいた方へ)このご投稿を合格体験記としてご紹介してもよいですか。 
 Yes

10:その他、ご意見・メッセージ
 その他、貴重なご意見をお待ちしています。
1年前の確か2/24、その朝にSFC両学部の不合格通知を見ました。ちょうどいろはさんが他の人の「合格体験記」を載せ始める数日前です。環境情報の入試に少なからず自信のあった僕はその通知を見て、とても息苦しくなり、またお世話になった方々の思いを裏切ってしまったようで、冷や汗が止まりませんでした。その後日に見たいろはさんの「合格体験記」は、僕以外の人たちのそれで埋め尽くされていて、なんだかとても恨めしく、同時にそう思ってしまう自分が情けなくて仕方なく感じたのを覚えています。あの日の悔しさを晴らしたい思いもありますが、これを読んでいる人の中にも、やはり僕なんかにも恨みを募らせている方もいるかもしれないとも思います。実害を加えたり、その思いを外に出したりはしなかったとはいえ、一度は関係ない人を憎らしく思ってしまった自分にはそういった思いを糾弾する権利はないですし、あったとて嘲笑は連鎖すると考えているので、しようとも思いません。だからせめて僕は、無力ながらも、どんな形であれ僕に関わる人たちが笑える日をただただ祈るばかりです。(ただ、せめてもの罪滅ぼしとして、僕なりの考えやそれをまとめたものを見てみたい人がいましたらtwitterの@axalixxx までよろしくお願いします。お力添えできるかはわかりませんが。)
LJKなんですが、LJKなんですけれども、もしかしたら、アカリさんよりも、LJK的に人生経験がある私としては、「恨めしく」思っていいし、「恨んでいい」し、「嫉妬していい」と思っています。ただ、最終的に最期のときにまで、ずっとその「恨み」を持ち続けていると、きっとそのことを後悔すると思うので、どこかで何かで自分の気持ちをUターンさせられるな、といいと思っています(そして、残念ながら、その「Uターン」は、「大学合格」だけじゃやってこない、という。)

***

アカリさんが、冬にいろは塾にきてくださったときの、私のプライベートFacebookにはこんなことが書いてありました。
クリスマスプレゼントが遅れてやってきた!
お会いしたのは、10分ぐらいでしたが、すごくうれしくて、よく覚えています。

もし、去年の前日更新のことが、少しでもご記憶に残っていれば、もう一言だけ足させてください。おかえりなさい、1年と1週間振りになったかもしれなくて、ごめんね。
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